私はこんなもんじゃないのに!

そう叫びたくなったのには理由がありました。

 

それでは続きをどうぞ。

 

 

 

【満たされLIFEを手にするまでの物語|目次】■プロローグ:右矢印満たされLIFE最初の伏線■第1章:右矢印黄金の働きウーマン期■第2章:右矢印人生のどん底期■第3章:右矢印依存からの脱却■第4章:右矢印神様が与えた修行期間■第5章:右矢印幸せの鉄則に気づく■エピローグ:右矢印自分の価値を社会に活かす

 

 

 

第1章:黄金の働きウーマン期

 

 

 

 


まだ独身の頃、

私は大手ホテルチェーンの事業所で

商品企画を担当していました。

 

 

宿泊・宴会・ブライダル・レストラン。

全てを備えたシティホテルの、文化・宿泊企画担当。

組織図的には「総支配人直轄」の位置づけで、

入社してすぐの時から企画書を次々通していました。

 

 

レディースルーム新設や文化イベントの企画担当として、

関連部署に指示や依頼をしながら実施するものも

たくさん経験しました。

 

 

上司が陰でサポートしてくれていたからではあるのですが、

若くして「人を動かす仕事」を経験することができました。

 

 

 

 
SAYA160312170I9A3708

 

 

 

 

 

しかしそんな上司も経営方針の転換に伴って、

他の事業所に異動することが決まりました。

 

 

 

今まで半ば強引に他部署を動かしてきた上司のことを、

快く思わなかった人も中にはいたようです。

それまで花形だと思っていた企画という部署に

陰りが見え始めました。

 

 

私たち企画スタッフの提案に耳を傾けてくれる人が

いなくなってしまったのです。

 

 

これからは現場主動だ

 

 

現場のプライドを感じました。

 

 

同時に、

これまでどれだけ現場の声が無視されてきたのだろうと

わが身を振り返ることにもなりました。

 

 

■私にだってプライドがある


 

新しい上司は他部署から

下請けのように作業を請け負い、

先輩は私たちでは無理だとあきらめモードです。

 

 

「下請けにはなるな」という以前の上司の教えに反して

ただひたすら目の前の業務をこなす日々。

本来の「企画」業務ができなくなっていました。

 

 

そんな時、先輩が発した一言に

私の中の何かに火がつきました。

 

「Sさん(以前の上司)を戻してもらえるように

営業支配人にお願いしておいたから」

 

 

※ホテル入社まで私も知らなかったのですが

 ホテルには宿泊・営業・施設管理…と

 複数の支配人がいるのです。

 営業支配人は私たちにとても優しく接してくれた方です。

 

 

でも・・・

 

 

私はそんなこと望んでいない。

 

 

Sさんがいないなら、

私たちが力をつければいいじゃないか!

私たちを認めてもらうためのチャンスなのに!

 

 

 

秘かな闘志を燃やした私は、

これまでやったことがないような企画を次々と発案。

 

 

そして初めて、

 

本社予算を獲得して

広報ページ作成の企画を通すことができたのです!

 

 

 

それはホテルの魅力を、

宿泊する目的や旅行者の人間関係に合わせて

ストーリー仕立てで紹介していこうとするもので、

 

ストーリー展開の内容や登場する役の人選、

撮影調整・指揮、コピーライティング、編集など、

本社・事業所・外部スタッフを動員しての

大がかりなものでした。

 

 

その制作指揮を任されたのです!!

 

 

初めて上司の指示ではなく、

私自身で生み出し実現させた企画でした。

 

 

 

■上司とは違う、私の仕事の流儀


 

企画を成功させた私は、

 

その後ホテル周辺の紹介ブログページを起ち上げたり、

オリジナルの観光MAPを制作したりと

次々にひらめきを形にしていきました。

 

 

気がつけば他部署の方とも協力関係ができあがり、

たくさんの人と協調しながら

様々な仕事を進めることができるようになっていました。

 

私自身を頼ってくれる方もたくさん増えました。

もう上司のサポートがなくても

仕事をすることができる。

 

 

強引なやり方ではなく、

協調を大切にした私のやり方で

 

 

仕事を進めていける、

そんな自信を身につけていました。

 

 

まさに働く女性としての黄金期を経験していたからこそ、

出産後選択した働き方に、

意見を求められないことに、

不足を感じてしまったのだと思います。

 

 

満たされLIFEを手にする鍵②
なぜ私は新しい上司や先輩の言葉に不満を感じたのか

満たされLIFEを手にする鍵③
なぜ私は様々な企画を実現することができたのか

満たされLIFEを手にする鍵④
私と上司の違いはどこからくるのか

 

 

 

誇りを持って、自分を輝かせて働いていた私。

とても充実した毎日をおくっていました。

 

しかし人生は山あり谷ありですね。

 

 

急転落。

 

それは突然やってきました。

 

 

その様子は第2章でお届けしますね。

 

 

 

 

【満たされLIFEを手にするまでの物語|目次】■プロローグ:右矢印満たされLIFE最初の伏線■第1章:右矢印黄金の働きウーマン期■第2章:右矢印人生のどん底期■第3章:右矢印依存からの脱却■第4章:右矢印神様が与えた修行期間■第5章:右矢印幸せの鉄則に気づく■エピローグ:右矢印自分の価値を社会に活かす