・伝統の5vs5が復活。もともと、このサバイバーシリーズでは大物レスラーが5人組となり戦う形式で売って来た。毎回、行われてはいるけど1試合か2試合ぐらいだったね、今回はなんと3試合も予定されている。それだけ登場レスラーも多くなるのだが、メインが霞んじゃわないだろうか心配だ。ちなみに、この試合の1週間後にECWもPPVがある、翌週はやり過ぎじゃないだろうか・・・。この大会はWWEの番組、RAWとスマックダウンとECW共催なはずなんだけど、スマックダウンの番組っぽいぞ。
世界ヘビー級王座戦-スマックダウン-
キング・ブッカー vs バティスタ
・ようやっと直接対決。散々、騒いでいたスマックダウン王国はとうとう終わりを告げるのか。さすがにバティスタと戦うのに嫌気がさしてきたのか、ブッカーはGMとバティスタにこう提案する。もう、バティスタとばかり戦うのは嫌だ。これで終わりにしよう。この試合を最後にブッカー vs バティスタという王座戦は二度と組んではならないという条項が入っている。それに両者ともにサインをした・・・これって、もし王座奪われても二度と再戦できないという事にはならないのかな? 今回も白字で結果を書いておりますです。
・試合前、スマックダウンGMのセオドア・ロングが試合条件を付け足した。反則裁定及びカウントアウトで負けても王座は移動しないというのが正式なルール。なんと、これで負けても王座の移動は有りとしたのだ。さぁ、これでキングブッカーは逃げられないぞ。それでも、シャメールやらベルト攻撃やら逃げようとしたりとあの手この手で戦おうとするキング・ブッカー。王座ベルトで殴ろうとしたのを避けられて、バティスタにしてみたら珍しい王座ベルトを奪って反則攻撃。これでキング・ブッカーを倒してバティスタが王座返り咲き。でも、ボビー・ラシュリーがECW行きなので、王座戦線で対等に戦えそうなのが居ないんだよなぁ・・・。
US王座戦-スマックダウン-
クリス・ベノワ vs チャボ・ゲレロ
・I Quitマッチでレイ・ミステリオを病院送りにし、手術まで行うほどに重傷を負わせたチャボ・ゲレロ。エディの名を汚す者に対して牙をむき出しにする。そこへやり過ぎじゃないかとエディの奥さんジャッキー・ゲレロに話しかけるベノワ。「エディの遺産が目当てか?」というと、顔色が変わるジャッキー。その後、ベノワに「私の弁護士に電話したでしょ! 遺産の管理人は私よ!!」と怒鳴る。ベノワもしたり顔でへぇーと相槌。やっぱ、遺産が目当てかいっ!そんな単純な話でミステリオを欠場に追い込むとは・・・。そんな訳で対戦になったのだが、US王座を賭ける事になってるみたいです。
・まぐはこの試合を見る前に予想として、王座はバティスタが取る。でも、そうなると対戦相手に乏しいのでクリス・ベノワを当てたい。つまり、この試合でベノワが持ってるUS王座は手放しておいた方が得策と予想していた。ところが、意に反して試合はベノワがクロスフェイスで防衛。あらら、今後もこの対戦は続きそうな結末。もう、いーよこの内容。
女子王座戦-RAW-
リタ vs ミッキー・ジェームス
・つい、こないだ女子王座の英雄ことトリッシュが引退をした。その後、王座に輝いたのはリタ。対戦相手のミッキーを相手に卑劣な戦いばかりを強いる。GM代行に相談をして片手を縛ったままの試合とか、両足を手錠で拘束して戦うとか、目隠しとかばかり。勿論、試合は一方的にリタが勝って終わり。一度だけ、DXが観客席で手伝って両足を拘束されたミッキーが勝った事もあるけど。それでも、お客さんからは「アバ○レ!」コールばかり。これに切れたリタが「7年間も戦ってきた中で一番最悪なのはあんたらよ。私はWWEにおける女性の役割を変えたわ。お色気だけで、私の様なムーンサルトもリタケーン・ラナも無かった。そのせいで、私は首の骨を折るなどしたわ。私無しにミッキーも、トリッシュも存在しなかったはず。私はトリッシュの上を行くわ、史上最強の女子王座としてWWEから引退するの。」といきなり引退宣言。
