シーズン６
大地くん・・・シーズン６の主人公。高校2年生の男の子。
妹ちゃん（葵）・・・大地くんの妹。中学2年生。たまたま見た父親の携帯から、浮気を知る。
お母さん（みどりさん）・・大地くんのお母さん。40代半ば。
お父さん（タケシ）・・・大地くんと妹ちゃんの父。不倫相手のヒロミには、タケシくんと呼ばれている。
若林ヒロミ・・・・タケシの不倫相手。大地くんの友達である裕介くんの母。
若林裕介・・・ヒロミの息子。若林夫・・・ヒロミの夫。
カナちゃん…葵ちゃんの友達
カナちゃんママ…みどりさんのママ友で、タケシの不倫相手。タケシのことをタッくんと呼ぶ。
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私はカナママに向かって
タケシとの関係性はどのくらいなのか
質問をした。
カナママ
「だいたい…
3年前くらいだったですかね。」
みどりさん
「…3年前？…そんな」
ヒロミ
「・・・・・・・」
タケシ
「いや、これは…」
私
「タケシさんはちょっとまだ
黙っててください。
カナママさん。
みどりさんとはママ友ですよね。
ってことはお子さん同士が
お友達なんですよね。」
カナママ
「そうですけど。」
ふ、ふてぶてしい( *｀ω´)
私
「…お子さんたちのことは
考えなかったんですか？」
カナママ
「考えたから、
離婚してないんじゃないですか。」
はい？
何故この人はこんな
質問に答えるだけで
人をイライラさせるのだろう。
カナママ
「3年前、そもそもタケシさんと
（ここはタケシさんというのか。）
出会う前から私と主人の関係性は
あまり
うまく行っていませんでした。」
私とみどりさんは
だから何なんだという表情で
カナママの話を聞いていた。
カナママ
「でもそれは男女として
愛情は冷めてましたけど
喧嘩がひどいわけでもないし
旦那に暴力振られるわけでもないし。
子供は夫のことが大好きだったので
お金のこともあって
今離婚するわけにもいかないなって
そう思ってた時に
タケシさんと色々話すようになって
そこから私たちは
真剣に付き合うようになったんです。」
私
「真剣にって、あの」
みどりさん
「…その３年間・・・
どんな気持ちで
私と一緒にいたの？」
ここは、みどりさんに一旦
聞きたいことを
聞いてもらおう。
カナママ
「……どんなって…
そりゃあ私だってこの３年間
いろんな感情が
いっぱいあったから…」
みどりさん
「だからって、
なんで不倫なの？
いろんな感情があると
不倫に走るの？
友達の旦那と不倫する感情って
一体なぁに？
それって例えば、優越感？」
カナママ
「…うーん。
優越感…うーん
それももしかしたら
ないわけじゃなかったけど…」
否定しないのか。
カナママ
「でもそれより
不安とか、嫉妬とか…？
みどりさんのご主人っていうのは
たまたま恋愛した人が
そうだっただけで」
出た。
たまたまそうだっただけおばけ。
カナママ
「普段からタケシさんは
私のことを
好きとか言うけど」
言うのか。
カナママ
「みどりさんを見ていたら
家庭円満にしか思えないから
なんか苦しくて色々みどりさんに
聞いたりして…
だけどそのことを
タケシさんに言ったら
僕たちのことがばれないために
やってるんだよって言うし」
……。
つまり元凶はタケシだけど。
カナママも
この場にいても尚今のところ
謝る気はないのですね。
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ブログを読んで下さってありがとうございます。
これまでのシリーズはこちら。
シーズン1 ミキの芝生 『DVモラハラ夫の不倫』
シーズン２ 武田さんの芝生
シーズン３ 紀子さんの芝生 『夫の不倫相手は、まさかのあの人。』
シーズン４ 琴美ちゃんの芝生 「お笑い芸人の男。」
シーズン５ 読者さんの芝生 「意見を聞かせてください。」