● わが子の不登校は自分の本当の気持ちが分からない親御さんへのメッセージ【追記】
こんにちは^^ 野田祐佳里です。
台風19号の影響で、大変な状況の方もいらっしゃるかと思います。
私の住んでいる東京西部では、今のところ嵐の前の静けさという感じですが、
ベランダの物干し竿を飛ばないように、ひもで縛ったり、
5Fということもあり、電気が止まった時に水が出なくなるので、
お風呂やポリタンク、鍋などに水を溜めました。
もう少し風の影響が出てきたら、窓に養生テープを貼って、
ガラスの飛散に備えようと思います。
無事に通過してくれることを願っています。
さて、今日の本題です。
不登校やひきこもりの親御さんの子どもの頃のお家の様子を伺うと、
お母さんやお父さんが、長期間に渡って、
不満や悩み事、心配事があったり、
言いたいことが言えなかったりして、
イライラしている、何か不機嫌、そわそわしている
程度の差はあっても、そんなお話をよく伺います。
そんな環境に育つと、
これ以上親を不機嫌にしたくない思いから、
いわゆる「空気を読む」というように、他人の感情に敏感になったり
自分の気持ち、特に親を不快にさせるのでは…と
思ってしまうネガティブな気持ちは、伝えにくくなります。
そのネガティブな気持ちは、子ども一人で受け止めて、
処理するのは難しいし、辛すぎるので、
どうせ言っても分かってもらえない、怒られる
などという思い込みや
○○しなくてはいけない
△△してはいけない
などという、
自分の心をこれ以上傷つけないようにするための制限
(ブロック)にすり替えられ、満たされない感情とともに、
心の奥に蓄積されていきます。
一人で直視できなかった辛い気持ちを紛らわしたり、すり替える
こんなことを繰り返すうちに、自分の本当の気持ちが分からなくなっていきます。
マスターコースの受講生さんも、過去のイヤだった出来事で感じた思いの書き出しをしますが、
最初はすり替えた後の気持ちが出てきます。
ネガティブな感情を吐き出し、解放しながら掘り下げると、
徐々に本当の気持ちが出てきます。
こんな感じで、自分の本当の思いは心の奥に埋もれてしまっていて、
それに気づけるだけでも、人は安心できるのですね。
ここに苦労した受講生さんいわく、
このような情報を知っていても、それを自分で体感しないと、
状況が変わらないのに、安心できるなんて、本当なの!?
と思うそうです。
それを自分で体感できると、
自分の心の奥の本当の思いを、言葉に書いてみたら、
今まで見慣れたありきたりな言葉だけど、
自分の中でしっくりきて、その思いに気づいただけで安心できました
と教えてくれました。
この経験をすると分かるのですが、
自分の本当の思いが分からない、でも何だか分からないけどイライラする!
という状態が一番苦しかったりします。
感情が詰まってしまって、心の便秘状態になっているからです。
そんな、心の便秘状態のまま
自分の本当の気持ちが分からないまま、
自分のネガティブな気持ちを感じないように、表現しないように育ってきて、
子育てをするようになると、
ストレートに感情を表す子どもに、イライラ、ザワザワしたり、
子育てのストレスがかかった時に、ネガティブな思いや感情を上手く伝えることができずに、
イライラします。
最初のお母さんのように、イライラ母さんになっていますね。
自分の本当の気持ちが分からない
自分の気持ちよりも、周囲を不機嫌にしないように振舞っている
こんな感じで、自分の気持ちにOKを出せない、
自分軸ではなく他人軸(他人次第)のお母さんだと、
子どもの気持ちは安定できないし、
自分の気持ちより、他人に気を使わないと生きていけない
この世界は安心安全ではないという、隠れたメッセージを
お子さんに無意識に送ってしまいます。
すると、危険から身を守るために、余計に敏感になってしまいますよね…><
※他人に気を使うということがダメということではなく、
自分を蔑ろにして、他人に気を使い過ぎている
バランスが悪いということです。
そこにさらに、お母さんのイライラや
子どもへの不安を感じないようにするための過干渉などが重なると、
家は心の充電ができる安全地帯ではなく、危険地帯になってしまいます。
お子さんに生活リズムなどを、あれこれ指示をしたりする過干渉をやめても、
監視することをやめても(やめたつもりでも)
なかなか状況が変わらない時は、このあたりにヒントがあるかもしれません。
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応援ありがとうございました^^