帯状疱疹の初期症状と買って役に立ったもの | 調剤薬局で働くママ薬剤師のお薬と子育て親育ちブログ

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昭和生まれ2児の母でもある調剤薬局勤務の薬剤師が市販薬や病院の処方薬、薬の飲み合わせなどお薬のこと、大好きなコンビニスィーツや思春期の子育てで感じることなどの日常のアレコレを書いているブログです。

こんにちは。

薬剤師の安美です。

 

 

前回、中学生の息子の水ぼうそうの経過を書きました。

 

 

 

今回は、夫の帯状疱疹について書きます。

 

 


帯状疱疹の初期症状は、ヒリヒリ感でした。

 

「なんか、頬のあたりに違和感がある。

ヒリヒリというか、ピリピリというか変なんだよねー、腫れていない?」

 

これが始まり。

 

でも、私が見たところ、腫れているような感じはありませんでした。

 

 

聞くと、唇の裏側に口内炎のようなものもできているよう。

 

発熱などはありませんでしたが、

顎から頬あたりに発疹も出てきて、違和感が数日続くのでかかりつけの内科を受診しました。

 

 

「帯状疱疹かもしれない。

うちでは確定診断できないから、皮膚科を受診してください」

そういわれて、紹介状をもらったそうです。

 

皮膚科では帯状疱疹と確定。

 

すぐに抗ウィルス薬のバルトレックスが処方されました。

 

 

 

 

 

 

顎から頬の発疹は、小さいものがコロニーのように集まってきて巨大化。


だんだんと黄色い膿をもった水ぶくれのようになってきました。

 

できれば水ぶくれは破れないようにした方がいいのですが、

コロナでマスクをしないわけにはいきません。

 

マスクで擦れて破れてしまいました。

 

 

この時に役立ったのが、ガーゼ。

 

 

 

皮膚科で処方された化膿止めの軟膏を塗ってガーゼで覆う。

すると、マスクも問題なし!

 

発疹の段階で、ガーゼを使っておけばよかったのですが…。

 

 

 

朝、顔を洗う時にガーゼを外して、新しい物に変える。

 

夜、お風呂に入る時にガーゼを外して、新しい物に変える。

 

1日2回ガーゼ交換して薬を塗る。

 

意外と時間がかかるので大変そうでした(>_<)

10日ほど続けていたでしょうか。

 

 

あと、ペーパータオルも役立ちました!

 

 

入浴後のタオルはもともと個人別でしたが、

洗顔後のタオルは共有していたので、

夫だけ、ペーパータオルで顔や手をふいてもらうことにしました。

 

 

 

帯状疱疹は体のどちらか片方に出るといわれています。

 

夫の場合、首から上のみでした。

 

顎から頬にかけて右側。

耳にも1つできていました。

 

 

耳の帯状疱疹は難聴やめまい、耳鳴りなどを生じるおそれがあります。

 

慌てましたが、耳のまだ外側だけですぐにカサブタになり、症状も出ませんでした。

 

 

 

抗ウィルス剤バルトレックスを飲み始めて4日目くらいから発疹が落ち着いてきました。

 

 

一番最初にできて、破れた水疱が

最後までなかなかカサブタにならず…

 

結局3週間ほど、ガーゼ生活が続きました。

 

 

 

帯状疱疹で怖いのは、帯状疱疹後神経痛。

 

ガーゼ生活が終わってもまだピリピリとした違和感は続いていたようです。

 

1ヵ月ほどたって、ようやく気にならなくなったそう。

ほっと一安心です。

 

 

 

夫の場合、入院せずに外来治療でよくなりましたが、

重症の場合、点滴治療で入院することもあります。

 

帯状疱疹はとにかく、早く治療を始めることが大切です。

 

 

水ぼうそうの定期接種化に伴い、

水ぼうそうは減っているけど、帯状疱疹が増えているという報告もあるようです。

 

違和感を感じる痛みや発疹が出た場合は、放置せずに必要に応じて受診するようにしましょうね。