お盆休みはいかがでしたか?
我が家は、お盆といえば、田舎に帰省し、お墓まいりです。
義父母も年を取り、介護が必要な状況になってきましたが、なんとか田舎で夫婦2人で暮らしています。
夫の実家に帰省といえば、何かと大変なイメージがありますが、私は、夫の実家に帰省すると、反対にのんびりして、お昼寝しちゃうくらいです。(ぐーたら嫁です)
夫の実家に初めてお邪魔した日、「いらっしゃい」の言葉と共に冷蔵庫からお茶が出てきたんですが、
ミキプルーンの空き瓶にお茶が入った状態で出てきました
あまりの事にビックリ‼️
コップじゃなくて、空き瓶で飲むの?
義母いわく、お茶を入れてフタをして、冷蔵庫で冷やしてそのまま飲めていいでしょう!
料理も鍋やフライパンのまま食卓だし、あまりの豪快な性格と、田舎特有の暮らしに最初は戸惑いました。でも、その豪快で裏表のない性格と、おおらかな義母のおかげで、子育てが上手くいかず悩んだ時も、「大丈夫、私も育てたん違う、勝手に育ったんや。その子の育ちたいようにしか育たん。」と言われ子育てを乗り切れました。
嫁に行った頃は、お風呂は五右衛門風呂で、皆が田植えをしてる間にお風呂を用意しようとするんだけど、薪に火がつかない
焦っても、新聞と小枝だけが燃えるだけで、肝心の薪に火がつかず
田植えの休憩中の夫をコッソリ呼び出し、お風呂の薪に火をつけてもらいました。(今は、オール電化になったので楽ちんです)
今では、田舎の習慣にもすっかり馴染んで、火起こしも名人に
夫は私より、9歳年上で末っ子。
私は、長女。
お互いの両親は、戦前生まれと戦後生まれに分かれます。
戦前生まれの義母は、未だに夫の中学生の時の体操服を着て畑に行きます。(胸に名札付き)
戦後生まれの母は、毎日綺麗に化粧し、自身も家もピカピカ
義母は壊れても、破れても、直して、繕って使い続けます。
母は、生前整理よろしく、要らない物はどんどん手放しています。
何でも大切にする義母ですが、85歳を超えてから、死後について考え、盆・正月に帰省する度、家族葬でいい(互助会で準備済み)とか、自分たちで出来る間は田舎で生活し、もうダメだと思ったら、施設に入るから、その時はお願いするからと。
たくさんの物も身体の不自由な義母が一人で整理し、大量の物を処分してくれました。(軽トラでごみ処理場に運んだのは夫)
戦争を経験し、物の無い時代を生き、2人の息子を育て上げた、義母らしい終活に頭が下がります。
私も整理収納アドバイザーを目指す者として、自身の終活を考えさせられたお盆でした。