少し前に”不愉快になる質問”について書いてみた。

 

今日は妊娠に関する少しデリケートな部分について書いて行こうと思う。苦手な方はスルーしてください。

 

私は妊娠していると分かった時、待ちに望んだ妊娠だったのでそれは嬉しかった。

でもある人の前では正直に喜べなかった。

 

それは母親。

 

私が妊娠したのはもちろん私も主人もそろそろ子供が欲しいと考えていたというのもあるけど、それ以前に実母から

早く子供を作れ」というプレッシャーが大きかった。どれくらいあったかというと、海外に住んでいる私にほぼ毎日電話で

 

「子供はいつ作るの?」

「子作りはしてるの?」

「早く子供は作らないの?」

「早く作らないともう歳なんだから欲しくても産めなくなるわよ!」

 

の連続。

子供を作りたくたって自分が欲しい時にいつでもできるものじゃないし、そもそも子作りに関する詳細な話(過去形でも進行形でも)は実の親でもさすがにプラベートに関することなので聞いて欲しくない。私が嫌だということは相手もそれが分かっているはずなのに、こちらを心配していちいち聞いてくるけどデリカシーもないしお節介すぎる。

 

そして、しばらくすると

「あんたもしかして不妊なの?」

「どこか体がおかしいんじゃない?」

「それとも旦那側に問題があるの?」

 

しかも母親だけでなく祖父母までが同じことを聞いてきて、ついには

「赤ちゃんの顔を見たら私たち(じいじも)いつでも死んでもいいわ」

なんて言ってくる。

 

でもそれだけじゃない。

 

最悪だったのは、母親はしまいに

「親戚に漢方薬専門の産婦人科医がいるから”不妊治療のこと”親戚たちに相談しといたよ」

 

って‥ゲロー(そんな勝手なことしないでよ‥!)

いやいや、母親には何も相談すらしていないどころか、不妊の不の字も発してないしガーン

 

しかもありもしないことを家族全員にバラして‥知識や経験もないのに感情だけで口でペラペラと相手を傷つける行為は本当に迷惑で本当に嫌だった。母親にとってみれば私を想っての行動だったのだけど、こっちの気持ちも考えて欲しい。私は母親に単刀直入に伝えていてもうちの場合は考え方や価値観が親と異なるので結局最後まで理解してもらえなかった。

それがあって実は妊活していた時は結構ストレスもあったし、私も主人もセックス自体も楽しめるどころか苦痛だったし毎回嫌だった。だからなかなか子供が作れずにいた。

 

そしてそれに反抗するように母親に「子供なんていらない」とまで思うようになった。そう反発していくうちに、マインドがコントロールされて一時期は子供嫌いになった時もあった。そして街で歩いている妊婦さんや子連れの母親を見て、思ってはいけないことだと分かっているけど

 

「なんであんなに90キロも太っていかにも不健康そうな人でも子供ができるのに、何年も健康に気をつけている私にはできないのだろう」

(※もちろん健康は食事や運動だけではないし、子作りは尚更別問題です)

 

とか心で嘆き悲しんでいました。

それは結婚願望がある未婚の女性が自分のお友達や周りがどんどん結婚して、正直に喜べないという妬みを持つ感覚に似ているかもしれません。(一部ですが)

 

でもそんなことを考えたところで、こんな母親に子供は快く来てはくれないと思うし、生まれてくる子供がかわいそうです。

ポジティブ人間の私はそんな経験から開き直って

 

「子供を産むことが人生のすべてではない」

「子供がいる=100%幸せというわけではない」(幸せもありますが、その分大変ですから笑い泣き

「子供が好きだったら、養子を取れば良い。」

「動物が好きだったらシェルターで殺処分されそうなペットたちを救って家族に迎えよう!」

 

と考えるようになりました。

もちろん考え方や幸せの定義は人それぞれなので正しいとか間違ってるとかはないのですが、自分が一番居心地が良い選択肢ができれば一番良いのではないのでしょうか。

 

ただ、子供ができる確率は決して高くはない。子供が欲しくてもできない人がいるといて、悪気のない一言が相手を傷つけてしまうことを覚えておいて欲しいのです。

 

私は命を授かるというのは奇跡だと思っています。

 

妊活のことを相談できる相手もなかなか限られてくるとは思います。

今不妊治療で頑張っている方々、大変だとは思いますが一緒に頑張って行きましょう!

 

次回は、卵巣年齢チェックについて書いて行きます。

 

 

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