前者・後者の振り分けで見えた家族の風景。

前者、後者の振り分けってね、
より自分らしく、
しあわせに生きるための振り分けです。



この振り分けに、
うちの家族をあてはめてみたら、

なんかとってもしっくりきたので、
ちょっと綴っておこうと思います。

心屋式心理カウンセラー佐々木磨美子です。


うちの家族は全員後者です。

父、母、わたし全員が後者です(-。－；)

で何が起きたかというと、

父と母が一緒に居るときは、
母が前者の役割を担ってました。

んでこの関係において
母はいわゆる
ダメンズメーカーに
なってしまっていたと思うのです。


母が生粋の前者なら、
そうはならなかったのでしょうが、

父のためにと、
本来後者の母が
身を尽くしてきた努力は

後者の父によって、
ことごとく踏みにじられ、

というか、
後者は後者のまま
生きているだけなので、
踏みにじっている自覚さえないまま、

母が尽くせば尽くすほど、
父と母の歯車は狂っていき、


そこにさらに後者のわたしが加わって、

前者もどきの働きをしようが、
付け焼き刃にすぎず、

本来後者の母が
前者役をやり続けることは無理で、

母は本来の自分の姿である
後者として生きられる場所に
帰っていきました。

母が母らしく生きられる場所、
それが生まれ育った熊本だったのだと、

この前者、後者の振り分けによって、
よりしっくり理解できたわたしです。


地方出身者の母が
憧れの東京に上京し、

一生懸命、
前者として生きようとした。

後者の母なりに、
たくさん努力もした。

そうすれば、
きっとしあわせになれるって
切に切に信じていた。

でも努力すればするほど、
自分をすり減らすようにして
生きれば生きるほど、

自分が思い描く
しあわせには届かない。

なんで、
こんなに頑張っているのに、

なんで、
こんなにみんなのために
生きているのに、

だれも、わたしのことを
わかってくれないのだろう・・・

もしかしたら、
母はこんな迷路の中を
ひとりさまよっていたのかもしれないな
ってちょっと今思ったりするのです。


それは、
後者のまま生きる父や
前者をある日突然やめて、
（やめたように見えただけで、
本当は本来の後者の姿に戻った）
母の姿から、

後者で生きることを禁じ、
前者で生きることこそ
人として素晴らしい、

そうすればしあわせになれるって
切に切に信じながら、

でも同時に、
とっても生き辛くもあった、
わたしの姿に重なるものでもあり・・・


親子って
どうしようもなく似てしまう。

それは抗いようのない、
受け入れざるを得ない、
互いを映し出す鏡だから。







久しぶりに会った時、
母に前者の残像を感じていたわたしは、

母の後者っぷりに
人が変わってしまったんじゃないかって
すぐには受け入れられないくらい（笑）

母は今
生まれ育った熊本で
後者全開で
とても母らしく生きています。

ちょっと近所を散歩しようって

先陣をきって
道なき道を進み

なんでこの道？って聞いたら、
同じ道は通りたくないのって答え。

なんとも母らしいなって笑ってしまったわたしです。

ブランコをみれば、
迷わず揺られてみる。

気の向くまま、風の向くまま、

自分のご機嫌を最優先して、

母らしく、
この先の人生を
楽しんで欲しいなって、

もう前者のふりなんて
しなくていいんだよって、

母に言いながら、

誰よりも
わたしがわたしに言っている、

そんな熊本の日々です。

今年のお誕生日に母がくれたカード

これを受け取った時、
わたしは今回の熊本長期ステイを決めました。

今日までの
あなたの涙があったからこそ

今日までの
あなたの頑張りがあったからこそ

今日まであなたが
あなたがあなたえを諦めなかったからこそ

今日の日の

あなたに

あなたが出逢えた

本当に本当におめでとう



お誕生日おめでとう

生まれてくれてありがとう
愛しています

磨美子へ

母より



親子って
どうしようもなく似てしまう。

それは抗いようのない、
受け入れざるを得ない、
互いを映し出す鏡だから・・・

ねぇ、お母さんヾ( ´ー｀)

生きていてくれて、
わたしが帰る場所をつくってくれて、
本当にありがとう。


小競り合いもしながら、
口喧嘩もしながら、

本気でイライラしながらも、

それでも、
そんな時間さえも
愛おしく感じる今を
心いっぱい感じる
年末年始になりそうです。


さて、
いよいよ帰省シーズン本番です。
家族の集うシーズンです。

みなさんの年末年始が
前者が前者らしく、
後者は後者らしく、

ありのままの姿で
互いを理解しあえる
あたたかでしあわせな時間で
ありますように。

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