起業を志した私。
でもそう簡単に事が運ぶはずがなく・・・
ここからが試練の道なのです。
起業を決めてからは、
わずか2年間でとても凝縮した経験をすることになりました。
教育に関する思いが強かった私は
いきなりセミナーを開催。
新聞社に突撃電話をして
取材をしてもらい、そして記事にもしていただきました。
応援してくれる仲間の呼びかけもあり、
全く無名の私が初めて開催したセミナーに、
15名もの参加者が来てくださいました。
参加してくれたホテル勤務時代の同期からは
「いいこと言ってる!いけるよこれ!
コラボしてなんかやろうぜ!」
と嬉しい言葉をいただきました。
正直なところ
十分に手ごたえを感じていました。
しかし、すぐに行き詰りました。
これ、どうやってお仕事にしていくの???
楽しいのは楽しいけれど、
これでは収入につながらないのです。
赤字にはならないものの、
出た利益はわずか数百円だったのですから。
そこでようやく起業塾への門をたたきました。
私がお世話になったのは3つの起業塾です。
■起業サポート1:相互支援という名の勧誘活動
一つ目の起業塾では
とても大切なことを教わりました。
ビジネスの本質
というよりも
生き方の本質を
教えていただいたと言っても過言ではないでしょう。
私が提供しているメニューの中にも
ここで学んだことが
ベースとして入っています。
しかし、それだけではなかったのです。
自立自走を目指すその塾では
会員が会員勧誘を行っていました。
相互支援。
そのためには
仲間が多い方がいい、と。
もちろん勧誘活動をすることで
まだ自分の商品をもっていないゼロスタートの人でも
起業に関する全てを実践することができるという
すばらしい一面もありました。
でも一方で、
自分のビジネスはなかなか形になりません。
しかも私は
4か月になったばかりの赤ちゃん連れです。
真夏の炎天下にベビーカーを押しながら
会のために奔走する私は、
地の底を這っているような感覚を
ぬぐえずにいました。
■起業サポート2:目標が定まらないまま全力疾走
二つ目にお世話になったのは
コーチングをベースとした起業コンサルタントでした。
ここでも今につながるとても有益なことを教わりました。
コーチングの手法やNLP心理学なども
ここでその基礎を教わりました。
その後私は
子育てコーチとして出発することになったのですが、
しかし短期間で結果を出すことに焦点が当てられ、
「納得を捨てなさい」
と、言われたことを言われたとおりにやることに
疑問を感じていました。
確かに収入を得ることはでき始めたのですが、
それが本当に自分のやりたいことだったのか
というとどうも違うのです。
「大量に行動するしか成果はでない」
「納得を捨ててとりあえずやってみることが大事」
という教えに、YESだと思うこともあるものの、
どこか煽られている感覚は消せませんでした。
今思えばそれは
私の進む道が明確になっていないまま
目標達成のサポートを受けてしまったことが
原因なのではないかと思います。
自分の人生の地図が
描けていなかったのです。
■起業サポート3:自分と向き合うことを求められ・・・
そしてようやく3つ目に出会った起業塾で、
自分のやりたいことを形にしていくための
学びを得ることができました。
ここでは徹底的に
自分と向き合うことを求められました。
それをしなさいと指示されたのではなく、
自ずと自分と向き合わざるを得ないのです。
☑なぜそれをしたいと思ったのか
☑自分とは一体何なのか
☑どんな未来を望んでいるのか
☑誰の助けになりたいのか
私はなかなかその答えを見つけ出せずにいました。
そして私はそこでも
思うような成果を得る(稼ぐ)ことができなかったのです。
その理由は簡単です。
お金を稼がなければいけないと思っていた自分
肩書や人脈に価値を置いていた自分
そんな自分自身に阻まれていたのです。
もう無理かもしれない…
そう諦めかけました。
もうどうでもいいや。
意外かもしれませんが、
これが私が向上するきっかけとなったのです。
ようやく私が発見した「幸せの鉄則」
これについては第5章でお伝えしますね。