日常を丁寧に

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24Dec
- お子さまは親御さんが大好きです！
  こんにちは！高校教諭３７年キャリアコンサルタント２級技能士のmackeyshellです。今日はMさんのお話をさせてください。２年生から私のクラスになったMさん。６月ごろからぽつぽつと欠席するようになり９月半ばぐらいからは欠席のほうが多くなりました。面談は、Mさんとおかあさんと私の３人でおこなったりそれぞれと話したり、おとうさんがお見えになることもありました。ある日Mさんと二人で話しているときに「お母さんは休みの日になると妹の部活の応援に行ってばかりなんです」とのつぶやきが…。その数日後、おかあさんと面談がありましたが、妹さんの部活の応援について私からすぐには伝えませんでした。しばらくすると、おかあさんご本人が「私の休日にMと過ごす時間が短い気がします」とおっしゃったので「それはどういうことですか？」と問いかけると「妹の部活の応援に行くことが多くて…。」おかあさんご自身が何かに気づいたようでした。おかあさんもおとうさんもMさんのことがかわいいのは私が言うまでもないことでMさんもそれはわかっているんだけれども「妹ばっかり…」と思ってしまったのかもしれません。その後、おかあさんとおとうさんのMさんへの接し方が変わりMさんは学校に出てこられるようになりました。いくつになってもお子さんは親御さんが大好きです。だからこそ、ときどき「ねぇ、おかあさん、私のこと好き？」って確認したくなるんじゃないかなと思います。今日もブログを読んでくださりありがとうございます。お子さまに関するお悩みや日常のちょっとしたモヤモヤなど直接お話しして心を軽くしませんか。こちらから登録お願いします。　　　↓↓
21Dec
- ひとりひとりを大切に
  こんばんは。キャリアコンサルタント技能士２級mackeyshellです。学校での授業の多くは教員ひとりと生徒およそ40人で行っています。授業の形態はいろいろです。ただ、いつも思うのは40人の生徒ひとりひとりとつながっていたいということです。私は口に出して生徒たちに伝えます。本当はみなさんひとりひとりの手を取って「理解できた？」「わかりにくかったところはない？」と言いたいんです。でも、それでは時間がかかりすぎるから申し訳ないんだけどここ（黒板の前）で一斉に授業をさせてもらっているんです、と。黒板の前に立つと実にいろいろなことに気づきます。頷いてくれてる（ありがとう）とか、具合が悪そうだな（大丈夫？）とかん？スマホをいじってる？とかそうは言ってもそれにも限界があります。というわけで親しくて、心から尊敬している同僚のSさんとひとりひとりを大切にする、『新しいタイプの塾』を始めました。もうすぐ３年になります。お子さまのことで悩んでいるお母さん勉強のやり方や成績のことで悩んでいるお子さんキャリアコンサルタントの資格を持ち教育相談のプロである私たちがみなさんのお話をじっくりお聞きします。誰かに話すだけで悩みの大半は解決するそうですがお話を伺い、さらに、これだったらできそうだ、というスモールステップをご提案いたします。みなさんの心が少しでも軽くなるようお手伝いできればと思っています。こちらにご登録のうえ、メッセージをお送りください。よろしくお願いいたします。　　↓↓今日もブログを読んでくださりありがとうございました。
18Dec
- 連絡網が懐かしい
  学校での連絡はTeamsで行われます。朝会での連絡、各分掌や学年からの連絡も。便利なんですが、困ったことも起こります。職員に何か連絡があるときはTeamsに流す。流した人はそれで満足かもしれないんですが、流された方は困ります。LINEやメールと違って個々人に届くのではなく、情報が集まっているところに『何か連絡はあるかしら？』と見に行かなければいけないからです。とりあえず、朝と夕方はTeamsを開くことにしているのですが、“学年の先生方へ◯◯云々という連絡があるので帰りのHR（15時ごろ）に伝えてください”というメッセージを14時半に送られても気づかないわけです…警察署や図書館の入り口にある掲示板だったら不特定多数の人に向けたポスターや連絡でしょうが学校での連絡は特定の人に届けないといけないわけで…。すみません…グチでした…直接伝えるのが一番ですしそうでなければ直メールやチャット機能などで伝えていただきたい。…と提案してみましたがあまり効果はなく、友人からは「それに慣れなきゃいけない」と言われる始末。今日、久しぶりに銀行の窓口で係りの方とお話をしてとても温かい気持ちになりました。連絡網や回覧板が懐かしい今日この頃です。今日もブログを読んでくださりありがとうございます。お子さまに関するお悩みや日常のちょっとしたモヤモヤなど直接お話をお伺いします。心を軽くしませんか。こちらから登録お願いします。　　　↓↓
