夏休みをメインに行われる展覧会、
涼しい美術館の中でゆっくりと鑑賞できることから多くの人達が集まりますが、
狙い目は少しお客さんが減るこの時期からではないでしょうか。そんな展覧会を2つ紹介。
いずれも現在の日本文化に強烈な影響を与えた巨匠展。
後編は新国立美術館で開催されているCLAMP展です。
日本の漫画文化に影響を与え続けている漫画家集団CLAMP。
私が初めて出会ったのは「東京BABYLON」の表紙のデザインに衝撃を受けた時でした。
そこから「X」や「カードキャプターさくら」「xxxHOLiC」などその多くの作品に出会い、
その多くがメディア展開されています。
少女漫画雑誌から少年漫画雑誌まで、連載の幅が広く、
手塚治虫のように多様性を具現化し続ける漫画家だと思います。
新国立美術館が企画展を行うのも納得です。
そしてさすがの新国立美術館というべきなのは展覧室の表現方法です。
天井を高さを使ったそれぞれの作品を見せる空間表現(2枚目東京BABYLONのコーナー)
かと思えば暗い空間に映像で見せる表現(3枚目)
実際の作品を時系列に置いて見せることで、
どの作品を制作しているときにどの作品を同時進行で連載していたかなどがわかる年表(4枚目)
と美術館の学芸員のレベルの高さにも感動です。
頭が下がります。
もちろん多くの原画も展示されており、写真撮影が可能な展示室も多くあります。
最後のグッツコーナーでは色々買ってしまいました。
多くの方に見てもらいたいオススメの展覧会です。