● 毎日お子さんをほめると不登校が改善すると思っていませんか?【追記】
こんにちは^^ 不登校カウンセラーの野田まどかです。
今日は1年ほど前の過去記事に追記させてもらいますね。
お子さんが不登校になった時、最初にどんなことをしましたか?
私のことを振り返ってみると、
学校に行かないと大変なことになる!と思って、
嫌がる息子を学校に行かせようとしたり、
息子が日に日に元気がなくなっていったので、
元気になるように、息子のいいところを探してほめたり、
生まれた頃のアルバムを見せて、みんなに歓迎されて生まれてきたよ。
というような、今思うと、とってもちぐはぐなことを必死にやっていました。
親自身の心が整わないと、不安から どうにかしようと必死になってしまい
息子のエネルギーを奪っているのか、充電しようとしているのか
分からないことをやってしまうのですね><
息子からしたら、ただでさえ、学校に行けなくなって、
混乱したり、しんどい思いをしているのに、
さらに、親の感情の波が激しかったり、ちぐはぐなことを言ってきたりと、
辛かっただろうな…と思います。
(不登校を受け入れられなかった私もですが…)
以下は、過去記事です。
~~~~~
「お子さんのいいところを見つけて、毎日ほめると、心のエネルギーが充電できます。」
「お母さんに自分のいいところを認めてもらうと、お子さんは自分に自信を持つことができます。」
などとという、不登校改善方法を聞いたことはありませんか?
私も息子の登校しぶりが始まったころに、本やネットなどで、そのような情報を知り、
不登校ママ友と一緒にやってみましたが、息子や息子の友達の精神状態が良くなることはありませんでした。
当時の私はその理由が分からず、どうすればいいのか分かりませんでしたが、
UMIを受講して、私自身の思い込みや制限を手放していく過程で、やっとその理由が分かりました。
不登校やひきこもりの状態のお子さんは、親や世間の価値観に合わせようとして
疲れきってしまって、親や世間の価値観、その価値観で判断されることに対して
心と身体がNO!と言っている状態です。
※ お子さんが学校に行こうとするけれど、行けないという状態は、
お子さんの頭では、親や世間の価値観(学校には行くべき)に合わせようとしているけど、
心と身体は「もう無理!」と言っています。
こんな時に、親の価値観で見た良いところを、
「学校に行かなくても、勉強を頑張っているね…」
「兄弟に優しくしてくれて、うれしいな…」
などとほめたら、どんな気持ちになるでしょうか?
感受性の強い彼らは、
「親が望んでいることは分かるけど、それに応えるのは、もう無理。」
「親は子どもが自分の理想通りじゃないと、結局認めてくれないのかよ!」
「どうせ学校に行かせるために、急にほめたりしてんだろう。」
などと感じたりして、ほめられたから自信がつくといった単純なことになりません。
(私自身も、中学生辺りから、このようなことを考えていたと、最近思い出しました。)
おこさんは、親や世間の価値観にNO!と言っているので、そもそも、その価値観のフィルターで
判断されている(ほめられる・注意される)こと自体が不快なんですね。
お子さんの無意識レベルでは、親や世間の価値観に従っていたら、
自分の価値観で選択をすることで、自分の人生を生きることができない
という危機感を感じているのですね。
なので、私達 親がこれまでの経験で身に着けた、今の子どもに対して不要な
思い込みや制限などを外して、良い・悪いとジャッジしない。
「親の私はこう思うけど、子どもは違う考えでもいい」などと、親子の間の境界線を
作り、お子さんの感じ方や考え方を尊重する。
どの選択肢を選択するかは、子どもにゆだねる。
ということを親御さんが心がけていくと、お子さんは「親や世間と違う価値観の自分でも、
自分はこれでいいんだ。」
と自分自身を肯定することができて、心のエネルギーを充電することができます。
とは言っても、具体的にどうしたらいいのか分からないと感じる方には、
こちらで、親御さんの過去の辛い経験からの思い込みを外すところから
お手伝いをしています。
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応援ありがとうございました^^