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市原市「マナビオ」のブログ

マナビオは、課題に適した「考える方法」を学び「自ら考えること」を習慣に。自分の考えを「他者に分かり易く伝える力」「自分で考える」「人に伝える」「手を使う」をキーワードに、「自ら考える力・言葉にする力」を育むプログラムでお待ちしています。


Windows10 バージョン1511 10586 40% 止まる

 よくある典型的トラブルでした。玄関ホールに置いてあるタブレット(Windows10)にとても時間のかかる更新(バージョン1511 10586)処理がありました。帰宅前に処理を始め、翌朝タブレットで結果を確認してみると、タブレットは更新前と同じ状態のままでした。問題のある処理過程を見極める為、午前9時ごろから更新を始め、時々画面を確認しました。すると夕方3時ごろに処理が止まり(止まっているように見える?)ました。仕方なく手動で再起動すると、タブレットは1時間かけて元の状態に戻っていました。


 その後、2日かけて合計3回試みましたが、同じところで更新処理は止まりました。原因をインターネットで調べ「タブレットからSDカードを抜く」とういう対処を知った時点で、最初に更新を試みてから1週間が経っていました。


 容量の少ないタブレットの更新のためにSDカードを刺す行為は、それほど常識はずれだとは思いません。しかし、失われた時間を考えると、

「もっと早く目的を達成する手順があったのでは?」

と考えてしまいます。


2015/3/27【身近な問題:"時間を食べる怪物"退治】


ちっとも分からない

 国語のテスト問題で質問されている内容(「気持ち」や「理由」など)や方法(「文中の言葉を使って」など)を正しく理解していない答えを書く生徒がいます。このような間違いを正す指導は、なかなか難しいです。書かれた内容は必ずしも間違っていないことが多く、△にする先生も多いと想像しますが、私はあえて×にしています。


 何故なら、△にすると、教える側が間違った部分を指摘しても、相手の子どもは

「だいたい合っていた。」

と受け止めてしまうためです。


 国語のテスト問題は幾通りも答えがあるように見えますが、大抵1つになるようにできています。

「自由な発想で"あなた"の意見を書きなさい。」

という問題が出されることはなく、必ず"文中"に書かれていることを"指定された方法"で答えることを求めます。そう意味でいえば、国語のテスト問題の答えは厳密に定義されていると言えます。


 問題3は、「自由な発想」で書くことができる珍しい設問です。「ちっとも」にカッコはいらないので本当は×です。しかし、書かれた文章に「クスッ」と笑わされ、手心を加えてしまいました(笑)。反省します。


フウセンカズラのサル

 明けましておめでとうございます。


 申年に因んで、この写真を今年1番最初の投稿にしました。このサルは、科学読物研究会でお世話になっている二階堂恵理さん発案の「風船蔓(かずら)のサル」を見て、ともこ先生が作ったものです。


元ネタはこちら です。


 新しい1年が始まります。2016年は、どのような年になるでしょうか?楽しみです!


▼昨年(2015年)最初の投稿【身近な科学:日の出の瞬間】


新小1保護者のための学習準備会

 新小1のお子さんの保護者を対象に、マナビオがお勧めする学習準備について90分の説明会を開催しました。


 このイベントは、マナビオに既にお通いの小学生保護者から

「幼稚園・保育園に比べると、小学校の様子を把握しずらい。」

という声と

「小学校の学習内容について理解の到達度を示す具体的指標が少ない。」

という声に応えるべく企画しました。


 小学校の公教育としての立場を私は理解しているつもりです。よって、学校からなされる"入学前準備"が生活面中心となり、学習面については"入学後"のように扱われるのも無理はないと考えます。


 それでも、新小1の保護者は、学校生活が始まると「家庭学習の重要性」を(暗に?)問われ、結局のところ「子どもの学びが小学校だけで完結するものではない」ことを知ります。


 そこで、説明会の中で「マナビオの考える」という但し書きでを付けて、「入学前にできるべき」ことと「入学後の学習方法」について具体例を示しました。また、説明会に参加された皆様から沢山の質問をうかがえる貴重な機会となり、私自身も収穫の多い説明会となりました。


ジオ・マグで課題作成

 教室用教具ジオ・マグを使って、生徒達が新しい課題を考えています。自分達で課題を作ると、シルエットの成り立ちが更に良く見えてくると思います。


 シルエットを見て手元のピースを組み合わせて完成させる課題「影まね」は、単純な演算で答えを得ることができません。このような課題を「洞察問題」と言います。年齢を問わず考えることができ、解が分かると

「ああ、そうだったのか!」

という感想を持つ課題が多いです。


 洞察問題を解決する能力は、算数においてとても重要です。例えば、小学5年生では、三角形や台形の面積の求め方を習います。そして、一見、不定形に見える図形の面積を求めるために、面積の求め方を知っている形に区切る時、その力を試されます。


 まず基本となる情報をいくつか覚え、出題された問題を知っている情報に置き換えて考える手法は、中学、高校、大学へと続く数学を学ぶ場合にもよく出会います。しかし「洞察問題を解く力」を身につけるのは、大きくなると既知の知識や経験が邪魔をして難しいと感じます。音楽で言うところの「絶対音感」のようなものです。身につけるなら「つ」のつく年齢がお勧めです。