The Key of Midnight -25ページ目

伊坂幸太郎 「陽気なギャングの日常と襲撃」

伊坂 幸太郎
陽気なギャングの日常と襲撃

人間嘘発見器成瀬が遭遇した刃物男騒動、演説の達人響野は「幻の女」を探し、正確無比な“体内時計”の持ち主雪子は謎の招待券の真意を追う。そして天才スリの久遠は殴打される中年男に―

史上最強の天才強盗4人組が巻き込まれたバラバラな事件。だが、華麗なる銀行襲撃の裏に突如浮上した「社長令嬢誘拐事件」と奇妙な連鎖を始め…。

絶品のプロット、会話、伏線が織りなす軽快サスペンス!

伊坂ブームの起爆剤にして、映画化で話題の「陽気なギャング」ここに待望の復活。

 

 ◆ ◆ ◆

 

映画を鑑賞、そして前作を再読・・・・・・ときたら、続編を続けて読むのは当然の流れ。

まだ「ギャング」の印象が強く頭に残っているうちに読了。

期待通り、最初から最後まで退屈することなく楽しめました。


本書は一本のまとまった長編ですが、前半部は四人のギャングの日常が一人ずつ語られ、しかもそれぞれが一つの短編として成り立っています。

これが後半に入ると一転、「日常」はどこかへ消えて誘拐事件の話がメインになり、先ほどまで短編集だったものが長編として再構成されます。

前作にも劣らないテンポのよさで、やはりギャングは四人組で動き回るのが一番活き活きしているな、と感じました。


ストーリーは余分な部分が一切無いほどに面白く、キャラクターもいっそう魅力的になっていますが、もう一つ、前作にも増して素晴らしいのは伏線の巧さ。

前半の日常パートに張られた伏線が後で活きてくるのですが、この張り方や回収の仕方は、もうこの人にしか出来ません。巧すぎます。


広辞苑ネタやセンスの良い会話などは本書でも健在で、前作が好きな人にとっては、間違いなく読む価値のある一冊でしょう。

逆に前作を未読の人は、先に「地球を回す」を読んでおいたほうが、本書を何倍も楽しめます。


思い出した頃に・・・・・・で構わないので、伊坂さんには是非また続編を書いて欲しいです。

8点

我孫子武丸 「スライハンド」

我孫子 武丸, 藤谷 陽子
スライハンド

我孫子武丸原作の、SFサスペンス・コミック。

「スライハンド」というタイトルに惹かれて購入しました。

(ちなみにスライハンドとは奇術用語で、手先の技術のみで行うマジックのことです)

まあ、そこそこ面白かったのですが・・・・・・。

短すぎます。

長すぎるのもどうかとは思いますが、せめてこの二倍の分量は欲しかったです。

せっかく、SF的な設定もあるのですし・・・・・・。

その点は残念でした。


ですが、それを除けば悪くないストーリーだと思います。

我孫子武丸はサスペンスを描くのが巧い。

序盤の引きも、終盤のどんでん返しも良いです。

一応、この長さでも、しっかり意外性が用意されているのが我孫子さんらしい。

そこまで驚くというものではないですが、まとまりは良くなっているかな、と。


別にコミックで描く必然性があるとも思えないので、どうせならこの設定を膨らませて小説で出して欲しいです。

続編が出てもおかしくない終わり方なので、出来ればそちらも出て欲しい・・・・・・でも無理そうだ・・・・・・。





ジェフリー・ディーヴァー 「コフィン・ダンサー」

ジェフリー ディーヴァー, Jeffery Deaver, 池田 真紀子
コフィン・ダンサー

FBIの重要証人が殺された。四肢麻痺の科学捜査専門家リンカーン・ライムは、「棺の前で踊る男(コフィン・ダンサー)」と呼ばれる殺し屋の逮捕に協力を要請される。

巧みな陽動作戦で警察を翻弄するこの男に、ライムは部下を殺された苦い経験がある。

今度こそ…ダンサーとライムの知力をつくした闘いが始まる。

 

 ◆ ◆ ◆

 

