抗ウィルス薬バルトレックスの効果的な飲み方 | 調剤薬局で働くママ薬剤師のお薬と子育て親育ちブログ

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昭和生まれ2児の母でもある調剤薬局勤務の薬剤師が市販薬や病院の処方薬、薬の飲み合わせなどお薬のこと、大好きなコンビニスィーツや思春期の子育てで感じることなどの日常のアレコレを書いているブログです。

こんにちは。

薬剤師の安美です。

 

 

夫の帯状疱疹、

中学生の息子の水ぼうそう、

 

原因はどちらも同じ、

水痘(すいとう)・帯状疱疹ウイルス。

 

 

なので、抗ウィルスとしてのむ薬も同じになります。

 

 

 

二人に処方されたのは、バルトレックス。

 

ジェネリックだと、バラシクロビル(一般名)。

 

 

息子は体重50キロなので、
のむ量(用量)も1日3回、1回2錠で全くいっしょでした。

 

(日数だけ、帯状疱疹の夫は7日間、水ぼうそうの息子は5日間で違ってた)

 

 

 

 

バラシクロビルは、飲み方にコツがあります。

 

 

というのは、
ウイルスの増殖を抑える薬なので、まだウイルスの少ない発症初期から使うと効果的だからです。

 

 

帯状疱疹の場合は最初の発疹が出てから3日以内、

 

水ぼうそうの場合は最初の発疹が出てから2日以内が目安。

 

とにかく早めに薬を飲み始める必要があります。

 

 

 

夫も子どもも、午前中に病院を受診して薬を処方してもらいました。

 

すぐに朝の分の薬を服用。

 

昼の分は6時間ほど間隔をあけておやつのあたりに服用。

 

夕の分はさらに6時間あけて服用。

 

こんな感じですね。

 

 

薬の服用間隔は8時間あけることができればベストですが、

1日3回の服用だとなかなか難しいです。

 

6時間くらいを目安にすると、現実的かなと思います。

 

 

 

あと、1錠が割と大きいのですが、

噛むと苦味があるので、噛まずにのむことも大切です。

(苦味がコーティングされている)

 

 

 

あと、バルトレックスの効果が出るまでに2~3日くらいかかると言われています。

せっかく飲み始めたのに発疹がさらに広がると、

「この薬、効かないんじゃないか?」
と思うかもしれませんが、そんなことはありません。

 

逆に、発疹が治まってくると薬をのむのを忘れがちになるかもしれません。

 

ですが、まだウィルスがしっかり抑えられていない場合もあります。

 

決められた日数をしっかりのみきるようにしてくださいね!

 

 

 

このバルトレックス、割と値段が高い薬です。
 

ジェネリックができてよかったなーと思いました^^

 

 

 

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