Mac mini でリビングPC -70ページ目

Mac mini で WindowsXP を動かす (2)

Windows XP の Mac 用インストールディスクができた ところで、次は Mac mini へのインストールを行う。

3. ディスクのパーティショニング

a. Mac OS X インストールディスクから起動

Mac mini に付属の Mac OS X インストールディスクを挿入し、「C」キーを押しながら起動。アップル・ロゴが表示されるまでそのまま待つ。
言語選択ダイアログが表示されたら日本語を選択する。

b. ディスクユーティリティでパーティショニング

メニューから「ユーティリティ」→「ディスク・ユーティリティ」を選択し起動。パーティションを最低2つ切る。1つめのパーティションには MS-DOS フォーマットを選択、2つめのパーティションには Mac OS 拡張ジャーナリングを選択する。パーティションを作成したらディスク・ユーティリティを終了する。


4. Mac OS X のインストール


b で作成した Mac OS 用パーティションへ、Mac OS X をインストールする。インストールが終了すると自動的に再起動される。


5. xom.efi ブートローダの登録

Mac OS X インストールディスクを取り出し、Windows XP インストールディスクを挿入。ルートディレクトリにある xom.efi を自分のホームディレクトリへコピーする。

ターミナルを起動し、以下のコマンドを入力。

$ sudo cp xom.efi /System/Library/CoreServices
$ cd /System/Library/CoreServices
$ sudo bless --folder . --file xom.efi --setBoot

※sudo コマンドはパスワードを聞いてくるので、自分のパスワードを入力する。

終わったらシステムを再起動する。


6. Windows XP のインストール

OS Switch Menu

さて、上の写真のようなクリスタルのアップル・ロゴが表示されたら次はいよいよ Windows XP のインストールだ。カーソルキーの上下で Mac OS X と Windows XP (右写真)が選択できるので、Windows フラッグに合わせて F4 キーを押す。注意)ここでリターンキーを押してはならない。

黒い画面に切り替わり、何やらメッセージが表示されたはず。ここで F7 キーをさらに押す。表示されるプロンプトにしたがって、画面の解像度の指定を行う。指定するものは以下の2つで、それ以外はデフォルト(入力無しでリターン)でよい。

X Resolution : 640
Y Resolution : 480

XOM Prompt

最初のインストール作業は VGA 画面にて行うので、必ず 640 x 480 を指定すること。これを指定しないとファイルのコピーが開始されずフリーズしてしまう。

しばらく放っておくと、Windows XP のパーティション指定画面(青い画面)が表示されるので、ここで2番目のパーティションを指定する。

 E: パーティション1:EFI [FAT32]
 C: パーティション2:[不明] ←これ
 F: パーティション3:[不明]

あとは通常の Windows XP インストールと同じ手順で、次の流れで作業を行う。途中、インストールCDではなくハードディスクから起動しなければならないが、F2キーが効かないことが多いので、確実な方法で行うこととする。

a. インストール第一段階(青いVGA画面)
   →終わると勝手に再起動される。
b. OS セレクタで Mac OS X を選択、リターン。
   →起動したらインストール CD を取り出し、再起動。
c. OS セレクタで Windows XP を選択、リターン。
   →VGAでないインストール画面が開始される。
     インストール CD を要求されたら挿入する。

※ここでインストーラは再起動を試みるが、失敗してフリーズする。Mac mini の電源ボタンの長押しで一旦停止させ、再度、起動しよう。

d. OS セレクタで Mac OS X を選択、リターン。
   →起動したらインストール CD を取り出し、再起動。
e. OS セレクタで Windows XP を選択、リターン。


7. ネットワークドライバのインストール

Windows XP のインストールが終了したら、デスクトップが表示されたはずだ。デバイスマネージャを見るとわかるが、この段階ではまだネットワークが使えない状態である。ここで、ネットワークアダプタのドライバをインストールする。

a. Windows XP インストールディスクを挿入。

b. コマンドプロンプトを起動して以下を行う。

> cd D:\Drivers
> silent -I

c. ディスクを取り出す。


以上でネットワーク環境も正常に使えるようになったはずだ。ネットワーク以外にも対応したドライバがあるので、必要に合わせてインストールしてほしい。

Mac mini で WindowsXP を動かす (1)

Intel Mac で WindowsXP を起動するツール が公開されて以来、iMac や Mac mini、あるいは、MacBook Pro へ Windows XP をインストールした人が各所で続々と報告されている。筆者も先週末に時間が取れたので、ついに、Intel 版 Mac mini へ Windows XP Proffesional 日本語版をインストールしてみた。参考にさせていただいたサイトはこちら だが、書かれている通りにやってもうまくいかなかったり、情報が足りない部分もあるため、作業内容をここに残すことにする。