ライムシリーズ二作目。

二段組ハードカバー450頁と分厚い本ですが、前作同様ノンストップの展開で、飽きることなく最後まで読めます(勿論、長いことに変わりは無く、さすがに一日では読みきれませんでしたが・・・・・・)。

「名探偵対名犯人」の頭脳戦が、前作にも増して面白くなっていますね。

「ボーン・コレクター」も相当頭の良い犯人でしたが、今回の「コフィン・ダンサー」はそれを越しています。

魅力的な犯人役に名探偵。防御戦に騙しあい。スリル、サスペンス、スピード感溢れる展開。

王道のようですが、なかなかそれを実践している作品は目にしません。

このシリーズは、そのような「王道」の、まさにトップに位置する作品だと思います。

アクションシーンも多めで、特に第四部ラストは久々の「ページをめくる手が止められない」状態でした。


その上、前作では少し足りなく感じた「真相の意外性」が、本書には十分に存在します。

しかも二段構えのどんでん返し。

おそらく、片方は多少の予想がついても、もう片方は全く想像も及ばないのでしょうか。

まあ、伏線は少ないのですが・・・・・・。それでも、これは見事。


専門用語が連発されるので、時折意味不明に感じる会話もありますが、それほど気になるものでもないと思います。

前作を読んでいなければついていけない、というような展開でもないので、この一冊から読み始めるのも良いかも。

サスペンスものが好きな人は、このシリーズは抑えておくべきでしょう。8点



「探偵・癸生川凌介事件簿 仮面幻影殺人事件」(ゲーム)

元気
探偵・癸生川凌介事件譚 仮面幻影殺人事件

公式サイト


友人がこのゲームのことを大絶賛しており、「でもDSなんて持っていないから」と断ったら、DSごとソフトを持ってきてくれました。

そこまでして薦められたら、やらずにはいられません。

実のところ、この手のゲームをプレイするのは初めてだったので、慣れない画面と操作方法に苦労しつつ約10時間。

読了したときの感想は、「ああ、やられたな」と。素直に驚きました。

ネットゲームと現実世界の両方で起きる殺人事件・・・・・・というストーリーを読めば、ミステリマニアなら必ず疑ういくつかの「パターン」があります。

それを踏まえても、なかなか真相には辿り着けない。

このゲームでは、「推理すべき事柄」はいくつもありますが、特にオンライン・ゲーム中のキャラと実際の人物の対応は難解。

ハンドルネームもの(?)の過去の作品にあったような、一人二役や性別錯誤まで徹底して疑ったのですが、それでも容易には辿り着けなかったです・・・・・・。これは純粋に推理力がないということでしょうか。

ハンドルネームに実名、現実の事件にゲーム中の事件、過去の殺人・・・・・・と、事件の構造が随分複雑な割には、容疑者は少なめで、一見すぐにわかりそうなんですけどね。

手がかりが多い分、ミスリードもあらゆる場所に張り巡らしてある、という感じです。


そして、面白いのが、このゲームには探偵役がほとんど登場しない、という点。

タイトルにまでなっている、探偵・癸生川凌介は、ほんの少ししか出てきません。

実際の探偵役は、その助手である白鷺洲伊綱。そして、プレイヤーは、その助手の助手役。

小説でもなかなかこういう視点は見られないのではないか、と。

その上、この形式には非常に大きな意味があります。このような特殊な「探偵役」、そしてプレイヤーのポジションがあるからこそ、この作品のラストでは大きな衝撃を受けることになる。

この衝撃は、ミステリを普段からよく読んでいるような人ほど強いでしょう。こういうミスリードの形もありか、と感じました。


また、全ての真相が明かされ、スタッフロールが流れた後で、さらにもう一つ大きな意外性が用意されているのですが、これもかなり驚かされました。

やっている間は、「別にこれ、ゲームじゃなくて小説でもいいよなあ・・・・・・」と感じていたのですが、まさかこういう着地点を用意しているとは。まさかこんなところにまで必然性を用意しているなんて思いもよらなかったです。

