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就職に傾向と対策は必要か

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巷にあふれる就職の傾向と対策本。「受かる面接の○○」とか「SPIはこう乗り切れ」とか「自己PRの仕方」など就職コーナーはそんな本でいっぱいです。いっぱいということは売れている。つまりみんな読んでいるということですね。

 

面接官は学生の素の部分を知ろうとあれこれ質問をするのですが、学生は「傾向と対策本」で準備をしているからみんな優等生に見えてきます。経験が浅い面接官などは簡単に騙されてしまいます。背伸びして少しでも自分を良く見せたい学生と、本音を引き出したい面接官。まさに面接はお互い腹の探りあい、騙しあいのようなものです。

 

自分がもっとも輝ける場を探すのが就職活動だとすれば、果たして傾向と対策は必要なのかはなはだ疑問です。背伸びして入社できたとしても、人はずーと背伸びをし続けることはできません。やがてストレスが溜まって疲れてしまいます。

 

面接官も当然対策を立て準備をします。よくあるのがとっぴな質問をして学生の反応をみるものです。でも最近はとっぴな質問の対策も立てられてしまいます。インターネットの掲示板でどの企業がどんな質問をしたかあらかじめ学生がチェックしているのです。まさに騙しあい。それをしらずに面接官が優秀な学生だとばかりに合格印を押そうものなら「傾向と対策」の勝利となってしまうから注意が必要です。

 

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採用コンサルタント 田中謙二

少子化と採用

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北海道の高校を訪問していて気づいたことは、統廃合が予想以上に進んでいるということ。正直ビックリしました。2学年と3学年しかない学校、今春統廃合で校名が変わってしまった学校。普通科高校と商業科高校が合併したところなど。少子化の影響が高校にまで波及している実態を肌で感じた。

 

気になったので、文部科学省の学校基本調査を調べたらはっきり数字に表れていた。1995年高校卒者は約159万人であったが2005年には120万人と39万人減少している。一方で大卒者は1995年に、約49万人であったのが2005年では約55万人と6万人増加している。

 

高卒者採用に力を入れている企業はこの現実をしっかり認識する必要があります。年々母集団が減少していく中、昨年と同じ採用方法をしていたのでは採用目標を達成するのは困難になっていきます。いかに母集団を増やしていくか。採用は確率です。母集団に比例して採用数は決まってきます。戦略的な採用がますます重要になってきますね。

 

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採用コンサルタント 田中謙二

離職率

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高卒者の離職率について

入社3年以内に離職する割合は5割を超えています。高校の進路担当者と話をしていてそのわけが実感値として分かってきました。

 

今月から企業の求人票の公開が行われ、高校生の就職活動がいよいよ始まりました。就職希望者は学校に来ている求人票の中から興味がある企業を探して、本人が選んだ企業を基に親と先生と話し合いをしながら、最終的に企業を選択していきます。田舎の高校ほど地元の求人は少ない。希望の仕事に就こうと思えば県外に目を向けていかなければなりません。

 

問題は求人票1枚と会社パンフレットを見てほとんどの学生が企業を決定しているという現実です。紙だけの情報でどれだけ会社のことが理解できるのでしょう。中には会社訪問を指導している学校もありますが少数派です。合同説明会も一部です。指導する先生も就職活動経験が圧倒的に少ない現状もあります。

 

さらに、年々地元就職志向が強くなっており、希望でない仕事であっても諦めて就職するケースが多いそうです。安全面、経済面などの理由から子供を近くに置いておきたい、もしかしたら少子化の影響もあるのかもしれません。

 

高校生の職業意識を育てる場が圧倒的に少ないのも問題です。インターンシップは多くの学校が実施していますが、ほとんどが2年生時に3日間程度と短い。これではインターンシップの効果はあまり望めない。学校、家庭がタッグを組んで子供の職業観を育む努力がもっと必要だなあと感じるこの頃です。

 

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