先週の日曜日、風呂の基礎工事に関連する、母屋の石積み基礎の耐震補強のための鉄筋を組み始めました。




13mmの異形鉄筋を横方向に四本、L字型に曲げた13mmと縛って基本を作っています。


概ね10cm間隔で10mmの異形鉄筋をコの字型に曲げてさらに結束線で縛っています。

コンクリートの被りを10cmとするために、鉄筋を打ち込んで浮かせてあります。


プロの鉄筋工はたぶんこんな事をしないと思うんですがね。

反省点、少し石積みの基礎側に寄せすぎたかなと。
スペースの関係であまり手前側に基礎を出せないんですよね。でも、もう少しなんとかならなかったのかと。

石積みの石と鉄筋を、差し筋アンカーで連結したいのですが、完成後、あまりコンクリートを見せたくないんですよね。その上、コンクリートの被りを10cmくらい確保する必要がある訳で。

そうなると石積みの石の根が浅くなってしまうので、外側からの連結は諦めています。
その代わり、室内側(土間側)からも鉄筋コンクリートで固めますので、その際、石が動かないように差し筋アンカーを打ち込んですべてを連結する計画です。
メチャクチャ、手間がかかりますね。土間も掘り返す必要がある訳ですからね。

ところで、今回、こんなものを購入してみました。

電動ブレーカーに取り付けるランマープレート。
狭い場所でも転圧ができるというものなんですがね。
(うちで使っているブレーカーの仕様に合わせてSDS-MAX18mm軸)

風呂を解体した時に出てきた大量の川砂を徹底的に篩にかけて、砕石として利用できるサイズの小石を転圧しています。

江戸時代末期に基礎工事をした際、おそらく千本突きで叩き締めているのだろうと思いますが、それでも砕石がいくらでも入っていく箇所がありました。
粘土でしたので、石灰かセメントを混ぜて転圧したほうがよかったかな?という事も考えましたが、結局、そのままにしました。


風呂の基礎工事を急ぎたいので、部分的にでもこんな感じで耐震補強を急いで、他は後回しにしようかなと考えています。












三月になってしまいましたね。
上記写真のような企画を立てて、地盤沈下と老朽化により深刻なダメージが出ている納屋の北側の壁の解体作業を集中的に行いたいと思います。
その参加者を募集したいと思います。

高所作業はこちらでやります。
瓦を降ろしたり、壁土の解体、すでに保管している壁土の移動等のお手伝いをお願いしたいと思います。

5名程度の参加者を募りたいと思います。

報酬は出せませんが、三食の賄いくらいは用意いたします。
風呂も現在は使えませんので、町内の温浴施設をご利用下さい。
土埃がすごいと思います。

詳細はコメント等でお問い合わせ下さい。


ここ最近、日曜日はずっと近くの材木屋で毎週日曜日に開かれる日曜市に出ています。
主に他の材木屋、工務店、大工さんの廃業に伴って処分される材木や大工道具等を売ってるんですよ。
去年、荷揚げ機も買ってきたんですがね。

昨日は市もさる事ながら、買い付けをしていたヒノキの丸太の引き取りもあって、朝から行ってきた次第です。



なんか重そうに見えるでしょ?
一年以上、材木屋の土場に放置されていて、カラカラに乾燥しているヒノキの丸太なので一本辺りは50kgほどですよ。
木材の重さは水の重さ。水分が抜けてしまえば軽いんですがね。

合計8本。二往復しましたよ。
末口で17cm前後、長さ4m。
四寸相当の柱を作る事ができます。

そう、自分で製材するんです。



昨日も今日も夕方、日が暮れるまでちょうなで斫っていた次第です。

以前にもこのブログでも書きましたが、元々が曲がりくねっている通り芯ですので、ここにまっすぐに製材された柱を持ってきても、似合わないんですよ。
江戸時代末期に建てられた建物で、限りなく現場合わせのような感じですね、

