● 親が子どもを正しい道に導くものと無意識に思っていませんか?
こんにちは^^ 野田祐佳里です。
海の日の三連休が終わりましたが、いかがお過ごしですか?
私の方は、家でも温泉でも家族があきれるぐらい
ダラ~っとして、寝転がって過ごしていました(笑)
UMIの8期で学ばれたSちゃんのブログを読んでいると、
わが家もそうだったな…
と感じる記事がありましたので、ご紹介させて頂きますね^^
Sちゃんは、息子さんとテレビなどのネタを題材にして話す時に、
息子さんに良かれと思って、
先生が生徒に話すように、こうしたら生きやすいよ
みたいな感じで話していることに、
気づかれたそうです。
Sちゃんの息子さんは成人されていて大人なので、その程度だと思いますが、
小学生のように小さいお子さん相手だと、
これまで色々な人生を経験してきた親の方が
上だから、正しいから、間違いないから、
将来困らないように、親の言うことを聞きなさい
というスタンスで、接してしまいがちだ思います。
でも、敏感な、繊細な子ども達って、親のこの意識に気づいていて、
親だからって、
長く生きているからって、
お金を稼いでいるからって、
そんなに偉いのかよ?
そんなに正しいのかよ?
って、自分達の思いや考え方が理解されないことに、受け入れてもらえないことに、
やり場のない怒りや葛藤を抱えていたりします。
実は、この思いですが、勉強ができるとか、何かができることでしか評価されない、
世間や親などに対して、中学生頃の私自身が感じていた
矛盾や違和感であったりするのですね。
でも、結局そこと戦っても疲れるだけだということも、当時から分かっていて、
言いたいことを飲み込んで、
この世の中で生きていくためには、世間の価値観に従うのがラクなのかな…
と、この思いにフタをしていました。
このようにして、自分の中に矛盾した思いを抱え込んでいくのですね。
皆さんも子どもの頃を思い返すと、似たような思いが出てくるかもしれません。
そこにフタをしたまま大人になって、子育てをしていると、
無意識に、私も我慢していたんだから、親や世間の価値観に、
あんたも従いなさいよ!
とやってしまうのですね。
そして、子どもが問題を起こすことで、
同じような思いを抱えたわが子が、自分の本当の思いに気づかせてくれる…
そんな仕組みになっています…(汗)
なので、UMIでは、子どもの頃のネガティブな思いを掘り返して、
しっかり感じて、書き換えるということをやっています。
すると、Sちゃんのように、親子に上下がないことや、
それぞれが感じたことを、互いに尊重すればいい
ということが腑に落ちるのですね。
子どもに対する、イライラ、モヤモヤの大半は、
親がわが子を正しい道に導かなければならない
子どもが、何を考えているか分からない
というところが根本なのかな…と思います。
子どもは、親が自分の考え方を受け入れてくれるという安心感がないと、
自分の考えや思いを話すことができないのですね。
勇気を出して話しても、否定されると思うと、これ以上傷つきたくないし、
バカバカしく感じたり、どうせ無駄だと思ってしまうからです。
まずは、親御さんの価値観や制限を緩めるところからはじめると、
Sちゃんちのように、お子さんも自分の考えを言ってくれるようになりますよ^^
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応援ありがとうございました^^