注意) Mac へ Windows XP をインストールする行為はメーカーのサポート対象外です。Microsoft や Apple のサポートを受けることは一切できません。あくまでも自己責任での使用になることを理解した上で行ってください。


1. 準備

筆者の Mac mini は Apple Wireless KeyboardBLUETAKE BT500 マウス を使って操作していたのだが、ワイヤレス(Bluetooth)では Windows XP のインストールにおいて問題ありそうなため、余っているキーボードとマウスを調達してくるところから作業は始まった。

Mini Keyboard

調達したキーボードは OKI Mini Keyboard II という、筆者が10年ほど前から使っていたトラックポイント付きの古いキーボードだ(左写真)。これだとマウスも一緒なので便利だし、Mac mini のコンパクトさとよくマッチするので丁度良い(現在ではこれの後継機種である Mini Keyboard III を手に入れることが可能)。しかし、Mini Keyboard II はコネクタが PS/2 タイプなので、そのままでは Mac mini に接続できない。仕方ないので「USB to PS/2 変換アダプター 」(右写真)だけは購入することにした。
なお、モニタは I-O DATA の「LCD-AD172C」にアナログ接続で行った。デジタル接続の場合は多少やり方が異なる。


2. XP SP2 インストールディスクの作成

筆者の場合は幸いにして Windows PC を所持しているため、ライティングソフトの「Nero」さえ手に入れれば、インストールディスクの作成は簡単だ。ただ、筆者はサービスパックの当たっている Windows XP インストールディスクを持っていなかったので、SP2 の当たったインストールディスクを作成するところから行わなければならなかった。手順はこちらのサイト を参考にさせていただいた。SPTOOL の作者に感謝したい。

さて、Windows XP Professional (SP2) のインストールディスクが完成したところで、これを Mac mini へインストールするためのディスクを作成することになる。手順は以下の通りだ。

a. WinXPonMac.zip の入手と解凍

OnMac.net から「Windows XP on the Intel Mac」をダウンロードし、解凍する。

b. Windows XP インストールファイルのコピー

a で作成された xp\src フォルダの下に Windows XP インストールディスクからすべてのファイルをコピーする。コピーが終わったら xp\xom.efi ファイルも同様に xp\src 下へコピーしておこう。

c. xp\patch フォルダ下のファイルを反映

まず、xp\patch\I386\TXTSETUP.SIF ファイルを削除し、その後、xp\patch フォルダ下のファイルを xp\src 下へ上書きコピーする。ここで TXTSETUP.SIF を削除するのは「Windows XP on the Intel Mac」のものを Windows XP Professional 日本語版のものに置き換えて使うためだ。

d. TXTSETUP.SIF の修正

xp\src\I386\TXTSETUP.SIF に次のパッチを当てる。

 ダウンロード - TXTSETUP.SIF.patch

パッチは Mac OS X のターミナルか、Linux などで patch コマンドを使うのが楽だが、Windows 用のフリーソフトなどでも同様のものがあるので、そちらを探して行うのでもよい。筆者は Linux 環境があるのでそちらで行った。
注意:Mac や Linux で行う際は改行コードに気をつけること。

e. ネットワークアダプタのデバイスドライバを入手

Windows XP SP2 のインストールディスクだけではネットワークアダプタが認識されないので、あらかじめこちら から Mac mini 用の Ethernet デバイスドライバを入手、xp\src\drivers フォルダを作成し展開しておく。

f. Nero で xp\sp2.nrb を読み込む

あらかじめインストールしておいた Nero を使って、xp\sp2.nrb を読み込み(ダブルクリックでOK)、右側のペインにあるフォルダやファイルすべてを、左側のペインへドラッグ&ドロップする。700MB を超えるようであれば、不要なフォルダを削除する(筆者は VALUEADD フォルダ下を消した)。

g. CD-R(RW)へ焼く

File メニューから Compilation Properties を選択し「Boot」タブへ移動。Image file の欄に Browse ボタンをクリックして xp\boot.img を探し、指定する。その他の項目は最新版の Nero をインストールした後に何も変更していなければそのままで OK だ。OK ボタンをクリックして閉じ、プロジェクトを一旦保存する。そして、ツールバーの「Burn」ボタンをクリックして CD を焼く。

ここまでで Windows XP インストールの準備は完了だ。次はいよいよ Mac mini へのインストールである。

TO BE CONTINUED ...


