停滞とお掃除
心の状態が部屋の状態に現れると聞いて、はっと見渡せば散らかり放題のジケの靴工房です。
とりあえず整理整頓だ、なんつってちょっとスペースが空いたもんだからそそくさと緑のやつを買いに行きます。問題の先送り。現状無視。楽観主義のはき違え。そのような言葉を思い浮かべながらも顔はにまにましているのが気持ち悪い限り。でもにまにま。
ふと、園芸店にぶら下がるコウモリラン。
これは鉢植え(ハンギング)仕立てですが、もともと着生植物のシダ類とのこと。
今までまったく気にもとめていなかっただけに、ドキドキ感がハンパない。
着生植物って未知のものに、ティランジア的なドキドキ感。
などと、生活一般、世間的にどうでもいいことばかり(だからこそか?)に夢中になってもはやどうもこうもなりません。
エムブレム
三五歳を超えてようやく、「おじさん」はこうあるべきなんじゃないかと世間的に無価値なことを一所懸命に考えますジケの靴工房です。
とりあえずテカテカにしてみます。
おじさんは何かとテカテカしているものです。
謎のテカテカ感。
ミシンのわたわた感にひとりほくそ笑みます。
おのれの「若さ=未熟」をおじさん目線で見守ります。
いろいろなことを見て見ぬふりするのはダメな方のおじさん。
ちなみに、元ネタは緑色の雑誌(名前忘れた)に載ってた、ピーター・バラカンさんが履いていた靴。
オリジナルかコピーか世間様が騒いでいますが、ジケの靴工房は一貫してオリジナルはございません。
基本的に「憧れのコピー」で自己満足を追求する、どこにも行かない何も背負わない自己完結型。
なんか違うと、あれやこれやとおじさん加工してみます。
あれやこれやとやってみる割には違いがよくわかりません。
20代前半のころ、「老人力」というものがあると知り驚きましたが、その一歩前の「中年力」、いや、「老人力」のまえに「初老力」というものもありそうだから二歩前か。中学生から成長していないと感じる身としては前途多難の棚上げ生活。
技術的なことから心構えまで、おじさんへの道はそんなに簡単なものじゃないなと思う秋風そよぐ2015年。























