【個別進度学習:国語の採点に手心は不要】 | 市原市「マナビオ」のブログ

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ちっとも分からない

 国語のテスト問題で質問されている内容(「気持ち」や「理由」など)や方法(「文中の言葉を使って」など)を正しく理解していない答えを書く生徒がいます。このような間違いを正す指導は、なかなか難しいです。書かれた内容は必ずしも間違っていないことが多く、△にする先生も多いと想像しますが、私はあえて×にしています。


 何故なら、△にすると、教える側が間違った部分を指摘しても、相手の子どもは

「だいたい合っていた。」

と受け止めてしまうためです。


 国語のテスト問題は幾通りも答えがあるように見えますが、大抵1つになるようにできています。

「自由な発想で"あなた"の意見を書きなさい。」

という問題が出されることはなく、必ず"文中"に書かれていることを"指定された方法"で答えることを求めます。そう意味でいえば、国語のテスト問題の答えは厳密に定義されていると言えます。


 問題3は、「自由な発想」で書くことができる珍しい設問です。「ちっとも」にカッコはいらないので本当は×です。しかし、書かれた文章に「クスッ」と笑わされ、手心を加えてしまいました(笑)。反省します。