あまりブログは更新していませんね。
右肘を傷めてしまい、仕事ができなかったのもありますが、かなり状態がよくなってきています。
ここ最近、こんな物を作ってました。
その成果ですが、順番に解説しましょうかね。
6月半ば、出入りしている鋼材屋に鋼管を注文しました。
100㎜角の鋼管で、厚みは3・2㎜。
これから納屋、母家の桁や梁、屋根をジャッキアップして柱や梁の交換を予定している訳ですが、そな際の仮支え、支保工「しほこう」に使う資材を作るのに使います。
家をジャッキアップして柱の交換をしたり、家全体を持ち上げて別の場所に移動させる専門の職人を「曳き家」または「家曳き」というんですが、彼らは大量の角材を井桁に組み上げて仮支持をするんですよ。
僕らは年中やっている訳ではないので、そんなに角材を用意できません。
あくまでセルフリノベーションですので、使い終わった後の処分にも困りますし。
そこで予算削減、資材を最小限にしつつ、安全荷重を考えた結果です。
このブログの過去記事にもありますが、茅葺き屋根って全体で20tくらいあると言われてます。
本数にもよりますが、単管足場パイプでも5tくらいの荷重を支える事はできます。
単管の厚みが2.6㎜。
安全荷重を考えて3.2㎜にしました。
鋼管を総て500㎜の長さに切って、別途注文した6㎜厚のベースプレートに250㎜に切った単管を溶接。
ベースプレートには注文の段階で40㎜の穴を開けてもらっています。
単管足場用のジャッキベースを差し込めるようにした後、鋼管とベースプレートを溶接します。
こんな感じでね。
訳あり一本700円×48本のヒノキの角材をこの鋼管に差し込んで、仮支持の柱の長さを変えられるようにしています。
デッカイ突っ張り棒ですね。
鉄筋コンクリート建築や土木工事で使うサポートパイプというものがありますが、それを大量に用意できないので、代わりのものを自作している訳です。
この厚さの鋼管を500㎜の長さに切って、約700円。コロナ禍の影響で鋼材も若干安くなっています。
ベースプレートとヒノキの角材を合わせて、一本あたり1500~1600円。
単管足場パイプ3m一本と同じくらい、もしくは若干割高になりますね。
サポートパイプの新品を買うよりは遥かに安くできていますよね。
こんなものを32本くらい用意する計画です。
来る時に備えなければなりませんので。