「夏休みもあと少しで終わるから
そろそろ早起きしなきゃな…」
そんな晩夏の朝
「早く起きろ」と言わんばかりの朝陽が
カーテンの隙間から光を差し出す
僕はもっと寝ていたかったけど
朝陽が僕に「起きろ」とうるさい
観念した僕はベランダに出ると
朝陽にカメラを向けてみた
まだ星も居残りしてる夏休みの校庭
せっかちな太陽は星に「おやすみ」を告げ
僕に「おはよう」と元気に挨拶してきた
「まだ夏休みだよ?」眠い目をこする僕に
いたずらな顔で「あいつも起こそうぜ?」
と朝陽が僕を誘惑してきたんだ
夏の日差しと蝉の鳴き声だけの君に
そんな朝陽のいたずらな顔を送った
朝陽にとっては君へのいたずら
でも君にとってはひと夏の思い出
そして僕にとっては
君の笑顔のような朝陽だった
星の涙とは「さよなら」をした君の…
Copyright© macoto All Rights Reserved.
202008282100詩集(ポエム)
yura.さんへの返詩コラボです
過去のコラボ作品もご覧ください🙇
他のポエムの目次はこちら
『もの想い』総合目次はこちら
初めてこのブログを読む方は必ず最初に読んで下さい