アラフィフ薬剤師の安美です。
「酸棗仁湯を飲んでいるのに、あまり効果を感じない
」
「自分には合っていないような気もする…
」
勤務先の薬局でこんな相談を受けることがあります。
酸棗仁湯(さんそうにんとう)とは不眠によく使われる漢方薬です。
薬剤師として感じるのは、
「効かない=合っていない」とすぐ判断してしまうのは、少し早いケースもあるということ。
今回は、漢方薬の酸棗仁湯が効かないと感じたときに起こりがちな3つの勘違いを解説します。
【この記事を書いた人】
アラフィフ薬剤師 安美(あみ)

🟡更年期真っただ中の50代薬剤師
🟡更年期に役立つ漢方やハーブ・サプリメントの専門家
自分の体験と薬剤師の専門知識をもとに
女性の体と心にやさしい健康情報を発信しています!
▶詳しいプロフィールはこちら
酸棗仁湯は市販薬としても販売されています。
勘違い1:すぐに効果が出ない=効いていない
酸棗仁湯は、睡眠薬のような即効型の薬ではありません。
眠気を強制的に起こすのではなく、
眠れない原因となっている高ぶった神経を落ち着かせる働きをします。
そのため、
1〜2回飲んで変化がないと決めつけると、
本来の効果を評価しきれていない可能性があります。
勘違い2:自分の不眠タイプとズレている
不眠とひとことでいっても、
寝つきがわるい、
眠りが浅い、
熟睡感がない
など、タイプはいろいろです。
酸棗仁湯はこのすべての不眠に合うわけではありません。
とくに適しているのは、
✔️考えごとが多くて眠れない
✔️神経が張りつめている感じがある
✔️疲れているのに、うまく眠れない
といったタイプの不眠です。
さらに、
体力があまりない、疲れやすい人に向いている漢方薬です。
これは「良い・悪い」ではなく、心身の状態の違いです。
逆に、
・ぐっすり寝たい(強い睡眠導入を求めている)
・イライラや怒りの感情が強い
・痛みやいびきなど別の原因がある
このような場合は、
漢方薬の選択そのものがズレている可能性があります。
勘違い3:薬だけで何とかしようとしている
意外と見落とされがちですが、ここはとても大切なポイントです。
漢方薬は、心と体のバランスを整える薬です。
そのため、
・寝る直前までスマホを見る
・生活リズムが不規則
・カフェイン摂取が多い
こうした状態が続いていると、
薬の効果が発揮されにくくなります。
薬はあくまでサポート役。
ベースの生活が整ってこそ、本来の力を発揮します
酸棗仁湯が効かないと感じる時の判断基準
「酸棗仁湯が効かないかも」と感じたときは、次の3つを整理してみてください。
✅短期間で判断していないか
→どのくらいの期間、飲んでいるか
✅どんな不眠タイプなのか
→入眠・中途覚醒・早朝覚醒のどれか
✅生活習慣の影響を受けていないか
この3つを見直すだけでも、
本当に合っていないのかどうかの判断精度が上がります。
それでも違和感がある場合は、
無理に続けるのではなく、医師や薬剤師に相談することが大切です。
酸棗仁湯が合わなかったときの選択肢
自分には酸棗仁湯が合わないと判断した場合も、選択肢はいくつかあります。
・別の漢方薬を検討する
・睡眠外来などを受診する
・生活リズム・刺激因子を見直す
更年期の不眠は、
長引くこともありますし、日によって波もあります。
眠れないことにとらわれすぎず、
自分に合う方法を少しずつ見つけていくことが大切です
ひとりで悩む更年期の不眠から、少しずつ抜け出すために
「このままでいいのかな…
」
「何を選べばいいのか分からない
」
そんなふうに、迷いながらケアしていませんか?
もちろん、いろいろ試してみることも大切です。
でも本当に大事なのは、
自分の状態に合った方法を選ぶことです。
更年期の不眠は、
ホルモンバランスや自律神経など、
いくつかの要因が重なって起こることが多いです。
そのため、「なんとなく良さそう」で選ぶよりも、
仕組みを理解して選ぶことが遠回りに見えて近道になることもあります。
「自分に合う方法を知りたい」
「できるだけ自然に整えたい」
そんな方には、
プレエクオール配合のエクリズムもひとつの選択肢になると思います。
薬剤師の視点から、
成分設計と「自分に合うかどうかのポイント」を
以下の記事でわかりやすくまとめています
ベルタのエクリズムについて詳しくみる