出羽路ゆけむり旅その5ガス燈が灯る銀山温泉へ | 大府市|オカリナ・ピアノ・フルート|MAiCO 音楽教室|名古屋市・東海市・刈谷市・東浦町

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オカリナ奏者で、MAiCO音楽教室代表の西村麻衣子です。オカリナ演奏家として活動の他、名古屋市、大府市、東海市、刈谷市、東浦町周辺で、オカリナのレッスン(ピアノ・フルートも)をしております。

 

 


今日から仕事始め、

体が辛くて辛くて出来るかいって思ったけれど、生徒さんが来る時間になるとシャキーンと調子がよくなるから不思議。

ということで、書き溜めていた11月末に行った山形旅行記の続き

 

1泊目はリーズナブルだけど魚がうまい民宿。

2泊目はちょっと奮発して昔から一度は行きたいと思っていた銀山温泉に宿泊。

 

10月に飛行機を取った際に宿を抑えようとしたら、宿泊サイトではもう満室の、一番の老舗「能登屋旅館」

 

石井さんに泣きつくと、直接だと空いている場合があるから、と電話していただくと二間続きの1室が空いていたので、そこを抑えてくれました。

 

さて、銀山温泉は尾花沢市に位置し、

冬になれば相当雪深くなる山奥にあり、もともとは江戸時代初期に栄えた銀山。

 

江戸中期には産出量が落ちて、銀山ややがて閉山になり、温泉地として栄えた、大正ロマンの香る旅館とガス燈が有名です。

 

 

夕方のガス燈が付く時間になると、すごく風情が増しますが、まだ少し早い時間に到着。

 

いちばんの老舗旅館能登屋さん

 

 

 

 

まずはチェックインしてから

散策に出ました。
 
せっかくだから銀山の炭鉱の跡地を紹介しては、と女将さんが石井さんに提案されたそうですが、残念ながら悪天候で断念。

 

 

 

 

近くに滝があるからそこまで、と外に出ました。

初雪が降った日で、とても寒いです。

 

白銀の滝です。

 

天候が悪かったこともあって、水量がすごいです。

 

足場はちょっと悪いですが、

近くで記念撮影。

 

 

ゆっくり歩いているうちに、だんだん暗くなってきました。

 

お土産物屋で物色していると

 

17時だったかな、ガス燈が灯りました。

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夜はますます素敵な銀山温泉街です。

ちなみにこの辺りをブラブラするのを、「銀ブラ」というらしい、笑

 

 

 

しばらく周辺を散策。

 

国立競技場の設計をされた隈 研吾氏設計の宿もありました。

 

個人的には、大正ロマンの能登屋さんみたいな建物のほうが好きかな。


下の右側の今風デザインが隈氏設計の宿。

 

銀山温泉はレトロなおしゃれ感のおかげか、若いお客さんがたくさん来ていました。

 

この温泉街入り口のお店にはお饅頭などがたくさん売られていたのでお買い物。

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しばらく散策して戻ると温泉に行きました。
私は空いていれば自由に入れる貸し切りの洞窟風呂が空いていたので入り、



それから女性用の大浴場へ。
 

あ、これは男性露天風呂。


お宿は満室ですが、偶然そちらも誰もいなくて貸し切り状態でゆっくり入れました。
 
ちなみに洞窟風呂は開業当時から元湯として利用され、歴史を感じる雰囲気です。
 
 
まもなく食事の時間になったので会場へ移動。
 
大きな部屋に3人だけでした!

 

 

 

とりあえず生!

 

石井さんは県民割で安くなった分、お刺身を奮発してくれました!

 

山形の刺身はうまい!

 

そばもうまい!

 

そして久しぶりに食べた鯉は、小骨が多くて酔っ払いには大変だけどうまい!!!

 

石井さんは能登屋さんを懇意にしていて、何度も行かれているので、女将さんが大きなステーキをサービスしてくださいました!

 

鴨の出汁が美味しい鴨鍋

 

山形は酒がうまい!!!!

こちらも石井さんが何度も泊まり、お知り合いにも紹介してきたため、サービスで出していただいた日本酒。

もちろんお品書きにあるように、たくさんたくさんいただきました!

 

あ、でもこれは食前酒か。

 

さて今宵のサプライズ

11月は、夫が誕生月だったので石井さんがサプライズでケーキを用意してくださいました!

 

 

フーして消したなんて何年振り?笑
 

 

抹茶の美味しいケーキ、ありがとうございました!

 

こちらは談話室として利用できる部屋。

 

格式の高い能登屋さんらしい、大正ロマンの雰囲気ある部屋です。

吹き抜けの天井もこの時代の建物としては珍しいのではないでしょうか。

 

電灯のデザインと、

白いガイシが懐かしい!