今回、柱として使うヒノキの丸太も、あえて江戸時代のやり方で製材する訳です。





母屋の座敷の隣にある納戸の畳の処分を、昨日やっと終える事ができました。


この部屋、5年ほど空き家になっていた間にイタチの巣になっていて、畳の上にイタチの糞塚ができていたんですよ。
一番に畳表だけを切り取って処分しに行ったんですが、半年以上経過して、やっと総ての畳を処分する事ができました。
人の気配がしなくなると、野生動物はやりたい放題ですね。

昨日はこれまた座敷の押し入れの中に入っていた布団類の処分もしたかったんですが、軽トラに積めなくて断念。
翌日の今日、布団と一緒に納戸の天井材の解体したものを処分してきた次第です。

その、納戸の天井の解体も昨日終わらせたんですが。
その際、ちょっと厄介な事に気が付いてしまいました。


納戸と六畳間を仕切る障子が開かなくなっていたんですがね。
当初は壁土が落ちてきてその荷重で開かないんだろう・・・くらいに考えていたんですけれどね。



ところが・・・ですよ。
登り梁が見えますかね?



なんと、この梁が折れてるようですね。

納屋も一本梁が折れていて、しゃーない、北側の壁を一度解体して・・・と思っていたんですが。
母屋にもそんな深刻なダメージがありますか。
いやぁ、これは参りましたね。

そして、この登り梁の上にある桁も、かなり傷んでいる様子。


8m材。
交換できる時に交換しておきたい状態ですね。

現在建っている木造建築の梁や桁を交換する事は、たいていの場合可能です。
現状と同じ状態にする事が難しい場合もありますけれどね。

交換するためには、屋根を仮に支える仮支持が必要になる訳ですが、茅葺屋根って結構重いんですよ。
全体でいえば20t近い重さがあるんですよね。
もちろん一点だけであれば数tの重さですけれどね。
それでも5~6tくらいの荷重が最低でもかかっている状態だと思ったほうがいいでしょう。

交換する丸太そのものは、今の時代、安いものですので、バイトの収入でも、多少時間はかかりますが購入する事は可能です。
ただ、この仮支持に関する経費がかなりかかりますので、さてどうしたものかと。

風呂の屋根の仮支持も単管パイプを使いましたが、この件はたぶん単管では弱いかもしれませんね。なによりそれだけの資材を買い足さなければなりません。

そして、茅葺屋根の下、瓦屋根の下屋の部分はほぼ一度解体する必要がありそうです。
これをいつやろうかなと。
瓦の保管場所も一杯なので、畑の使っていない部分にでも持っていかなければ仕方ないかと。

己の力不足なんですがね。


これから台所や玄関土間の天井も一度解体して不燃材に張り替える必要がある訳ですが。
そんな感じで、室内解体が進まないと分からない事が多々あるんですが、深刻なダメージが他にはない事を祈りたいですね。





古民家リノベーションを実際にやっての感想で、一番大変なのは残置物の撤去でしょうか。

不要品回収業者に依頼すれば早いのはわかるんですが、結構な金額になりますので、これも一人で進めていますが。



納屋に隣接する薪小屋の中の様子ですが。

ご覧の通りで、田んぼの稲を乾燥させるために使っていたはぜ木や薪、左官職人の家だった事もあり、竹も相当な蓄えが残ったままだったんですよね。

大半がシロアリにやられて巣になってましたし、竹も虫が入ってとても使える状態ではなくて。



大半に庭に搬出して、昨日から少しずつ産廃処分場に運んでいる状態です。
昨日は午前中だけで280kgほど運んで3,360円でした。
廃材の処分費だけですでに2万円以上はかかってるでしょうか。


やっとここまで片付けた次第です。

もちろん一人で。

この処分費もバカにならなくて、交換用の材木がいろいろと買えるんですがね。
行政も空き家対策を本気でなんとかしたいなら、こういった片付けにも補助金を出せばいいのに・・・。

インスタグラムで古民家のセルフリフォームをされている方々の様子を拝見しているんですが、皆さん、どんどん室内解体を進めていますよね。
うちはかなり遅れを取ってるように思います。