16Dec
- あなたは愛されている
  授業に行くと、Aさんから「先生、わたし、今日誕生日なんです。おめでとうって言ってください(^^)」と明るく声をかけられました。生徒のみなさんからこう言われることは少なくありません。そんなとき思い出す絵本があります。ちびゴリラのちびちびゴリラの家族だけでなく森のみんながちびちびが生まれてくるのを心待ちにしみんなに愛されながらちびちびは成長していくそんな愛にあふれた絵本です。私も娘と一緒に何度も読みました。本の探偵の、赤木かん子さんが高校で講演をしたときにこの本を読んだら号泣していた生徒が何人かいたそうです。そう、家族も親戚もご近所もみんなあなたが生まれてくるのを楽しみにしていたんです。あなたが愛おしくてたまらないんです。今日誕生日のAさんには「お誕生日おめでとう！17年前の今日Ａさんが生まれてくるのをみんな待ってたんだよ♫」とおせっかいなことまで言ってしまいました。今日もブログにお付き合いくださりありがとうございました。お子さまに関するお悩みや日常のちょっとしたモヤモヤなど直接お話をお伺いします。心を軽くしませんか。こちらから登録お願いします！　　↓↓
14Dec
- 可愛らしい花束
  高校での進級•卒業には一定の『単位』を取得する必要があります。Ｙさんは一年生の夏休み明けから欠席が多くなりました。家庭訪問をしたり、電話で話したり、夕方学校に来てもらったり、Ｙさん本人はもちろんお母さんとも面談を重ねていきました。１月。とうとう明日の保健と芸術の授業を休んだらいわゆる『法定時数オーバー』となってその二つの科目の単位が取れず、進級ができなくなってしまうそんな時期になりました。そして、その当日。Ｙさんはお休みでした。欠時数オーバーです。電話でお母さんと話しましたが、力を落としていらっしゃいました。今後についてはＹさんを交えてゆっくり話していきましょう。そう言って電話を切りました。翌日Ｙさんが登校してきたんです。とてもいい顔をして。そして学年末。その当時のきまりで彼女は『留年』が決まりました。そうなると退学してしまう生徒が多い中、彼女はもう一度一年生をやることに決めました。また休んでしまうのではないか…誰もがそれを心配していました。しかし、Ｙさんはその後ほとんど休むことなく高校を卒業したんです！卒業式の日、彼女が可愛らしい花束を持って会いにきてくれました。Ｙさんがどんな思いで高校を続けたのかどれほどの喜びとどれほどの苦労があったのか本当のところは私にはわかりません。しかし、Ｙさんが自分で決断し高校を続けそして卒業したことは紛れもない事実であり、この経験はとっても意味のある、大きな経験であることに間違いはなく今後の彼女をいろいろな場面で支えてくれるだろうと確信し彼女と別れました。数年後同僚と出かけたレストランで彼女のお姉さんから声をかけていただきました。元気でいると聞き、とてもうれしくなったことをいまでも覚えています。今日もブログを読んでくださりありがとうございます。
12Dec
- 心の中はわからない
  多くの高校はいまテスト期間中です。今朝のことです。ホームルームを終えて階段を降りている途中、授業を担当しているクラスのＫさんに会いました。あ〜遅刻だなぁと思いましたが、そこには触れず、『Kさん、おはよう』と声をかけました。『あ、先生…』心細げにＫさんが言いました。『どうしたの？』と問いかけると『弟が不登校気味で…朝からいろいろあって…わたし、お母さんに駅まで車で送ってもらわないと学校に来られないから…』そんなことがあったんですね…。Ｋさんは部活動にも積極的なとても明るい子です。授業が終わるとときどき私のところに来て話をしてくれる元気のいい子です。…それもＫさん。そして、今朝の困ったような悩みを抱えているような…それもＫさん…。朝だったのでゆっくり話せませんでしたが、いつでも力になるよ、というメッセージはそれとなく伝えました。当たり前ですが、みんないろいろな面を持っているんですよね。辛くなる前に誰かに話せるといいなと思っています。そして、彼女の弟さんはもちろん、お母さんも…。今日もブログにお付き合いくださりありがとうございました。
