10日の午後より、先日、屋根のジャッキアップが終わった風呂の基礎の解体を行いました。


ホントにパートタイムな作業ですね。
いや、一人で作業しているので複数の工程を同時に済ませていないと進まなくて。

3年間無給だったのはホントに痛いです。




夕方4時半過ぎまでかかって、コンクリートブロック等の基礎の解体が完了。
少し残っているんですが、一度、瓦礫の片付けをしないと勧められないので。
まーた産廃屋へ持って行くものが増えましたね。



ところで、このレンガ積みの基礎部分。
目地に塗られていたのはモルタルではなく、なんと土でした。
素手で解体できるという・・・。
若干はセメントを混ぜているみたいですが、いやはや、これで今までよく倒壊しなかったなと。
この上に柱が乗っていたんですがね。
間に合ってよかった。
まさに五右衛門風呂の名残りそのものですね。

昨日の午前中、予定を変更して台所の隣にある部屋の天井を解体していました。



雨漏りがひどくて、一部、床構造まで腐ってる部屋で、足元がふわふわになってる所もあるんですがね。
当初は先にこの床の解体を考えていたんですが、やはり先に天井を解体しないと段取りが悪いので。
足場が必要になってきますからね。



屋根が腐り落ちて、掃き出し窓も床も、そして一部の柱も腐ってる状態で、なかなか骨折りな内容ですよ。
おそらく軒先の垂木を支えている桁も腐ってるでしょうね。
そうなると、屋根を一度全部撤去する必要がでてきます。
予算の関係で今はあまり母屋の改修はしたくないんですがね。



台所との間に防火壁というか、垂れ壁があるんですが、かまどやアースオーブンを新たに設置するため、防火壁の構造を変える必要があり、梁下のこの防火壁を一度解体する必要があります。
この新たに新設する防火壁についても、どうしても二度手間になる可能性が高いので、一つ工夫が必要になりそうです。
防火壁を新設した後でも既存の柱を交換ができるように。
いずれそのうちに、その方法を公開します。

天井下地を解体した後は、床の解体をして、それから足場を組んで防火壁の解体という段取りになるかと思います。

新築ではなく、しかも部分的に少しずつ改修していく事になるので、その先の事を考えるのが本当に大変です。
図面にもできないし。



なかなか進まなかった風呂の柱を昨日やっと撤去する事ができました。




丸太桁があって、全体の荷重はその桁が支えているんですが、現在の風呂の位置も昭和40年代に増築されたもののようで、その際の桁等を支えていた柱を撤去した訳です。
撤去前の状態がこれ。



今週半ばから既存のブロックの基礎、ならびに五右衛門風呂だった頃の名残りのレンガ積みの基礎の解体を始めます。


そのレンガ積みの基礎部分。


柱が乗っていた際、次第にこのひび割れが大きくなってましてね。
ヤバいなー、早くなんとかしないと・・・と焦ってましたが
段取り的にできてなかった事があって、昨日までかかった次第です。
単管パイプが足りなかったりね。


毎度の事ながら、ジャッキアップして柱を撤去するっていう工程は気持ちの悪いものです。
今、地震とか起きてほしくないなと。


また今日からバイトです。週三日。少し我慢です。




正月明けより改修作業をしています。
一つの工程を一日に1時間とか、午前中だけといった感じで振り分けて複数の工事を進めている訳ですが。
パートタイムですね。



放置していると、すぐに草だらけになってしまうので、去年、土塀を解体した後の裏庭を駐車場として整備するための作業を始めました。

解体した土塀の壁土を山積みにしていたり、砕けた瓦を置いたままだったので、まずはその辺りの片付けから。


その後、江戸時代末期からあったと思われる石積みの石を撤去。掘り下げてぐり石を敷いて、野辺石を設置するという感じですね。
わりと大きな石を使っていて、撤去するのもしんどいですね。
撤去した石積みの石もできるだけ再利用しようと思います。


道路側から敷地側に向かって緩いスロープにする予定です。

庭に保管していた石の長さを切って裏庭に運んで据え付け。
ここまでに約3時間。
この日はこれで終わりにしました。
使いたい石がまったく足りないという理由もあるんですけれどね。
計画している事総てを完成させようと思ったら、30tくらいの石が必要かと。
なかなか揃わないんですけれどね。


年末30日、31日と二日かけて、鍛冶工房の移転をしました。


軽トラにコークス炉と100kgアンビルを積んで、まず第一陣。
合計で300kgを超えてますね。


実家裏の臨時の鍛冶工房から搬出するにもずいぶん手間取りましたし、積み込みの際も吊り代がなくて。

今はこうして鍛冶工房を再興しようとしてる訳ですが、商売をやめた直後は、んじゃ次、何をしようかとずいぶん悩んだものです。
その頃真面目に考えていたのが、その土地で必要とされるものを作りながら、全国を放浪するというプラン。
トラックまで買ったのはよかったんですけどね。
でも、考え直して、地に根を下ろす事を選択した訳で。
そんな事もあって、総ての鍛冶の道具にはキャスターをつけていて移動ができるようになっているんですよ。
100kgのアンビル台にも車輪を付けていて。