【参考にしたサイト】
OnMac.net - JP HOWTO
We're alive - SP適用化CD

初代 Mac mini は大ヒット商品だった

ascii24 の記事 によると、2005年1月末に発売された初代 Mac mini は、同年第1四半期(1~3月)において Mac のラインアップ中、最も売れた“大ヒット商品”だったらしい。

筆者もその時期に購入した1人だ。当時、Mac を持っていなかった私だが、自分のウェブサイトに訪れてくれる人たちの Mac 人口が意外に多かったため、表示テスト用に Mac が欲しいと考えていた矢先の Mac mini 発表。その安さにつられて買ったという経緯がある。

Mac mini はその価格から、セカンドマシン的なウケがあった。他の Mac を持っている人のセカンドマシン、あるいは、Windows PC しか所有していない人のセカンドマシンとして、購入しやすい価格帯だったからだ。

新しい Intel 版の Mac mini は価格が上がり、セカンドマシンとしてではなく、メインマシンとして使用できるパフォーマンスも備え、多少コンセプトも変化してきているが、魅力的なマシンであることには変わりない。;-)

ascii24.com - Mac24 「アナリストが語る2005年アップル成長のワケ――大ヒット商品“Mac mini”が新規ユーザーを獲得」

Intel Mac で WindowsXP を起動するツール

WindowsXP
Intel 版の Mac 上で WindowsXP を起動させようとするプロジェクトが、Mac OS X とのデュアルブートに成功し、それを実現するためのツール「XOM」を公開した。

プロジェクトの名前は「Windows XP on an Intel Mac」。賛同者からの寄付を募り、Intel-Mac におけるWindowsXP の起動を実現しようとしていたが、昨日、ついにその目標が達成された。プロジェクトのサイトでは、デュアルブートさせるためのツール「XOM」がダウンロード可能になっている。

筆者は時間的余裕がないため試しておらず、詳しいことはわからないが、Intel-Mac が Mac OS X と WindowsXP を切り替えて使えるようになるのはすばらしいことで、ぜひ、試してみたいところである。

Windows XP on an Intel Mac

Intel 版 Mac mini はネットワークも高速 (1)

Intel 版の Mac mini は、ネットワークアダプタがギガビットイーサ(GbE)に対応で、最大 9000 バイトのジャンボフレームにも対応している。その実力はどの程度なのだろうか。

PPC 版の Mac mini では 100Mbps までなので、大きなビデオファイルなどを転送すると時間がかかってイライラしてしまう。今時、ギガバイト単位の大容量ファイルをコピーするのは日常的にあるので、ネットワークはギガビットに対応していることが望ましい。
筆者の環境ではすでにメインマシンが GbE 対応で、LAN もハブを含め GbE 対応になっている。そこで、Intel 版 Mac mini と、PPC 版 Mac mini とで、どの程度のパフォーマンス差があるのか調べてみることにした。

本来はボトルネックになるハードディスクを使わずにテストできる「NetPerf」などの測定ツールを使うのが理想的だが、今回は時間の都合もあって Samba を使ったファイル共有による転送速度を測ることとする。

samba logo

テストは PPC-Mac mini、Intel-Mac mini、および、WindowsXP 搭載の PC(Pentium4 3GHz / 2GB DDR-SDRAM / SATA 160GB HDD / GbE)の計3台を用いて行い、それぞれ Windows PC との間のファイル転送速度を Windows PC 側から操作して計測した。

まず、Mac mini はそのままだと WindowsXP のエクスプローラ上に表示されないので、samba の設定を弄る。

■/etc/smb.conf の変更

[global]
 map to guest = bad user
 security = share
[share]
 path = /Users/Shared
 browseable = yes
 read only = no
 public = yes
 only guest = yes
 guest ok = yes
 writable = yes
 printable = no
 force create mode = 0664
 force directory mode = 0775

上記以外はとくに変更していない。

エクスプローラに PPC-Mac mini と Intel-Mac mini が表示されたところで、およそ 3GB のファイルを Drag & Drop し、ストップウォッチにてコピー終了までの時間を計測。以下がその結果だ。

PC → PPC Mac mini : 5分36秒91  68.7Mbps (8.6MB/s)
PC ← PPC Mac mini : 5分26秒93  70.8Mbps (8.8MB/s)
※平均: 69.8Mbps

PC → Intel Mac mini : 1分45秒49  219Mbps (27.4MB/s)
PC ← Intel Mac mini : 2分19秒09  166Mbps (20.8MB/s)
※平均: 193Mbps (PPC-Mac mini の 2.77倍)

やはり、GbE の効果は大きいようだ。
ちなみに、Windows PC と Intel-Mac mini、および、経路上のハブはともにジャンボフレームに対応しているが、MTU を 7000 バイトに設定しても上記とあまり変わらない結果だった。どこか設定が悪かったのだろう。正しく動作するようになったらまた計測してみたいと思う。


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