・試合はさすがリタという感じの好勝負。ところが試合はミッキーがトルネードDDTで勝利。女子王座はミッキーが取得。最後を飾れなかったリタだが、会場からはブーイング。リタは「史上最強の女子王座が引退するのよ、もっとリスペクトしなさい。この仕打ちは何よ!こんなトコにいるなら引退した方がマシよ!」と怒鳴ると、黒人ラッパータッグのクライムタイムが登場。ダンボールを持って、「YO YO YO YO リタ、これあんたの荷物だろ。どうせならセールだ、1ドルから始めるぞ!」と下着の入ったダンボールを観客に売り始める。リタも下着を返してとか、売るなって事よりも、「1ドルって何よ!」っていうツッコミで笑ってしまいました。ヒールらしい散々な引退となってしまいました。最後ぐらいはカッコイイリタで引退したかったが、さすがにもう戻れないわな。
ファーストブラッドマッチ-スマックダウン-
アンダーテイカー vs ミスター・ケネディ
・ここ最近、アンダーテイカーと抗争を続けているミスター・ケネディ。いつもの様にスポットライトを浴びて天井から吊るされたマイクを持ち語り始める。「1990年のサバイバーシリーズ、怪人がデビューした。そして、16年経っても破壊行為を続けている。俺の成功を邪魔しようとするデッドマンよ、あんたのスタートが1990年ならゴールは2006年だ」と挑発。すると、出てきたアンダーテイカーにも怯まずにマイクで凶器攻撃。アンダーテイカーも流血してしまう。血の付いたマイクを見ながら試合形式を「ファーストブラッドマッチ(最初に流血した方が負け)」と決定する。その後も散々挑発するが、今度は照明が落ちたと同時にケネディの背後で待っていた。ビックリしたケネディは逃げ帰りステージまで一目散。すると、アンダーテイカーは超常現象で血の雨を降らせ、ケネディは血塗れになってしまった。まるで、サバイバーシリーズのお前の姿だと言いたげに・・・。
・ここ最近、ケインと抗争しているMVP。それを利用してケネディは何度かMVPとタッグを組んでは裏切っている。それの仕返しとしてMVPはリング外へ落ちたケネディを助けるフリをしてアンダーテイカーに投げ返すなど裏切りの仕返し。最後はトドメも刺そうとして椅子を持ち出しケネディを叩こうとするが、誤ってアンダーテイカーの脳天へ振り下ろしてしまう・・・これでアンダーテイカーは流血。試合はケネディの勝利となってしまった。しかし、その後キレたアンダーテイカーがケネディを文字通り血祭り。途中の椅子攻撃では椅子が壊れてケネディの頭に椅子がハマる始末・・・おいおい、大丈夫かこれ?
エリミネーション・5vs5・マッチ-3番組共催-
サブゥー & ボビー・ラシュリー &
ケイン & RVD「ロブ・ヴァン・ダム」
チーム「ジョン・シナ」 vs チーム「ビッグショー」
ウマガ & フィンレー &
MVP「モンテル・ボンテイビアス・ポーター」 & テスト
・RAWの王者ジョン・シナとECW王者のビッグショーがチームを組んでの5 vs 5マッチ。双方、分かりやすいぐらいに善玉と悪玉に別れたコレステロールの様な戦い。もっと、良い言葉無いのかよ! とにかく、RAWのベビーでジョン・シナ、スマックダウンからケイン、ECWからサブゥー、RVD、ラシュリーと登場。恐らく、ジョン・シナと次回のPPVで合間見える事になりそうな現在デビューから無敗のウマガ。変な小人を連れているフィンレー、ケインに狙われているMVP、RVDと因縁つけておきたいテストなどなど。あんまり、ストーリーラインを踏んでいないので書きようが無いんだよね・・・。
試合開始直後、シナに場外へ吹っ飛ばされたウマガがキレて反則。これで5-4。全選手入り乱れてる間にケインがMVPをチョークスラム、即座にRVDがファイブスターでピン。5-3。倒した直後に場外から帰ってきたテストがビッグブーツでRVD敗退。4-3。場外のテストにラシュリーがスピアー。リングでサブゥーにトルネードDDTでテスト敗退。4-2。またも倒した直後にビッグショーがサブゥーをチョークスラム葬。3-2。ケインとビッグショーという巨漢同士がにらみ合い。ここで小人のリトルバスタードが真ん中に入って背丈の違いを比較する。結局、何もせずに出て行った隙にフィンレーがケインに反則攻撃。これでケイン敗退。2-2。またしてもフィンレーが小人を登場させて投げつけようとする間にラシュリーのスピアーでピン。2-1。最後は2人がかりでビッグショーにスピアー&FUでジョン・シナ勝利。2-0でジョン・シナチームの勝ち。
エリミネーション・5vs5・マッチ-3番組共催-
ハーディー・ボーイズ「マットハーディ&ジェフハーディ」
