画紋(gamon) -831ページ目

違輪吉兆

本日の画像は、「違輪吉兆」です。
輪の部分は、既存家紋の「輪違い」と言います。
輪違いに、鶴の首から上を接合して、鶴の翼を輪と見立て中に亀を配置しました。
鶴と亀は、吉兆に満ちた図案なので、このような題名と致しました。
全体的な構図としては、平安時代の太閤の使用した文様である「雲鶴」をイメージしました。
「雲鶴」は、雲の中を飛んでいる鶴との構図です。
古代の文様は、聖徳太子と貴族達が、中国の制度を取り入れて作成した冠位十二階を定めた時、服装の織り方や染色の色、文様の種類が規制されました。
平安末期になると、その制度はさらに進化し、有職文様として、近世までに伝えられました。
その頃、天皇の礼服は、黄櫨染(こうろぜん)という赤の地に、日月に龍・鳳凰・孔雀・桐などが並べられ、摂政家は、丁字唐草、関白は雲立涌(くもたてわく)、太閤が雲鶴でした。

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Matukawabisi Matubakurosu

本日の画像は、松だけの「松皮菱松葉久留須」です。
百木の長松は中国に於いて古き時代より、風雪に耐え 厳寒にも常緑を保つため節操(主義主張などを固く守って変えない)高き者の象徴とされていました。
また、神仙思想と結合して延命長寿の意味もあり、日本でも常緑である事から「常盤樹」と呼ばれて古くから吉祥樹とされてきました。
一説には、松に神が天から下りて来られるのを「待つ」意味とされ、神の憑代(ヨリシロ、神霊を招き寄せる力を持つ)とされています。
菱紋を初めて家紋として用いたのは清和源氏義光流の武田氏です。
このことは足利時代の「見聞諸家紋」に、これによると永承五年(1050)、前九年の役の時、住吉神社に祈願し、神託によって拝領した鎧の袖に割菱の紋があり、それを用いたと載っています。
①菱紋は二種類に大別される
(1) 主として直線からできた幾何学的模様のもの
割菱・重ね菱・三階菱・松皮菱など
・割菱は斜方形に四分割したもので、武田氏の定紋として用いたので「武田菱」ともいわれます。
・三階菱は菱を重ねたもので、下から上へ小さくなっていきます。
・松皮菱はこれも三階菱であるが、中の菱が上下の菱より大きいものです。
(2) 絵画的で植物の花形のもの
・花菱
・花菱は割菱の四つの菱を花弁の様に美化したものです。
唐花と同じく、実在する花ではなく、想像的に作られたものです。
②姓氏関係
菱紋、花菱紋は清和源氏義光流の代表家紋であり、その一族、子孫も多く使用しました。
又、三階菱と松皮菱は義光の孫の遠光の長男を長清といい小笠原氏を称しました。
この小笠原氏が三階菱と、松皮菱を用いました。その理由はいろいろな説がありますが、藤原時代からの文様であったもの、家紋として用いたもので、武田家が割菱を代表家紋としていたのでそれにならって用いたと思われます。
菱を三つあわせた三菱です(寄せ三菱)として有名です。
これは、武田氏の末裔岩崎弥太郎が、自家の三階菱をアレンジして創案したものだそうです。

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松竹梅八重菊輪

本日の画像は、「松竹梅八重菊輪」です。
一般的に呼ばれている松竹梅とは、画題で「歳寒三友(さいかんさんゆう)」と呼ばれる組み合わせです。
松の異名は、不老・仙友。竹の異名は、高節・寒玉。梅の異名は、仙姿・歳寒・香雪。

当該画像には、松葉の付いた松の実を配置したが特徴的です。
一般的な松の実とは、朝鮮五葉松の松笠の中に入っている種子の殻をむいた中の実の事です。
松の実は濃厚で独特の風味を持っていて、油脂分が多いので歯ざわりもやわらかい。
松の実に含まれる脂質の70%以上は不飽和脂肪酸で、他にはないピノレン酸が含まれている事が特徴です。松の実はコレステロール値の上昇を抑え、動脈硬化を予防してくれます。
また、抗酸化作用のあるビタミンEも豊富なため、老化防止や美肌効果もあり、ミネラルも豊富で貧血の予防や疲労回復などにも効果を発揮します。

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