ホンマに疲れます。
最近ブログを全然書いてませんね。
データ制限が続いていて、特に重いアメブロにアクセスする気になれなくて。
自分以外に常時2~3人いるのであれば光回線を契約してWi-Fiを飛ばすんですけれどね。
今はそこまで必要ないので、スマートフォン+テザリングでネットに接続しています。
この際、格安スマホに移行したいと思いますが。

ところで最近のリノベーションの動向ですが。
まず11日の事。
久しぶりの積雪で予定を変更して一日引きこもって図面を書いていたのですが。


風呂を解体する前に、昭和に入って増築されたと思われる風呂の柱通りの寸法を測っていた訳で
それを元に図面を書いていた訳ですがね。



今年に入って、母屋側の壁の一部を解体して、シロアリにやられた柱の交換が必要とか、そんな話をしていたと思うんですが、11日に図面を書きながら再度柱のピッチを測ってみたんですよ。
なんと母屋側の柱間と増築された風呂の解体前の柱間、85mmもの誤差がある事がわかりました。
この誤差を埋めない事には風呂の基礎もできないし、柱が立てられないという事です。
いやはや、参りましたね・・・。
母屋側の柱通りを風呂の側に合わせてくるしか方法がないかなと。

昭和に入って増築された風呂もかなり適当に作られていたようですし、江戸時代末期からある母屋の柱通りも、存在しながら存在していないようなものですからね。
いや、曲がった柱ばかりなので、柱通りがまっすぐではないんですよ。
図面上は真っ直ぐに書かざるをえないんですがね。

他にもユニットバスを入れる関係での問題。
予算の都合で新品のユニットバスではなく、約30年前の撤去品を再利用しようと思う訳ですが。
最近のユニットバスは例えば脱衣場の床と、浴室の床のレベルがほぼフラットなんですよ。
30年前のものは30cmくらい低く作られているんですよね。



その関係で江戸時代末期からある基礎の石積みも、一部を解体しなければならないようで。
少々手間のかかる事をする必要がありそうです。
まぁ耐震補強も必要なのですがね。

ホントにアタマの痛い事が多い毎日です。


実家のリフォームも3年かかった訳で。
一人で解体から始まって、増築部分の基礎工事、ユニットバス導入のためのコンクリート土間打ち。
もちろん材木の刻みに図面を起こす事、土台や柱の交換作業に伴う建て方、造作に、左官作業の前段階の竹小舞を組んで
左官作業・・・。
よくやりましたよ。ホンマに一人で。





今、まさに再び築170年の古民家の改修工事を一人で始めている訳ですが。
あまり進みませんね。
ここ数週間、報告するような進捗もないのでブログも書いていませんが。

今度はいつまでかかるのかな・・・。


今週は先週解体した風呂の基礎の瓦礫や残土の処分から。

18日の午前中、産廃屋まで軽トラで三往復。
900kg以上ありましたよ。やれやれ。
それが終わった後、布団や畳等、残置家財の片付けのために隣の井原市まで。

この一日だけで疲れましたよ。

そして昨日、また隣の井原市にある材木屋へ。


瓦等を屋根の上に揚げ降ろしをするための機械「荷揚げ機」を買い取ってきました。
廃業した大工さんから引き取ってきたものを格安で販売していたので買い取ってきたんですよ。
屋根修理で必要ですからね。
ただ、セルフリフォームなので基本自分一人ですのでオペレーターも一人、荷降ろしも一人。
それだけ足場の上がり降りをしなければならないのは変わりませんけれどね。
一度に揚げ降ろしできる枚数が増えるのと、腕力に頼らなくてもよくなるだけですがね。

ちなみにこの機械は事業で使う場合は安全講習を受ける必要があります。
それだけ事故が多いんですよ。
オレたちみたいに自分で使う場合はともかく、例えば自分以外の誰かにオペレーターを頼む場合は講習を受けてもらったほうがいいですね。

そしてこの機械、新品を買うと、なんと50万するんですよ。
中古品でも程度がよければ14~15万はしてますね。
建機リースでレンタルしている場合もありますが、セルフビルドの場合は長期になる場合があるので、お得ではないかもしれません。