11Dec
- 頑張る人を応援したい
  登録しているメルマガにこう書いてありました。「頑張る人を応援したい」そうですよね！激しく同意します！！英単テストの最中のことです。範囲は１００語、そのうち３０問（記号２５問＋記述５問）出題され、制限時間は７分の英単テスト。野球部に所属する男子Sさんは、１分も経たないうちに机に突っ伏していました。近づいて「どうしたの？具合悪い？」と聞きながら答案を見ると記号２５問はすべて書いてあります。私：「まさか適当にやったの？」S：「だってわかんねぇもん！」私：「わかんないかぁ…勉強してきたの？」S：「範囲が広すぎる。１００語は多すぎるよ。　　　無理っ」あー、これはちょっと叱ったほうがいいなと思い、私：「１学期は、範囲何語だったっけ？」S：「・・・５０語」私：「その時はどうだった？」S：「・・・やってない」そのあと少しやり取りした後、私：「Sさんが野球を一生懸命やっていることを　　　私は知ってるよ。　　　だけど、英単テストがこんな風では　　　Sさんのこと応援できない。」彼もとても気分が悪かったと思います。そして１週間後、次の英単テストの日が来ました。授業が終わり、採点してみるとSさんは３０点中２７点でした！！よく頑張りましたよね！！答案用紙に『Excellent❗️』のことばとピカチュウの💮のハンコを押しました。返却のときにも「よくがんばったね」と伝えるとちょっとはにかんだように笑っていました。悔しくてがんばったのか、よし、やってみようと思ったのかはわかりません。でも、その日の昼休み、たまたま廊下ですれ違ったとき、「先生、おれ、頑張ったよね？やればできるんですね！」そう言って笑っていました。教員をやっていてよかったなぁと思えるのはこんな瞬間です。ありがとう！！これまでもあなたのことは応援していました。でも、もっともっと応援します！！そう思った私です。今日もブログにお付き合いくださりありがとうございました。
09Dec
- すずめの戸締り
  娘から勧められて観てきました。すずめの戸締り。最初から最後まで泣いたという娘の言葉を聞いてこれは観なくては、と思ったんです。とうとう新海作品を観ることになりました！実は新海誠監督の作品はこれまで観たことがなかったんです。あまりにも話題になり過ぎているからなのか新海作品への抵抗があって…。鬼滅もそうでした。漫画も読まず、アニメも見ずにいましたが友人に勧められて試しに観てみたらハマっちゃいました！そして、今日のすずめの戸締りはどうかというととてもよかった！！映画を観ながら娘のことを思ったり亡くなった家族のことを思ったり３年前に職員旅行で訪れた石巻と大川小学校を思い出して娘の言う通り最初から最後まで泣きました。新海監督のことを何も知らないのに勝手に嫌っていたこと抵抗していたことを反省しています。どんなこともまずは『知る』そこから始めないといけないなぁと改めて思いました。知って初めて意見が言えるんですよね。知ることで世界が広がるんですよね。すずめの戸締り、オススメです。もう一度観ようと思います。今日もブログを読んでくださりありがとうございます！
08Dec
- それぞれの道
  退学願いに初めて判を押したのは担任２年目の夏でした。Nさんという女子生徒です。ホームルーム会長で、クラスのみんなから信頼されていたＮさん。魔がさして、ある事件を起こしてしまったんです。職員会議では退学勧奨が妥当という意見が多かったのですが、経験のなさを情熱がカバーしていた24歳当時職員会議で「いきなり退学勧奨とはいかがなものか。　これが教育といえるのか。」などと頑張ったのを覚えています。無期停学、含み１４日間。そう落ち着きました。しかし、翌日、学校に来たのはお母さんだけでした。「先生にこれ以上迷惑をかけられないと言っています。」お母さんはそうおっしゃると、涙を流されました。自分の無力さ、これまでの彼女との思い出、何かわからないモヤモヤした感情…そういったものが押し寄せてきてどうしたらいいのかわからず、泣くしかありませんでした。何かもっともっとできることがあったのではないか何度もそう思いました。それから１０年ほどたったある日Nさんから手紙が届き、「退学した後、しばらく考えてなにか人のためになりたいと思い、准看護師養成所に入学しました。４月から市内の〇〇病院に勤務します。」それを読んだとき涙があふれて止まりませんでした。あのときとは違う涙です。みんなに信頼されていたNさん…。Nさんらしい人生の選択をしたんですね。忘れられない生徒のひとりです。今日もブログを読んでくださりありがとうございました。
