赤字の方!
あといくら利益があったらなあと思う方へ!
あの頑張って仕上げた確定申告書類で
実績に基づいた
目標数字をつくることができる
のですよ。
経理や会計って、会計ソフトに入力するだけでは終わらないんです。
今日ご紹介したいのは、「損益分岐点」
財務分析のキホンです!
赤字から黒字に転換するにはいくらの売上を立てればよいのでしょうか?
という疑問に答えることができる指標です。
収支で○○円出したいなというときにも使えます。
なんとなーく感じていた数字が
具体的に出るので、なかなかのインパクトです。
計算式でいうと・・・
固定費÷(1-(変動費÷売上高))
売上から売上の増減で影響する経費を引いた残りが
固定費とイコールとなって、初めて収支0となります。
固定費を超えたら黒字です。
この算式は
売上から売上に影響する経費を引いた分の残りがどれだけあれば
固定費とイコールになるかしら?
を表したものになります。
もうちょっとかみ砕いていきましょう。
固定費とは、売上があろうがなかろうが絶対かかる費用になります。
家賃や事務所を借りている費用、固定の外注費や人件費といったところでしょうか。
変動費は売上の増減で動く費用です。
商品の仕入れや材料が主だったところです。
この分け方は、事業の内容によりけりですし、
ここの分け方で、結果が異なるので、
とても大事なポイントになってきます。
分けるのよくわからないし、
毎月大体同じくらい経費が掛かっている
ということであれば、
仕入だけ変動費にして
あとの経費は一切合切固定費にいれて考えると
難しくないですよ!
とはいえ、
ちょっと今月だけ出た経費・・
たとえば、高額のセミナー代などの
研修費などは除いたほうがよいかもしれません。
とある会社の収支が
売上100
固定費90
変動費40
としましょう。
この数字がいいか悪いかは置いておいてください。
100-90ー40
収支は△30となっていることをまず確認しましょう。
この会社さんは
売上に対して、40%の変動費がかかっています。
(変動費40÷売上100)
ここの40%を「変動比率」といいます。
一方、固定費はどんな状況でも発生します。
収支をトントンにするためには
固定費90=売上ー変動費でなくてはなりません。
売上-変動費=90です。
変動費が40なんだから
□-40=90
□=90+40
そっか、130だ!!
売上は130あれば収支トントンよね!!
ブッブーーーーっ!
変動費は売上が増えれば、増えていく費用です。
なので変動費を40で考えてはいけません。
収支△30をプラスにする売上が??のときの変動費は・・
変動比率を使って仮定します。
売上を□としましょう。
売上が□のとき
変動費は、変動比率が40%なので
0.4□と仮定します。
となると・・・・
売上□-変動費0.4□=固定費90
になれば収支トントンなわけです。
はい、中学数学!
□ー0.4□=90
0.6□=90だから
□=90÷0.6
で150!
収支がトントンになる売上は150です。
これが正解です。
単純に△30を0にしたい
あと30、お金がほしいとなったときに
単純にあと30を売り上げればいいというわけではありません。
特に原価がある商売では変動費が影響してきますので注意です。
ご自分のほしい利益のための売上金額は
正しく把握できていますか?
財務分析であたまでっかちになってはいけませんが
数字での指標を持っていると動きやすいのでおすすめです。
商品の価格設定やあといいなあというときに
大活躍しますよ!
いくらキャッシュや利益がほしいなというときに大活躍です。
ちなみに個別ご相談でこういった相談をお受けして
当社で分析⇒ご報告させていただくこともありますよ~!
ちょっと難しいですが、練習してみてくださいね!
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