しかも、ただのどんでん返しに終わらず、それがテーマ性にも繋がっているのが素晴らしいです。


途中で真犯人などは気づいてしまう人も多そうですが、何らかの形で意外性を感じるところはあるはずです。

決して子供だましなどではなく、本格ミステリを読みなれた人がプレイしてもそれなりに満足できると思います。

作品の構図について、色々と考えさせられる作品でした。8点

「レイクサイド マーダーケース」(映画)

ポニーキャニオン
レイクサイド マーダーケース

先週TVで放映されていたものを観賞。

原作は未読ですが、東野圭吾作品なのでいつか見ようと以前からチェックしていたものです。

内容は、割と静かなサスペンス。

お受験合宿中に、主人公の浮気相手が妻に殺されて・・・・・・という導入部分から、ラストのどんでん返しまで、巧くまとめてあります。

ただし、ミステリ部分はかなり弱め。

どんでん返しもあるにはあるのですが、実際にそれが真相なのかどうかわからないですし。

伏線も少なすぎる・・・・・・。

それでも、舞台などを考えると、大体途中で「どういう方向に持っていきたいのか」は分かってしまう、というのが微妙なところ。

確かに巧いのですが、印象には残りづらい映画かも、と感じました。


最後の最後にある「とある趣向」に関しては、結構好みです。

この趣向のおかげで後味は悪いですが、その分引き締まっている、という気がします。

しかし、あの見せ方はどうも・・・・・・。普通の演出で全く構わなかったと思うのですが。

趣向自体、嫌いな人も多そうですし・・・・・・。


絶対に観るべき映画、というほどではないですが、暇があれば観て損はないかと。

余り考えずに観たほうが楽しめると思います。7点

ところで映画そのものには関係ないのですが、R15指定の映画でも金曜ロードショーなんかで放映して良いのですね。驚きでした。

伊坂幸太郎 「陽気なギャングが地球を回す」

伊坂 幸太郎
陽気なギャングが地球を回す

嘘を見抜く名人、天才スリ、演説の達人、精確な体内時計を持つ女。この四人の天才たちは百発百中の銀行強盗だった…はずが、思わぬ誤算が。せっかくの「売上」を、逃走中に、あろうことか同じく逃走中の現金輸送車襲撃犯に横取りされたのだ!

奪還に動くや、仲間の息子に不穏な影が迫り、そして死体も出現。

映画化で話題のハイテンポな都会派サスペンス。

 

 ◆ ◆ ◆

 

映画が予想以上に面白かったので、その勢いで内容を忘れかけていたこちらも再読。

映画の後だと微妙かな、と少し心配もありましたが、読み始めたらやっぱり止まらない。

・・・・・・こうして再読してわかりましたが、随分と映画はアレンジが加わっていたんですねー。

ある意味、全くの別物と言っていいほど話が変わっています。それでも違和感などは全く感じないのですが。

おかげで映画を見たばっかり、それも再読なのに、新鮮味を感じました。


小説版は伊坂幸太郎の軽妙な語り口が魅力的。

各節冒頭の辞書の引用(っぽいもの)が特に良いですね。

こういった、センスの良いユーモアがあるから、伊坂さんの小説は読んでいて楽しいです。


ストーリーも、勿論申し分なし。

ミステリとして見ても、伏線の張り方などが非常に巧いです。

キャラクターも活かせていますし・・・・・・。


再読して、改めて本書は映画とセットで読むべきものだ、と感じました。

どちらかといえば、原作が先のほうが楽しめると思いますが、逆でも全く問題はないでしょう。

8点




「陽気なギャングが地球を回す」(映画)