07Dec
- みんなちがってみんないい
  金子みすゞ。たくさんの温かい詩を遺してますよね。学校現場では「みんなちがってみんないい」この視点を忘れてはいけないと思います。絶対に。と、こうしてときどき私も胸に刻み込みます。毎日休まずに登校してくる子もいます。授業中はなんだか元気がないけれど部活動では全力で頑張っている子もいます。欠席する子もいます。一日だけ欠席する子定期的に休む子長期的に休む子欠席の理由も実に様々です。学校を離れていく子もいます。これまでも退学していった生徒を見送ってきました。30年以上前に先輩のOさんがつぶやいた言葉がいまも忘れられません。「退学する子って学校からはいなくなるけど存在がなくなっちゃうわけじゃないんだよね…」教員の中にはとっても機械的に退学の手続きをしていく人もいるので、そのような人たちに向けて言った言葉だったと記憶しています。自分の子どもであっても同じような対応をするだろうか。生徒と保護者の方の話に十分耳を傾けただろうか。退学したあとの人生のことも考えて対応しているだろうか。などなど、退学していく生徒を前にして考えることはいろいろありますが、生徒にとっても保護者の方にとってもその時考えられる一番いい道を選択してほしいと思っています。みんなちがってみんないい。それは生徒ひとりひとりだけでなく、生徒が選択する道にもあてはまるのではないでしょうか。学校を続ける道転学する道退学して働く道家で過ごす道どの道を選んでも「みんなちがってみんないい」応援したいと思います。学校で出会ったご縁を大切にしながら生徒のみなさんと保護者のみなさんがゆったりとした毎日を送れるようなお手伝いをしていきたいと思います。今日もブログを読んでくださりありがとうございました。
06Dec
- 仮定法の授業〜生徒たちに教わる〜
  担当教科は英語です。今日は療養休暇を取り始めた同僚の代わりに一年生のクラスに行ってきました。文法事項は仮定法。今日の目標は①仮定法を使ってどんなことを表せるのか理解する（内容）②仮定法の形を覚える（文法）の二つにしました。こうだったらいいなこうなったらいいなと思うことを周りの人と話してもらい、そのあと何人かに聞いてみました。『期末テストがなくなればいい』『もう一度クロアチア戦をやり直せればいい』『うちのネコと話してみたい』『タイムマシンに乗ってみたい』などなど、生徒たちの想像力はとどまることを知りません。『みんなの想像力、すごいね！仮定法ってね、そういうことを表現するときに使うんです！』『こうだったらいいなぁっていう気持ちを表現できるんです』と言うと、みんなかなり興味を持ってくれました。いつもいつもこんなふうにうまくいくわけではありません。内容によっては寝ちゃう生徒もいるんです…。でも、今日の授業の最後にひとりの生徒から『普段考えていることが表現できるとわかって、やる気が起こりました』って言ってもらえて、本当にうれしくなり、また頑張ろうと思えました。さらに『空想の世界のことを言えるんですね』という子もいたんです。仮定法は空想の世界を表現できる！うまいっ！これから説明するときに使わせていただきます。今日も生徒たちにたくさんのことを教えてもらえました。
05Dec
- 挨拶のチカラ
  最寄り駅の駐輪場には管理人さんがいらっしゃいます。二人の方が交代で勤務なさっているようです。私は駐輪場の利用者ではありませんが、毎朝「おはようございます！いってらっしゃい！」夕方には「おかえりなさい！おつかれさま！」と言ってくださいます。私の一日も「おはようございます！いってきます！」で始まり「ありがとうございます。お疲れさまでした！」で終わります。最近、寒くなりましたが管理人さんたちのおかげで、心はポカポカ、温かい気持ちで一日を過ごすことができます。私のような人がたくさんいるんじゃないかなぁと思います。駐輪場の管理人さん、ありがとうございます！
04Dec
- 経験を語って明日のエネルギーに！