鍛冶工房として使う予定の納屋の屋根もご覧の通りですからね。
一度瓦を全部降ろす必要がありますし、パン屋に改装予定の離れも食品衛生上の理由から一度屋根下地を修理する必要があるんですよ。
現状の屋根では砂が落ちてくるんですよね。
合計800枚以上はあるだろうと思われる瓦を手作業で降ろす事を考えると、とてもじゃないけど。


ところで、この荷揚げ機、使った事はもちろんあるんですが、自分で組み立てた事がなくて、部品が足りないんじゃないの?と思うんですが。
市販のアルミ梯子を使うんでしょうかね?
市販のアルミ梯子と同じ幅400mmですが、ジョイントの部分がどうなるのかいまいちわかりません。


この他にも足場丸太が格安で入手できそうです。
単管パイプを買い揃える金額の1/3くらいで済みそうなので格安という表現をしていますが、それも提供頂ければ助かりますね。
少々重いのが難点で、軽トラで運ぶとなると何往復がする必要がありますけどね。
使い終わった後もちょっと困るんですけどね。
チャイナみたいに竹で足場を組むよりは安心ですけれど。




こちらも先週の連休中の様子。

居間の隣の六畳間、雨漏りで床が腐っている部屋ですね。
この部屋の天井下地の解体が終わりました。



ブログ等で説明のため、壁際の下地をあえて残しているんですが、おわかりでしょうか?
解体前の天井の上に、かなり大きな空間があるんですよ。
この壁の向こうに屋根裏部屋があるんですけどね。

この高さを利用して、天井の上に収納スペースを作る事ができないかな?と思っています。

そうなると、桁や梁等の構造を新たに追加する必要が出てきますが、さて、それをどのように追加しようかと悩んでいます。


この部屋の掃き出し窓の様子。
雨漏りがひどくて屋根が一部崩落。今は仮に波板で養生している訳ですが。
この掃き出し窓の上の短い束や、柱も傷んでいて交換が必要なんですが。
その交換時に、新たに桁や梁を追加する必要があるんですけれどね。



掃き出し窓の向かい側になる既存の桁の状況ですが。
真っ直ぐな材料ではないので、正直な所、受けようがないなと。

某リフォーム番組で似たような事をしている場合は、たいてい既存の柱の隣に新たに柱を立てて桁を渡していますね。
例えるなら家の中に櫓を組んでる感じ。

でも、それってなんかダサくないですか?。

なーんか方法ないかなーって悩んでるんですが、今の所、答えが出てきません。
できれはせこの隅っこにある柱、今は四寸角ですが、八寸角くらいの柱に交換したいんですよね。



この柱の下の束石、この状態ですからね。
ダルマ落とし状態。危ねーなー。
できれば石二段を撤去して柱の長さを延長したいんですよ。
その方が構造的に安定するんですが。

三方から刺さっている桁や梁は一度柱際で切断、ジャッキアップをしてやれば交換は可能です。
登り梁の始末が少々やりにくいんですがね。


なんの話でしたっけ。
新たに構造を追加する話だったはずなんですが、なんか違う方向に進んでしまいましたね。


もう少し時間が経てば妙案が浮かぶかもしれません。
先週の日曜日もつものように改修作業をしていました。
どこかに出かけるなんて事がないですね。

風呂の改修でユニットバスを入れるために、母屋側の壁で残っていた壁土を撤去しました。



やはりシロアリが上がってるようですね。



これで、母屋側の柱、とりあえず3本ほど交換の必要が追加されました。
まぁ、真ん中の柱はいずれにせよ撤去しない事にはユニットバスが入らないんですがね。
撤去した後、両側の交換した柱の間に梁を一本追加して、短い束を入れて既存の梁を支えるようにします。

しかし、ここの3本の柱を交換するとなると、今の時点ではあまり触りたくない部分も解体する事になりますね。
いや、この風呂の部分だけに関わらず、他にもそんな所が多々あるんですよ。
特に外壁が総て大壁になってる関係で。
一人で一度にこんな面積の壁土を塗れるかい!って感じで。

もちろん知恵を絞りながらも対策をいろいろと考えているんですが、どうにかして人数も集めなければ。