山静かなること太古の如し
以前、ロックの日の話題で紹介した蛇紋岩の鑑賞石のその後の話。
引っ越し(実家仕舞)で不要になったということで貰い受けたものだが、元の持ち主が大層気に入って購入し大切にしていたとのことで、その気持ちに見合う形にすべく構想を練ること三年。ようやく形になった。
貰い受けたときから、写真下のように石の形に合わせて作られた木の台座が付いていたので、自己流だが卓(しょく)と呼ばれる飾り台を作ることにした。
卓の脚はAmazonで調達。見た目から木材かと思ったが、木の粉末を原料にした練り物だった。思った以上に堅く、木ねじの下穴開けにかなり手こずった。
台になる木の板に脚を接続。
一般の卓には付いていないが、地震でずり落ちないように木の丸棒を立ててストッパーとした。さらに、ストッパーが台座に当たっても傷付けないよう、シリコーンゴム管を履かせた。
これで卓は完成。
さらに、これに和風のラベル(「鑑賞句」と言うのか「題」と言うのか分からないが)を付けることにした。
「山静如太古」(山静かなること太古の如し)。
この語は、北宋の詩人・唐庚(とうこう)の詩「醉眠」の冒頭の一節「山静似太古」に由来する禅語だそうだ。
唐庚の詩は、今風に言えば山暮らしのスローライフを詠んだもので、山中に居て感じる周囲の静けさを表現しているが、禅語では、悠久の時を変わらず静かに在り続ける山を外から眺めるような解釈が可能になっているように感じられる。
元の持ち主がこの石を見てどんな山を思い浮かべていたかは分からないが、ここでは大雪山連峰が映った風景スナップを掲載する。












