画紋(gamon) -832ページ目

日本

吉兆画像を続けてきましたが、今日は、箸休め。

本日の画像は、題名の文字の加工にこだわった「日本」という画像です。
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家紋は、既存家紋の天皇家が使用する「十六八重菊」です。
天皇家の正式な象徴は、日月に龍ですが、衣服には、桐竹鳳凰紋などと、桐紋も用いていました。
これは、皇帝が使用する日月に龍や、空想上の瑞鳥、鳳凰が住むとされる桐も、中国の影響を強く受けた考え方でありますが、現在の皇室を表す代表的な文様である鎌倉期の初めより後醍醐天皇が好んで用いた十六菊も中国からの伝来した模様の他に、古代ギリシャが源泉であるという説があります。
古代ギリシャで神聖視されていた水生植物の睡蓮を紋章化したのが、円を十六分割した「ロゼット」といいますが、十六菊と同型です。
これが中国に渡り、菊の紋章とされました。菊は、中国原産の薬用植物で、花は観賞用としても利用されます。
9月9日は、重陽の節句といい、山に登って菊酒を飲むという行事です。
平安時代の日本でも、中国に倣い、毎年、菊花の宴が盛大に催されていました。
後鳥羽上皇の好んだ菊の紋章は、古代ギリシャがルーツだとは不思議ですね。

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亀友輪寿

本日の画像は、「亀友輪寿」です。
構図のポイントとしては、亀が手をつないで輪を作っていることろですか。。。
 亀は鶴と並び称されて「鶴は千年、亀は万年」などと、長寿のシンボルとして尊ばれています。
また、亀は易学においては「玄武」とされ、北方を鎮護する霊獣としても尊重されました。
家紋のなかで亀甲紋が格別な扱いをされているのはそのためです。
 亀甲紋では、出雲大社の「亀甲に剣花菱」が有名で、これは、出雲大社が北方を鎮護する使命を帯びていたことから、玄武すなわち亀を神紋としたのでありました。さらに、多くの神社が神紋として用いました。厳島神社が「三つ亀甲に剣花菱」、櫛田神社が「三つ亀甲に五三桐」を用い、常陸の香取神宮も亀甲紋でありました。そして、亀甲紋を使用する神社の神官や有力氏子などが亀甲紋を用いだし、世に広まっていきました。
 たとえば、昔、香取神宮の氏子に醤油造りの名人がいました。業を始めるとき、神紋と名前の一字「萬」を合わせて屋号にしました。いまも醤油販売で名高いキッコーマンがそれです。また、出雲大社の神官である、千家・北島の両氏も亀甲紋であります。
 意匠としては、亀の姿をそのまま紋とするものもあるが、ほとんどは出雲大社のように亀甲であり、いずれにしても、亀甲紋は均整のとれた美しさと、めでたい動物とされる亀を象ったという、二つの意味がこめられています。
 意匠としては、正六角形の一重の亀甲のものと、二重の亀甲のものとがあり、後者は子持ち亀甲と呼ばれます。亀甲のなかに、花菱・巴・文字など他の紋を組み合せていることが多い構図です。
 亀甲紋を使用する武家を『見聞諸家紋』にみると、「三つ盛亀甲」が二階堂氏、「亀甲の内酢漿草に二月文字」は小田氏、「亀甲の内に有文字」は浅山氏、「亀甲に菊」は宇津木・中村の両氏、「大文字に亀甲」は湯浅氏と、多くの家で用いられていたことがうかがわれます。
(参考文献…家紋の由来)

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三連吉兆幣

本日の画像は、「三連吉兆幣」です。
素材は既に、元旦で使用した「丸に配置した吉の字」をペースに、上に「下がり鶴」、下に「仰ぎ亀」を配置したものです。
今回の画像のポイントは、色です。
中心に「赤」、両脇に、「青」と「緑」を配しています。
赤は、人間の視覚で一番初めに認識できる色、理由は波長が長いからですが、赤ちゃんとは、赤が一番初めに認識できるから、赤ちゃん呼ばれるようになったという説があるくらいです。。ドップラー効果でも、赤は近づいて来る物に感じる色です。
恋愛感情や人に好感を持つ時は、相手を赤にイメージしやすいようです。自己主張する時、相手と議論をし、自分の意見を通したい時、赤のグッツが役に立ちます。
男性であれば、ネクタイ・ハンカチ・携帯電話などなど、適時に赤の小物に相手の目線を集めると、話が通りやすくなるという統計結果があるくらいです。
反対に青は、ドップラー効果でも赤の対局に位置するもので、遠ざかるものに確認される色調です。
青は、人に冷静な気持ちを持たせやすい効果があり、人の気持ちや行動を適度に押さえる効果があるようです。緑は、知性。背景の黒は、完全なる抑制。葬式の時に黒を選択するのは、自分の気持ちを完全に抑制する為に、人の本能が選択しているのかも知れません。
雑学のお話になりますが、天体観測の際に、スペクトル分析(星の光をプリズムに通し、色調の割合を確認する方法)で、遠ざかる星達は、青色が強いスペクトルを示すので、ビックバン以降、宇宙が膨張し続けている事が分かります。
遠い将来、天空の星々が、赤色のスペクトルに包まれた時、宇宙は、膨張ではなく縮小に向かっている事を示します。


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