公式サイト


伊坂幸太郎作品の中でも特に好きな一冊、「陽気なギャング~」の映画化作品です。

小説の映像化で一番気になるのが「キャストがイメージに合わない」ということなのですが、その点この映画は完璧。全く原作のキャラを壊していません。

ストーリーにも大幅なアレンジが加えられていますが、原作と比べても決して「改悪」ではないです。

これは、「原作を読んでいても、そうでなくても楽しめる」まさに理想的な作品。

どちらを先に体験しても、もう片方の面白みが失われることは無く、むしろより楽しめること間違いなし。

映画の尺も、原作あとがきに書かれている伊坂さんの「90分くらいの映画が好きです」というコメントを意識しており、こういった細かい配慮が嬉しく感じられます。


ちなみに、90分というと「短い」と感じられる方がいるかもしれませんが、実際に体験してみればその認識は大きく変わるはず。

3時間の大作に比べても、観ている間は長く感じられます。

実際に、観賞後「90分しか経ってないの?」と友人たち全員が驚いていました。

密度が非常に濃いのです。それでもテンポはよく、飽きるようなシーンが全くと言って良いほど無い。

一般的に、「楽しいことほど速く、退屈なことほど遅く感じられる」といいますが、その逆は珍しいです。


序盤からCGの連発で、「この映画・・・・・・大丈夫なのか?」と最初は不安に感じたのですが、全くの杞憂でした。

むしろ、見ているうちにCGを多用した映画のつくりに馴染んできて、いかにもそれが合っているように思えます。

ある意味、「実験作?」と感じてしまうような演出、構成ですが、こういうのも意外にありなんだな、と。


演出部分で少し好き嫌いはありそうですが、基本的には多くの人が楽しめる作品に仕上がっていると思います。

映画を先に見たからといって原作の面白みが減じる、ということもないので、原作を知らない人にもお勧め。

明るく楽しく、意外性もあり、観賞後に素直に「面白かった!」といえるような映画。

まだ公開中なので、気になった方は是非。気分転換にも丁度良い一本です。



終わった・・・・・・

中間テスト・・・・・・終わりました・・・・・・。

途中までは大体順調、であったはずなのですが。

今日の最後の科目、数学(三角関数)で、

問題の意味を早とちりしてしまい、

その上、「自分の勘違い」から生まれた問題のほうが本来よりもよっぽど難しく、

それを解くのに制限時間の半分以上を費やしてしまいました・・・・・・。

回収時にそのことにようやく気づいて衝撃。

絶対赤点だ・・・・・・。


・・・・・・これ以上考えていると憂鬱になってくるのでもう忘れます。


そんなわけで、今日はテスト後に映画「陽気なギャングが地球を回す」を観にいってきました。

実際はもう一本、他に見たい映画があったのですが、単館上映な上に暗く鬱になりそうなストーリーだったのでこちらを選択。

後ほど感想は書きますが、思った以上に楽しめました。

やっぱり、観終った後に気分が晴れますね。

こんなに純粋に明るいストーリーの映画を観るのは何ヶ月ぶりだろう?

思い出せば、ここ数年間、ほとんどシリアスな映画しか観ていない・・・・・・。まあそういうこともあるでしょう。

でも、小説を読んでいたはずなのに随分と内容を忘れてしまっていました。

明日は丁度休日なので、原作を読み直してみようかな。

・・・・・・しかし、「明日から休み」ではなく、明日だけ休み、というのが酷いです。土曜日くらい休ませてくれても良いのでは・・・・・・。

あるだけマシなので文句は言えませんが。

今日は歩き回ったので、明日は一日中家で過ごすことになりそうです。

試験が終わったのに、ある意味試験よりも厄介なことが色々残っているのは何ででしょう?

ダン・ブラウン 「ダ・ヴィンチ・コード(上・中・下)」

ダン・ブラウン, 越前 敏弥
ダ・ヴィンチ・コード (上)

ルーヴル美術館館長ソニエールが館内で死体となって発見された。殺害当夜、館長と会う約束をしていたハーヴァード大教授ラングドンは、フランス警察より捜査協力を求められる。

ソニエールの死体は、グランド・ギャラリーでダ・ヴィンチの最も有名な素描『ウィトルウィウス的人体図』を模した形で横たわっており、さらに、死体の周りには、複雑怪奇なダイイングメッセージが残されていた。館長の孫娘でもあり、現場に駆けつけてきた暗号解読官ソフィーは、一目で祖父が自分だけに分かる暗号を残していることに気付く…。

『モナ・リザ』『岩窟の聖母』『ウィトルウィウス的人体図』―。

数々のダ・ヴィンチ絵画の謎が導く、歴史の真実とは。

 

