フリースクールになぜ不登校の子が通いづらいのか? | 不登校・ひきこもりを根本解決する方法

不登校・ひきこもりを根本解決する方法

不登校・ひきこもり、ゲーム依存、暴言、暴力、昼夜逆転、不眠、起立性調節障害などの心身の不調は、様々な原因があります。

親御さんとのカウンセリングで、潜在意識にある根本原因(メンタルブロック)を特定し、
お子さんに合った改善方法をお伝えしています。

● フリースクールになぜ不登校の子が通いづらいのか?

 


こんにちは^^ 不登校カウンセラーの野田まどかです。

 

 

不登校やひきこもりの親御さんのお話を伺っていると、

 

 

家で落ち着いて過ごせるようになったけど、なかなか動き出そうとする気配がない

 

学校に行かないなら、なぜ他に自分の居場所や、自分が行きたいと思うところを探そうとしないのか

 

というお話を伺います。

 

 

私も、皆さんのお話を伺ったり、自分の息子の経験を思い返しても、

 

ここの壁が、大きいように思います。

 

 

 

AERA dot.に不登校新聞編集長の石井志昴さんが

 

不登校のほとんどがフリースクールに通わない3つの理由

 

という興味深い記事を書かれていました。

 

 

1番目の理由は、フリースクールの数が少ないこと。

 

 

東京なら多少の選択肢があっても、地方などでは、市町村などが運営する適応教室などしか、

 

選択の余地がないかもしれません。

 

 

2番目の理由は、親にとってフリースクールの学費の負担が大きいこと。

 

 

フリースクールの学費は平均で3万3千円と言われていて、

 

平均5万円と言われている私立中学校の学費よりは安いですが、

 

無料の公立の小中学校よりは、親の負担が大きくなります。

 

 

これら二つは、フリースクールに対して、公的な支援がないので、

 

通うことが難しくなっているのですね。

 

 

 

そして、3番目の理由が心理面のハードルです。

 

 

記事の中で分かりやすい事例が紹介されていましたので、

 

ご紹介させていただきますね。

 

 

~~~~~~~

 

以前、20歳の女性に会いました。

 

彼女は中学1年生から不登校でしたが、

 

フリースクールにも適応指導教室にも行きませんでした。

 

その間、ほとんどの時間を家で過ごし、「孤独がつらかった」と語ってくれました。

 

なぜフリースクールへ通わなかったのか。彼女はこう答えました。

「フリースクールに行ったら自分が本当の不登校になってしまうから」

まったく学校へ行けなかったのですから、客観的に見れば彼女はまぎれもなく不登校でした。

 

しかし「不登校になってはいけない」と彼女は思い続けていたそうです。

「不登校なんて許されない」

 

「不登校は弱い人間がなるもの」

 

「立ち直ってがんばらなければいけない」

 

「学校に行かないと未来はない」

 

彼女は自分が存在していることさえ許せなかったそうです。

 

心理的なハードルは人それぞれだと思いますが、こうした思いを抱えている人は彼女だけではありません。

 

~~~~~~~

 

 

不登校のお子さんに、フリースクールを勧めて、イヤな顔をされたことはありませんか?

 

 

私も、UMIを受講する前に、息子にフリースクールを勧めたことがありましたが、

 

「そういう人(不登校の人)のいる場所には、行きたくない。」

 

と言われたことがありました。

 

 

20歳の女性と同じように、自分がフリースクールに行ったら、

 

自分は不登校、社会不適合者という烙印を押されそうで、

 

それを認めたくないから、フリースクールに行くことを必死に拒んでいたのですね。

 

 

フリースクールから、学校に復帰する例も多くあるので、

 

親御さんとしては、お子さんをフリースクールや適応教室などに通わせたいところですが、

 

まずは、

 

一見失敗のように見える不登校を経験することは、人生において無駄ではない

 

学校に行かない選択をすることは悪いことではない

 

というように、不登校になった自分にOKを出さないと、前に進むのが難しくなります。

 

 

学校に行かないという少数派の選択をすることは、何かと大変なこともありますが、

 

人と違った経験ができるだけで、人と同じ経験ができないことが悪いことではないのですね。

 

 

お子さんが前に進むためには、不登校=悪 という思い込みから解放され、

 

不登校=悪いことではない、今の自分に必要な経験

 

という認識になる必要があります。

 

 

ここが宇宙の法則が逆説的に感じるところかな…と思います。

 

 

でも、そのことを直接お子さんに言っても、伝わらないのですね。

 

 

まずは、親御さんがお子さんを何とか学校に行かせようしているところから、

 

不登校やひきこもりを経験しているお子さんとご自分にOKを出すところからはじまります。

 

 

この経験から、自分達は何に気づけて、学んだかが分かるようになると、

 

この経験に感謝できるようになります。

 

 

親子は潜在意識の深い部分で繋がっているので、

 

親御さんがこのような意識になると、お子さんも前に進めるようになります。

 

 

とは言っても、親子ともに辛い経験をたくさんしてきたと思いますので、

 

いきなり感謝するのは、苦しい気持ちにフタをすることになってしまいます。

 

 

UMIマスターコースやカウンセリングでは、

 

その苦しい気持ちを抑え込むのではなく、思いっきり吐き出してから、

 

客観的な視点で見ることで、気付きを得ていきます。

 

 

お子さんが不登校や引きこもりになって苦しい気持ちから抜け出せない、

 

上手くいかないのは分かっているのに、ついついお子さんを責めたり、否定してしまう

 

お子さんがなかなか前に進めず、どうしていいのか分からないという方、

 

という方、こちらでお待ちしていますね。

 

 

8期マスターコースの受付は、本日6/27(水)23:59で終了します。

 

9期の開講は半年後の2019年1月になります。

 

 

 

 

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