日本の神様と接する考え方⑤
神社に行って、
神様にお願いごとをするのですが
神様に何かして頂くわけではないんですね。
なぜかというと
神道の考えでは
自分は神社の神様と同じ存在だからです。
自分に対して、
向こうに神様がいるのではなく、
自分が持つ神様の心に気づき
それを開くこと!
神社の神様に「お願いごとを叶えて下さい」ではなく
神様が宿る自分の心に気付くこと
開くことが大切。
「神道」という言葉が
それをよく表しています。
教えを授かる
神「教」ではなく、
自らが歩み、追究するものなので
神「道」なのです。
日本の神様と接する考え方④
江戸時代の神道家のことば
-------------------------
神道の大事は
吾が心を吾が心と思わず
天神の賜じゃと思うが
ここが大事ぞ
↓
神道の大切なことは
自分の心を
(人間である)自分の心と思わず
神様から賜ったものだと思うのが
ここが大切だぞ!!
-------------------------
若林強斎先生のことばになります。
要するに
神様と同じ心を宿しているんだぞ!
ということです!
日本の神様と接する考え方③
①、②で
私達一人ひとりも神社の神様と
同じ存在
と書きましたが、
なかなかピンときません。
それはおそらく
「神」と聞くと
全知全能な唯一絶対神である
「God」を考えるからだと思います。
日本の神様は「八百万の神々」で
日本神話には
ウンコや尿も神様として登場します。
私達一人ひとりも「神」ということで
「俺は偉いんだ!」「凄いんだ!」ではなく
自分を生かしてくれる
ありとあらゆるものに
謙虚になるのが
日本の神様の在り方です。