二日目、大晦日。
火箸や蜂の巣アンビル、ハンマーの類を引っ越しさせました。

火箸や冶具の類は総て自作です。


蜂の巣アンビルと定盤類。

これだけでも200kgはありますね。
なかなかの重量ですよ。


矢掛町に一応移転をさせましたので、これからは少しずつ鍛冶仕事もできるかと。
まぁ、工房として使う納屋の中がまだ仕事ができる状態ではありませんけれどね。



そういえば去年の1月はこんな事してましたね。
実家のリフォームの最終段階。
曲面の漆喰壁に合わせた幅木の制作。
合板ではなくて楢の一枚板を使って。




今年の目標の一つ。
「リスペクトできる人をより多く友達として迎えたい、増やしたい。」
こういう冒険的な事を好む大工さん、職人さんを探してます。
日本にはなかなかいないでしょうけれどね。
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新年明けましておめでとうございます。 今年もどうぞよろしくお願いいたします。 お屠蘇気分も昨日の元日まで。 今日から、音のしない程度の様々な用事を始めています。 夕方の事ですが、納屋の中の片付けをしつつ、作業ができるようにしていました。 写真をご覧頂きたいのですが、シロアリの被害がほんとに待ったなしの状態です。 仮支持の丸太までシロアリにやられています。 たぶん効いてはないでしょう。 手持ちのサポートパイプだけでは足りないので探す必要がありますね。 最後の写真は、セメントの保管のために土間に敷いていた板ですが、半年ほどでシロアリが入ってました。 予想以上にシロアリの巣が広がっているみたいですね。 納屋の柱、全部で22本ありますが、交換できる時に総て交換しておきたいです。 技術的には自分で交換する事は可能です。 しかし、時間だけは本当に待ってはくれません。 多方面に協力をお願いいたします。 #古民家リノベーション #古民家改修 #古民家再生 #鍛冶工房 #鍛冶屋 #セルフビルド #セルフリノベーション #矢掛町 #シロアリ #木造建築

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久しぶりのブログ投稿になります。
相変わらずネットが遅くて、アメーバブログ自体重くて、記事を投稿する気にならないんですよね。

リノベーション作業は、11月から週四日になりました。
週前半の三日は安定したリノベーション資金確保のため、バイトに行ってます。
時給850円ほどですがね。
いくらやっても売れないものを作って待っているよりは進む事ができますから。
・・・もっとも、作業時間はそれだけ少なくなるので、たいした事もできませんが。

12月は、これまでに解体した廃材や残土、瓦礫の処分に追われています。
これも一度総て処分しないと、次の室内解体等ができないんですよ。
年末ですので、庭に山積みになってる廃材も処分して、すっきりさせたいのもありますし。


さて、進捗状況ですが、ホントにに進んでいないばかりか、次々に問題に直面しています。
まぁ、古い家ですので、それなりのダメージがあちこちにある訳ですが。

材料を少し購入できたので、納屋の束石を連結しようと、少し掘ってみました。


束石の天端レベルが揃っていないのが、以前から気になってはいたんですけれどね。
束石の下もスカスカ。どうも沈下したようですね。


この壁の向こう側は埋め戻した雪隠があった場所です。
たぶんその関係で束石が沈下したのだろうと思います。

そして、昨日初めて気が付いた事があります。
納屋の二階にある莚(むしろ)や藁屑を処分するのに上がっていたんですがね。


ちょうど束石が沈下したと思われる北側の壁の様子ですが。
パッと見て、壁土が全体的に落ちかけているのが判るでしょうか?
柱と柱の間に入る貫(ぬき)も弓のように下にたわんでいます。
北側の壁が全体的に沈下している事を示している訳です。

そして、さてこれはどうしたものかと・・・。


納屋の棟木の下にある地棟(じむね)、それを支える天秤梁(てんびんばり)があって、それを支えているはずの梁がバキっと折れてますね。
今まで気が付きませんでしたよ。
うへ~。マジですか。

この部分、屋根の荷重はさほどかかっていないはずですので、おそらく壁土の荷重によるものでしょう。
いやはや、参りましたね。
ジャッキアップ云々だけの問題では済まなくなりました。

昨日も対策を考えていた訳ですが。
まず、この納屋の北側の壁は一度解体する事に。
棟木、地棟、母屋、そして桁等の横方向の構造材も途中で切断。仕口を作って新しい丸太をジョイント。
棟木は他にも腐っている部分があるかもしれないので、交換する必要があるかもしれません。

壁や柱を立てる前に、コンクリートで耐圧板を作って、その上に束石を設置、総ての束石を鉄筋で連結。コンクリートで固める。
竹小舞等による壁下地を構成して、再び土壁を復元。
そういう段取りかなと。
もちろん屋根工事も含まれてきますね。


どんな困難があっても最後までやり遂げる。
工房を早く移転させたいんですよ。まだ終わる訳にはいかない。
人生最後のライフワークにするつもりですからね。


予算的な事、労力的な事に若干の不安はもちろんありますがね。
人数を集める必要もありますね。
基本、一人でやるつもりですが、できない事もありますから。


この他にもいろいろと問題を抱えている訳です。
なかなか、骨折りな話になりますよ。これからね。








先週の土曜日、納屋の三和土土間のワークショップ開催予定日でした。
参加者をジモティーで募っていた訳ですが、結局定員に達する事がなかったので中止した次第です。

お一人、問い合わせがありましたが、もっと募集人数が多ければね・・・というご意見。
ごもっともなのですが。

ちなみにこの方、かまどとアースオーブン制作に興味があるようでしたね。
残念ながらこれらのアースオーブンやかまどの制作は年内にはできそうにないですね。
台所の土間の擁壁兼地中梁が完成した後に、防火壁の新設があって、その後にアースオーブンの基台の工事・・・と、わりと大変なんですよ。

今回の三和土土間も、さほど面積がなかったので募集人数をお二人とさせて頂いた訳ですが。
もう少し多く参加者を集めて、台所の三和土土間を少しでもやるべきだったかな?という反省もありますが。

そうなると、駐車場の問題もあるんですよね。


お手伝いを見込んでのワークショップ企画に限界があるのかなと。
このお問合せを頂いた方に限らず、そうですね、興味ある事には飛びついてこられるんですが、興味なければお問合せすらない訳で。
当然、参加者が集まる訳もなく。


なんかいい方法がないものかと。