シーズン12の登場人物
山田翔…日奈子の2歳下の弟。
赤門の大学出身で有名企業に勤めている。
仕事も出来て優しく穏やかな性格だが、
女性には口下手で奥手。女性と付き合った経験がほぼない。
山田日奈子
…パンダの同級生。不器用な弟のことが可愛くて仕方ないが
現在付き合っている彼女に、
良いように使われている気がして心配。
菊地結衣…翔くんの彼女。大学病院に勤める外科医。
父も兄も親類も医者。母は専業主婦。曲者
そんなこんなで
（急に端折る。）
翔くんはその後結衣さんに
指輪パカーして
プロポーズした。
（表現が急に安易。）
もう、止められなかった。
両家の顔合わせでは
女優さんばりに綺麗なお義母さんや
華やかな結衣さんの雰囲気とは
打って変わって
the、外科医です的な風貌の
義父と義兄にちょっとビビったが
話はとんとん拍子に進み、
入籍と結婚式はその8ヶ月後に
行うことになった。
◆
結婚式を半年先に控え、
結衣さんと翔くん
そして
結衣さんのお母さんは
リビングで、
新居について話していた。
まぁこれは想定内だが
結局数ヶ月前に
シュミレーションとして
結衣さんのお母さんと翔くんが
見に行っていたタワーマンションは
結衣さんの意向で全て却下となり
また新しい物件を
いくつか見つけてきたようだ。
翔くん
「ねぇでも、
結衣さんが選んだマンション
…ちょっと家賃高すぎない？
前のところでも
僕には十分だったけどな…」
結衣さん
「でも前のところは
新築じゃなかったし
なるべくなら
新しいところがいいじゃない。」
翔くん
「うーん、でも
なるべく生活費は
僕が払おうと思ってたんだけど…
まぁ家賃は
どうにかなるとしても
入居にかかる費用が…」
翔くんは、結衣さんが選んだ
マンションの間取りと家賃を見て
焦っていた。
結衣さん
「大丈夫だよ。
敷金とか礼金とか引越しの費用は
結婚資金として
パパに出して
もらうつもり。」
翔くん
「そんな…それじゃあせっかく
結婚して二人で
やっていくっていう意味が…」
結衣さんの母
「翔さん、そこは大丈夫よ。
このくらいうちに甘えて頂戴。
それに家賃は
結衣も半分は払うんでしょ？」
結衣さん
「うん、勿論そうするつもり。
養ってる人、養われてる人
みたいなのが好きじゃないの。」
そんなつもりは
翔くんにはなかった。
けれどやはり結衣さんは
翔くんより上手（うわて）だと思う。
結衣さんには
実家にも自分にも経済力がある。
そんな中で
生活費を翔くんに任せたらきっと
家のことをやってもらえなくなると
どこかで
思っているのではないだろうか。
昭和時代の
誰が食わせてやってると思ってるんだ。
じゃないけれど
経済的なイニシアチブを
握られたくはないのだろう。
ちなみにこの、
結衣さんのお父さんが
マンションの引っ越しにかかる費用
全てを持つ話については
翔くんのご両親も相当恐縮して
そういうことならせめてこちらにも
半分は出させて欲しいと伝えたそうだが
それは嫁入り道具の資金だと
思って欲しいと言われ
結局根負けして
家具も含めて全て
菊地家に準備していただくことになった。
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お花の定期便で、チビパンダはお花に詳しくなりました
毎週家族でおいしくいただいております
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これまでのシリーズはこちら。
1.ミキの芝生 『DVモラハラ夫の不倫』
2.武田さんの芝生『妊娠発覚。彼氏は既婚者だった。
3.紀子さんの芝生 『夫の不倫相手は、まさかのあの人。』
4.琴美ちゃんの芝生 「お笑い芸人の男。」
5..読者さんの芝生 「意見を聞かせてください。」
6.みどりさん親子の芝生 「父親の不倫を見つけました。」
7.春菜ちゃんの芝生『婚活アプリで結婚相手は見つかるか』
8.青木の芝生 男友達の告白
9. 紗子さんの芝生 「見て見ぬふりん。」
10. 百合子ちゃんの芝生 「運命の人の本性」
11、香織の芝生 「老舗割烹料理屋に嫁ぐ。」