 

山形は海の幸も山の幸も美味しくて、お腹パンパンです。

 

さて、昼間なら白銀の滝も望める展望露天風呂は到着順の予約制。

すでにたくさんの人がチェックインしていたので予約は食後の遅い時間になりました。

 

フロントまでカギを取りに行くと
 

おおおおお

 

めちゃ雪降ってる!

こ。これは。。。

 

石井さんに連れてきていただいてよかった。

自分たちでレンタカーで来ていたら、

いくらスタッドレスを履いていても、雪道に全く慣れていないので不安で夜も眠れないところでした!!!

 

石井さんは雪下ろしが年に何度も必要な地域に住んでいらっしゃるので雪道は慣れている!よかった!

 

さて、

 

さすがに展望露天風呂に石井さんは入れないので、私と夫で失礼させていただきました。

 

階段が何段あるかわすれましたが、

かなり上にあります。

 

 

外に出て少し上るとお風呂ですが、

かなりすごい雪!

 

 

 

温泉には窓がなくて、さむーーーーーーーーーーーーーいので、

慌てて飛び込みました、笑

 

あ~~~~極楽極楽

暗いので白銀の滝はよ~く見ないと見えませんでしたが、

早い時間だったらこんな雪見風呂にはならなかったので、この時間でラッキーでした。

 

 

風呂から上がると、こんな雪道を少しだけ下ります、笑

 

本当は紅葉の季節に来たかったけれど、コンサートが重なるので11月末になり、

とは言え、雪には少し早いと思っていたら

思いがけず、いい日に来ました!

 

 

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二間続きのりんどうでは、

石井さんが和室、私と夫が洋室で休みました。

 

 

石井さんはいつもきちんと座っていて、スリッパもきちんと整えていて、

温泉の浴用タオルもバスタオルも、

まるで板が干してあるかぐらい、綺麗にぴっちり二つ折りにして干してあり

 

脱ぎっぱなしやりっぱなしの私たちとは大違いでした。

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朝。

銀山温泉は地熱とか雪かきのおかげでそれほど地面に雪が積もっていなかったのですが

温泉から離れた場所はかなりの積雪でした。

 

この日は最終日、雪なので予定より早めの行動が必要です。

 

 

なのでもう着替えを済ませてから朝ごはん。

ご飯を食べたらすぐに出発です。

 

 

雪なので、最悪今日の行程はなくても大丈夫、という私たちに、

 

いや、絶対に、上ノ畑焼の窯元と、慈恩寺にはご案内したい、と強い意志の石井さん。

 

山形の見どころを堪能してもらいたいという熱い思いがひしひしと伝わってきます。

朝ごはんが7時半からだったか、食べてすぐ出る、とのことでチェックアウトは8時ぐらいだったかなと記憶していますが、

 

朝のコーヒーを

館内のカフェ「山ぼうし」でサービスでいただけると勧められて飲んでいくことになりました。

 

石井さんから館内のところどころにある陶器について聞かされていましたが、

 

 

 

上の畑焼には、桃、ザクロ、仏手柑の絵が描かれていることが多く、

これを風水三多紋という、と説明がありました。

 

この三多紋は中国から伊万里焼を経由して、銀山上の畑焼きに伝わったのが江戸時代末期、

今でも全国で唯一継承しているのが上の畑焼、なのだそうです。

 

私の撮った写真は、銀山温泉で行われる花笠音頭の様子のレプリカなのですが、

よく見たら目の前に焼き物がありました(汗)

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その時はなるほどね~ぐらいにしか思わないまま、

 

宿を後にしました。

 

 

 

 

 

雪の中、女将さんはいつまでも見送ってくださいました。
 
女将さん、とても上品で気さくで笑顔の絶えない素敵な方でした。
また、若女将さんも、また笑顔が素敵な愛嬌のある楽しい方で、
能登屋さんに、また戻って来たい!と思いましたし、
旅行好きの娘にも勧めたいです。

 

 

 

目の前の川には、川魚が元気に泳いでいます。

 

温泉街は車で入れないので離れたところに車を置くのですが、かなり雪が積もって歩くのが大変。

 

といっても、今頃はもっともっと雪深い銀山温泉のはずで、こんなのは序の口で


なんと150センチの積雪らしい!!


だいたいこの辺り、

玄関がかなり高い位置にあるし、


一階部分は埋もれているのかなぁ。

 

さて、

慣れた石井さんでも、ガリガリと車は滑りながら銀山温泉を後にしました。