DジェネレーションX「HHH & HBK」 & CMパンク
VS
R-RKO「エッジ & ランディ・オートン」 &
ジョニー・ナイトロ & グレゴリー・ヘルムズ &
マイク・ノックス with ケリー
・DX vs R-RKOはここんとこずっと抗争してますね。他にもマット・ハーディとグレゴリーはずっと抗争中。IC王座争いでナイトロとジェフも抗争中。ノックスは彼女のケリーが最近CMパンクに目移り中なので、CMパンクに彼女を取られない様にしないと。とにかく、お互い抗争中の物同士で対戦してるのでシナとビッグショーんとこより分かりやすい。ただ、何年ぶりかの復帰でもあるハーディー・ボーイズはかなり見ものだ。空中戦やりまくり、場外へ飛びまくりの最強兄弟だ。何気にDXと試合して欲しかったりして・・・。
・露出好きという変わった女性のケリーに脱げ脱げと目配せするHHH。彼氏のノックスがHHHに詰め寄り抗議をしようと近付いた真横から、HBKのスウィート・チン・ミュージックで1分と持たずに5-4。HBKは相変わらずボケ担当で、ノックスを倒しても「今のメンバーじゃないだろ?」と言ったり、リング外で怒鳴り散らしているメリーナの肩をそっと抱いたりとやりたい放題。その後、CMパンクがジョニー・ナイトロをURANAGE(裏投げ)&アナコンダデバイスで5-3。全選手入り乱れてる間にグレゴリーがHHHからスパインバスター、マットからツイスト・オブ・フェイト、ジェフがスワントーンで5-2。エッジとオートンは逃げ出そうとするが、あっさりと捕まってしまいリングに戻された所をHBKがエッジにスウィート・チン・ミュージックで5-1。観客席へ逃げ出したオートンを再び捕まえ、帰ってきたところをスウィート・チン・ミュージック+ペディグリーで5-0完勝となりました。やっぱ、DX居ると面白いわ。伝統の5vs5でも初めてじゃないの? 完勝って。
エリミネーション・5vs5・マッチ-RAW-
レジェンズ vs スピリット・スクワード
・リック・フレアーとやたらと戦っているスピリット応援団。やはり、数には勝てなかったからかリック・フレアーがここぞとばかりにレジェンド軍団を引き連れてきた。そもそも、ロディ・パイパーと組んでいたのだが、エッジとオートンに負傷欠場に追い込まれてしまいレジェンド軍団として登場。その面子も豪華。フォー・ホースメンのアーン・アンダーソン、アメリカンドリームのダスティ・ローデス、コブラクラッチのサージェント・スローター、今では解説者のJBLとかつてAPAというタッグを組んでいて解雇されたロン・シモンズの5人。まだ、若いスピリット・スクワードを倒してDamn!(馬鹿め!)と一喝出来るか。
試合開始でミッチーが場外で孤立。シモンズとアンダーソンに挟まれてしまう。ここでアンダーソンが鉄柱攻撃でリングへ投げる。しかし、シモンズとミッチーはリングアウト10カウント負けで4-4。さっきの鉄柱攻撃でアンダーソンが反則負けで3-4。その後、サージがコブラクラッチを決めてる最中に延髄切りでサージ敗退、2-4。直後に、コブラクラッチを食らっていたニッキーにダスティ・ローデスがバイオニックエルボーで2-3。ケニーがローデスを丸め込んで1-3。最後はリック・フレアー1人に。ところがこっからロープを悪用して足を引っ掛けたままフォールして1-2。自称リーダーのケニーがあっさりとスモール・パッケージで1-1。最後はジョニーに伝家の宝刀、フィギュア・フォー・レッグロックを決めてタップ勝ち。レジェンドの勝利となったが、試合後に足四の字を引っくり返してぼこぼこに。結局、勝ったけどフレアーはぼろぼろに。決着はまだみたい。
・とにかく、5 vs 5マッチのテンポがかなり速くてどれもだるさが無かったので非常に楽しめました。まさか、DX組があんな事になるとはで意外性もあったし。とにかく、今回は結局メインイベントのキング・ブッカーとバティスタがやっぱり・・・な感じしますが、それ以外はどれも非常に面白かったです。いやぁ、さすがは四大PPV。でも、これで来週もPPVなんですけど、盛り上がるんだろうか、ちょっと心配だわ。来週はWWE3つ目のブランド「エクストリーム・チャンピオンシップ・レスリング」ことECWの初単独PPVです。6人金網マッチなどもあるので楽しみ楽しみ。