メールの功罪
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「メールって便利だけど、最近の若者って何でもメールなんだよなぁ」友人と飲みながらこんな会話。お互い顔を見合わせ大いにうなずく。「隣の席に座っているのにメールが来るしな」ウソかと思ったらどうやらそうでもないらしい。
メールは便利な飛び道具。しかし、飛び道具は使い方を間違えると意図しない方向に行ってしまうことがあります。同じ文章であっても受け手によって違った伝わり方になることも多い。特に感情表現は相手の顔を思い浮かべながら慎重に書かないと誤解されやすい。
込み入った話、ややこしい話は直接顔を見ながら話すことに限ります。どうも最近は何でもメールで済まそうとする傾向があります。メールを送信する前に気をつけたいこと。この件は、メールがいいのか、電話がいいのか、会って話すのがいいのか。
コミュニケーションの希薄化が問題になっています。このことは、職場に限らず、学校、地域など、メール世代が大勢を占めるこの世の中、あらゆるコミュニティで自然増殖していきます。相手の顔を見てちゃんと話すこと、こんな会話の基本形をわざわざ教育しなければならない時代が来てしまうのでしょうか。
きょうもお付き合いくださいましてありがとうございました。
採用コンサルタント 田中謙二
職の百科事典サイト
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独立行政法人 労働政策研究・研修機構が情報提供を始めた職業とキャリアに関する総合情報システムキャリアマトリックスをご存知でしょうか。情報の力で人と職業の最適な結びつきを支援するもので、様々な観点から職業を知ってもらうことで適職を見つけてもらい、ミスマッチの防止に役立ってもらうという趣旨のもの。このサイトの売りは約500の職業を網羅した世界最大級の職の百科事典らしい。試しに使ってみましたのでご紹介。
適職を探すには2つのアプローチがあります。1つは、興味、ワークスタイル、スキルから適職を見つける適職ナビ。もう1つは、職歴から適職を見つけ出すキャリア分析ナビ。両方使ってみた感想としては、適職が50も100も出てきてとてもじゃないけど選べない。
一番使えそうだったのが、職業検索。約500種の職業について、どんな職業か、就くには、労働条件の特徴、職業プロフィールなどが分かる。これは使えるしおもしろい。例えば、刀匠という職業。どうしたら就くことができるか知っていますか。興味がある方は使ってみてください。ちょっとビックリしたのが刀匠の就業者数、30万人と書いてありますが、これは国税調査のデータから持ってきていて「分類が出来ない製造製作者」のカテゴリーだからのようです。あービックリ。
以上簡単なレポートでしたが、職業自体を知るには使えるがミスマッチ防止には役立たないというのが私の感想でした。
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採用コンサルタント 田中謙二
地域格差厳しすぎます
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来週からいよいよ高校生の採用試験が始まります。進路担当の先生と親が引率して会社説明会に出かけた生徒も多いはずで、選考結果は1週間程度で出ると考えますと早ければ月内に就職先が決定するのでしょう。いまごろは受験する生徒以上に先生、親はドキドキ状態でしょう。検討をお祈りしたい。
さて、そんな中で13日の読売新聞。
高卒の求人倍率、9年ぶりに1倍超
厚生労働省は13日、来春卒業する高校生の求人、求職状況を発表した。7月末現在の求人倍率は、1997年(1・35倍)以来、9年ぶりに1倍を超え、前年同期比0・24ポイント増の1・14倍となった。
同省は「好景気に加え、来年度から団塊世代の退職が本格化するため、若年層を確保し、技能継承していこうという会社側の意向があるとみられる」としている。
全国の高校生の求人数は約23万8000人で、前年同期比26・6%増加。求職者数は約20万9000人で同0・4%の増。求人倍率は4年連続で改善した。
求人倍率を地域別にみると、京浜が前年同期比0・51ポイント増の2・98倍、東海が同0・35ポイント増の1・9倍と好調。その一方で、北海道が前年同期比0・05ポイント増の0・29倍、南九州が同0・13ポイント増の0・42倍にとどまり、地域間格差は広がった。(一部引用ここまで)
もっと詳細に見ますと、東京は4.41倍、沖縄が0.21倍。この数字をどう考えるか。首都圏の高校生は進路を選び易く、沖縄や北海道の高校生は選ぶ環境にはない。同じ日本で同じ時代に生まれた18歳の就職環境のこの格差。生まれ育った場所を離れ、親や友達と別れ首都圏に就職することの敷居の高さを考えますとあまりに厳しい現実。地方に企業が移転しやすい税制など環境整備を新政権に強く要望したい。
きょうもお付き合いくださいましてありがとうございました。
採用コンサルタント 田中謙二