 ◆ ◆ ◆

 

上・中・下三冊を三日に分けて読了。

基本的に海外ものは苦手で、一冊読むのに国内の二倍余りの時間がかかってしまうのですが、この本に関しては全くそのようなことはありませんでした。

大変読みやすく、登場人物も把握しやすい。

これだけで、自分としては良作だな、と。

勿論ストーリーも面白い。

特に、中巻に入ってからの展開は「読み進めるのを止められない」という人がいるのも頷けるほど。

ラストまで、ほとんどだれることなく一気に読めます。


ただし、ストーリーは面白いのですが、意外性のようなものはほとんどなかったのが残念。

聖杯とは何か、という点も予想通り、キリストに関しては散々周囲からネタバレをされていて驚けず、

黒幕は、登場人物表を見ながら読んでいけば自然に一人に絞られてしまいますし・・・・・・。友人や後輩が「すぐわかるよ」と言っていたのは確かでした。


しかも、このタイトルなのに、ダ・ヴィンチに関する考察が少なすぎる。表紙に使われているモナ=リザなんて、作中ではほとんどどうでもいいといった程度の扱いですし。もっとふさわしいタイトルがあったのではないか、と感じました。

とりあえず、ダ・ヴィンチに関する考察が読みたい人は、この本を読むよりは関連書籍を読んだほうが良いです。


・・・・・・少し否定的なことを述べてしまいましたが、小説として面白いことは確かです。海外ものが苦手な人も、これなら楽に読みとおせるかと。

各所の書評を読む限り、本書よりも前作の「天使と悪魔」のほうが評判が良いようなので、丁度文庫落ちしますし、試験が終わったらそちらも読んでみようかと思います。

8点

涼宮ハルヒという存在に関して

やはりアニメ化の影響が大きいのか、「涼宮ハルヒ」シリーズ、ものすごい流行ですね。

Amazonでもとんでもないことになっていましたし・・・・・・。

まさかここまで流行るとは思ってもみませんでした。

しかし、僕の学校でも最近はよくこの話題を耳にするのですが、「おいおい」と思ってしまうようなものが多いです。

キャラクターばかり見て、ストーリーを追っていない人がいる。

勿論楽しみ方は人それぞれ、そういう考え方もありだとは思うのですが。

でもやっぱり、少し残念な気もします・・・・・・。


そこで、具体的な事情は省略しますが、何だかんだあった結果、

「ストーリーだけを徹底的に追って、論理的に話を解釈していったらどうなるのか?」

という視点から、一度物語を見ていくことを決めました。

基本的には、構成などに謎の多いアニメを元にして、ストーリーを考察していこう、という試みでしたが、

その結果、とある仮説に辿り着きました。


「涼宮ハルヒは、我々と同じ”次元”上に存在する」


・・・・・・この話を友人たちにしたら、

「ついに頭がおかしくなったか」「おまえは変だ」などなど、散々言われましたが。というか、それが普通の反応だと思いますし、自分だって相手の立場だったらそう言うと思うのですが。

それでも実際こう考えると、非常に多くのことに説明がつく上に、メタSFミステリとしてこの一連の作品群が優れたものである、という結論に至るのです。

一応、多くの友人たちに論理的な反証が可能であるかどうか考察してもらっているのですが、決定的な否定要素はまだ見つかりません。

・・・・・・結論に至るまでの過程が非常に長く、口頭での説明でも30分以上はかかるため、文章にまとめるのは当分先になりますが、

これだけ考察のしがいがある作品は、「夏と冬の奏鳴曲」以来かも(余談ですが、このシリーズの登場キャラクターも「夏冬~」を読んでいるようです)。

本当に、出来の良いパズルのように感じられます。


しかし、何でこんなこと思いついたのか・・・・・・。

試験前はいつも、わけのわからないことに頭が働きます。マジックのオリジナル・トリックとか。かなり前に読んだミステリの新しい考察とか。

何ででしょう? 現実逃避?

困ったものです・・・・・・。勉強に集中できない・・・・・・。