常陸国だいだらぼっち伝説・その7(仮題)水戸ダイダラボウ | 雑感

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水戸市大串貝塚ふれあい公園ダイダラボウ



※※ パソコンからご覧の場合で、画像によってはクリックしても十分な大きさにまで拡大されず、画像中の文字その他の細かい部分が見えにくいという場合があります(画像中に細かい説明書きを入れている画像ほどその傾向が強いです)。その場合は、お手数ですが、ご使用のブラウザで、画面表示の拡大率を「125%」「150%」「175%」等に設定して、ご覧いただければと思います※※


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茨城はどこか「高さ勝負」「大きさ勝負」みたいなところがあって、

冒頭の画像の「ダイダラボウ」(高さ15.25m)@大串貝塚ふれあい公園の他にも、


くれふしの里古墳公園はに丸タワー

(水戸市牛伏町・くれふしの里古墳公園の「はに丸タワー」、高さ17.3m、日本一の巨大埴輪)


牛久大仏

(牛久市久野町の「牛久大仏」、高さ120m、日本一・世界最大級の立像)


鷲子山上神社の大フクロウ

(茨城と栃木の県境真上にある鷲子山上神社のフクロウ、高さ7m、日本一の巨大フクロウ)


石岡市・加波山神社の大きせる

(石岡市、加波山神社のきせる、長さ2.6m、日本一の巨大きせる)


石岡市「常陸風土記の丘」の巨大獅子頭

石岡市「常陸風土記の丘」の巨大獅子頭

(石岡市、常陸風土記の丘の獅子頭、高さ約14m、日本一の巨大獅子頭)


鳳台院達磨大師座像

(笠間市、鳳台院の達磨大師座像。高さ10m、日本一の巨大達磨大師像。高さ35mの大仏も近々建立予定とか)


製陶ふくだの巨大花瓶

(笠間市、製陶ふくだの花瓶 高さ5.4m、日本一の巨大花瓶。10m超のものもあったが、震災で壊れた)


久慈郡大子町の大子地蔵尊

大子地蔵尊2

(久慈郡大子町の大子地蔵尊、高さ9.65m、日本一の巨大地蔵尊)


茨城県ゆるキャラ・ねば~る君

(茨城のゆるキャラ「ねば~る君」、納豆の妖精。身長7.1m〈公称〉、実際は約3.5m?)


などなど、

高さ~大きさにこだわりを感じさせる像やキャラクターが多い。


思えば今から約1300年前、

奈良時代初期に編纂されたとされる『常陸国風土記』(ひたちのくにふどき)も、

その冒頭から、日本一の高さを誇る駿河の国の富士山のことを、


「あれは先祖の大神を無碍(むげ)に扱った山」

「その罰として、富士山は年中雪や霜で寒さに覆われ、人も登れず、供え物もされない山となった」


などとやり玉に挙げてディスっており、

一方では、地元の筑波山のことを、


「先祖の大神を丁重にもてなした山」

「だから筑波山には人々が集って舞い踊り、神々と人との喜びの宴(うたげ)も絶えることがない」


と持ち上げるところから始まっており、

(筑波山は現に長らくそういう山---男女の出会いの場---だったらしい)、


これは裏を返せば常陸国の人々の

「高さ」というものに対して敏感に反応し、何かひとこと言わずにいられないというこだわり、

高さ勝負での負けん気の強さの表れかもしれず、


だとすると、伝説の大巨人だいだらぼっち---常陸国では「ダイダラボウ」---の正体とは、

太古の昔から現在に至るまで受け継がれてきた、この、


「より高く」

「より大きく」


を求めてやまない、


常陸の国の人々のDNAそのものであった・・・


といえるのかもしれない。


DNA

(大巨人の正体は、極微の世界にあったのだろうか)


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さて先の記事では、安倍晴明とその常陸国(筑西市猫島)における出生伝説に触れ、

さらにそこから、かつての「信太の地」---稲敷郡美浦村---で2004年に起きた未解決事件のことを取り上げてみましたが、


茨城には猫島の他にももう一か所、晴明ゆかりの地とされている場所があるので、

そちらも紹介してみます。


筑波山を挟んで猫島とは反対方面にある石岡市の「吉生(よしう)」という場所がそれで、

地図上の位置は、


石岡市吉生晴明稲荷大明神


現地あたりの拡大画像を上空から見てみると、


石岡市吉生晴明稲荷大明神2

(吉生小学校から直線で約350メートルの位置)


赤ピンの先、小ぢんまりとした森(個人所有)の中に、


「晴明稲荷大明神」


という神社があるのでした。


石岡市吉生晴明稲荷大明神3


この「吉生(よしう)」にもまた、晴明の出生伝説があるらしいのですが、

そのあたり詳しいことは、関心お持ちの方がそれぞれにググっていただくとして、


この地は2005年10月に石岡市の一部としてリスタートするまでは


「新治郡八郷町吉生(にいはりぐん やさとまち よしう)」


と呼ばれていました。

(新治郡、八郷町ともに現在消滅)


「八郷町(やさとまち)」


と聞けば、このブログの数少ない読者の方々の中には、
何かピンとくる、という方もおられるのではないかと。


かつてこの地でも、一般的にはそれほど知名度(というと変な言い方ですが)はないものの、

知る人ぞ知る・・・という感じの謎の多い未解決事件が起きているので、


次回その件についても少し触れてみたいと思います。


晴明稲荷大明神_八郷町93事件

(赤ピンの先が、石岡市〈旧八郷町〉吉生の”晴明稲荷大明神”。その下方、赤丸のあたりが当該未解決事件の舞台の一つとなった旧八郷町柴内)


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EU


事件は今日(2016年6月24日)その一部が離脱することが決定した、


上の旗の某共同体が発足した1993年に起きました。


「93事件」・・・そう呼ばれたりもしています。


表筑波スカイライン朝日峠

(表筑波スカイライン・朝日峠展望公園より遠く土浦市街地を望む)