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茨城はどこか「高さ勝負」「大きさ勝負」みたいなところがあって、
冒頭の画像の「ダイダラボウ」(高さ15.25m)@大串貝塚ふれあい公園の他にも、
(水戸市牛伏町・くれふしの里古墳公園の「はに丸タワー」、高さ17.3m、日本一の巨大埴輪)
(牛久市久野町の「牛久大仏」、高さ120m、日本一・世界最大級の立像)
(茨城と栃木の県境真上にある鷲子山上神社のフクロウ、高さ7m、日本一の巨大フクロウ)
(石岡市、加波山神社のきせる、長さ2.6m、日本一の巨大きせる)
(石岡市、常陸風土記の丘の獅子頭、高さ約14m、日本一の巨大獅子頭)
(笠間市、鳳台院の達磨大師座像。高さ10m、日本一の巨大達磨大師像。高さ35mの大仏も近々建立予定とか)
(笠間市、製陶ふくだの花瓶 高さ5.4m、日本一の巨大花瓶。10m超のものもあったが、震災で壊れた)
(久慈郡大子町の大子地蔵尊、高さ9.65m、日本一の巨大地蔵尊)
(茨城のゆるキャラ「ねば~る君」、納豆の妖精。身長7.1m〈公称〉、実際は約3.5m?)
などなど、
高さ~大きさにこだわりを感じさせる像やキャラクターが多い。
思えば今から約1300年前、
奈良時代初期に編纂されたとされる『常陸国風土記』(ひたちのくにふどき)も、
その冒頭から、日本一の高さを誇る駿河の国の富士山のことを、
「あれは先祖の大神を無碍(むげ)に扱った山」
「その罰として、富士山は年中雪や霜で寒さに覆われ、人も登れず、供え物もされない山となった」
などとやり玉に挙げてディスっており、
一方では、地元の筑波山のことを、
「先祖の大神を丁重にもてなした山」
「だから筑波山には人々が集って舞い踊り、神々と人との喜びの宴(うたげ)も絶えることがない」
と持ち上げるところから始まっており、
(筑波山は現に長らくそういう山---男女の出会いの場---だったらしい)、
これは裏を返せば常陸国の人々の
「高さ」というものに対して敏感に反応し、何かひとこと言わずにいられないというこだわり、
高さ勝負での負けん気の強さの表れかもしれず、
だとすると、伝説の大巨人だいだらぼっち---常陸国では「ダイダラボウ」---の正体とは、
太古の昔から現在に至るまで受け継がれてきた、この、
「より高く」
「より大きく」
を求めてやまない、
常陸の国の人々のDNAそのものであった・・・
といえるのかもしれない。
(大巨人の正体は、極微の世界にあったのだろうか)
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さて先の記事では、安倍晴明とその常陸国(筑西市猫島)における出生伝説に触れ、
さらにそこから、かつての「信太の地」---稲敷郡美浦村---で2004年に起きた未解決事件のことを取り上げてみましたが、
茨城には猫島の他にももう一か所、晴明ゆかりの地とされている場所があるので、
そちらも紹介してみます。
筑波山を挟んで猫島とは反対方面にある石岡市の「吉生(よしう)」という場所がそれで、
地図上の位置は、
現地あたりの拡大画像を上空から見てみると、
(吉生小学校から直線で約350メートルの位置)
赤ピンの先、小ぢんまりとした森(個人所有)の中に、
「晴明稲荷大明神」
という神社があるのでした。
この「吉生(よしう)」にもまた、晴明の出生伝説があるらしいのですが、
そのあたり詳しいことは、関心お持ちの方がそれぞれにググっていただくとして、
この地は2005年10月に石岡市の一部としてリスタートするまでは
「新治郡八郷町吉生(にいはりぐん やさとまち よしう)」
と呼ばれていました。
(新治郡、八郷町ともに現在消滅)
「八郷町(やさとまち)」
と聞けば、このブログの数少ない読者の方々の中には、
何かピンとくる、という方もおられるのではないかと。
かつてこの地でも、一般的にはそれほど知名度(というと変な言い方ですが)はないものの、
知る人ぞ知る・・・という感じの謎の多い未解決事件が起きているので、
次回その件についても少し触れてみたいと思います。
(赤ピンの先が、石岡市〈旧八郷町〉吉生の”晴明稲荷大明神”。その下方、赤丸○のあたりが当該未解決事件の舞台の一つとなった旧八郷町柴内)
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事件は今日(2016年6月24日)その一部が離脱することが決定した、
上の旗の某共同体が発足した1993年に起きました。
「93事件」・・・そう呼ばれたりもしています。
(表筑波スカイライン・朝日峠展望公園より遠く土浦市街地を望む)