  キャリアコンサルタントの勉強会に参加しました。グループワークが中心の、とても豊かな時間を過ごすことができました。テーマのひとつは『小学校のころ好きだった教科』ひとりの人が、なぜその教科が好きだったのかを話し、グループの人が『きっかけは？』『何かエピソードはある？』『そのときどう思った？』などと聞いて、その話を深めていきます。小学校の頃のことなんてあんまり覚えてないよ〜と思っていました。ところが、ポツポツと語る中で、あるいは質問に答えていく中で実にさまざまなことを思い出していきます。そして自分が大切にしていたことがわかってきてエネルギーがわいてきます。多くの人に体験してほしいと思いました。テーマはなんでもいいので。例えば『小学校のころ好きだった給食のおかず』『小学校のころ好きだった歌』などなど。過去のできごとや経験を語ることで自分の大切にしていることが見えてきます。それが明日からのエネルギーにつながります。ひとりでもできるし、二人いればもっといいかもしれません。早速やってみようと思います！さまざまなこと思い出すさくらかな写真は広島県生口島の法然寺です。
03Dec
- ワールドカップ　2010年大会
  日本代表のみなさん！決勝トーナメント進出おめでとうございます！私が教えている生徒の中には日本戦の前にクロアチアとベルギーの試合も見たので１時間しか寝ていないという子もいました。12年前2010年ワールドカップの思い出です。日本がデンマークとの戦いを控えていたある日、ヤマトさんが荷物を持ってきてくれました。『明日の明け方、デンマーク戦ですね』『起きられますかねー』『頑張って起きて応援しましょうね』そんな会話をしていました。ヤマトさんが帰ったあと、母から『誰か遠くに引っ越すの？』と聞かれました。私が、『え、知らない。どうして？』と答えると『連絡船がなんとか、って言ってたから』連絡船！！！お母さん、それは『連絡船』ではありません。『デンマーク戦』です。：：あれから12年。月曜日はクロアチア戦。応援しています。
02Dec
- キャリコンと中島みゆき
  あんな時代もあったねといつか笑える日が来るわ『時代』本当にいい歌です。この歌を作った頃、中島みゆきさんは23歳くらい？すごいなぁと思います。『たいがいのことは笑い話になるよ』私の友人がよく言っています。これは経験からのことばです。それを23歳で言い切れる中島みゆきさん。たくさんの人がこの歌にこの歌詞に救われたと思います。いままさに辛く苦しい思いをしている人に向かっては絶対に言えません。もし私だったらとっっっても傷つきます。だからこそ、平常心のときに『そうそう、辛いこともいつか笑える日が来るよね』と心に刻んでおくといいのかなと思ったりします。教員として、あるいはキャリコンとして相談を受けたときは相談者さんの経験なども丁寧に伺います。そうすると、相談者さんは過去のことを語りながら少しずつ元気になっていきます。『あー、あのころの私、頑張っていたなぁ』と思ったり『辛かったあの経験にもこんな意味があったんだな』と、ご自分で意味づけなさることで元気になれるんですね、きっと。過去があるから今がある。当たり前ですが、それを意識できるかどうかで物事の見え方が変わってくると思うのです。過去の事実は変わらないけれど、その事実の見え方や意味合いが変わることはよくあります。私にもありました。こんな気持ちが一生続くのだろうかと思えるほど辛いことが。でも『時間』というクスリと周囲の方々に支えていただいたおかげでなんとかやってこられました。あんな時代もあったねと言えるようになりました。心に小さな『モヤッ』を感じていたり、辛さを感じているときは誰かに話してみると楽になれると思います。そして、そんな誰かに私がなれたらいいなと思っています。
01Dec
- これでいいのだ
  はい、バカボンのパパです。バカボンのパパなのだ。このことば、すべてを肯定し、すべてを包み込んでくれる、本当に温かいことばだと思います。♫西からのぼったおひさまが　東〜へ　しぃずぅむ〜　　え、ほんと？　これでいいのだぁ　これでいいのだぁ私が子どもの頃、みんなが歌っていました。そしてみんなが言っていました。『これでいいのだ』私たちはいろいろな場面で『〜するべき』『〜しなければ』と言っている気がします。『学校には行くべき』『親はこうあるべき』『親なんだからしっかりしなければ』などなど、いろいろあります。私がそうなんです。そうでした。初めての担任を持った頃にはやはり『学校には来るべき』だと思っていました。30歳で『教育相談』の研修に参加し、お子さんや保護者の方に接するときの視点が増えました。結婚し、娘を授かり、母親としても教員としても悩み、周囲の方々に支えていただきながら生きてきました。いまの私だったらもう少し違う対応ができたな、もっと話を聞くことができるのに…過去を振り返るとそう思うことがたくさんあります。55歳を過ぎ、今度は私が周囲の方のお手伝いをしたいなと思うようになって３年前キャリアコンサルタントの講習を受け、国家資格キャリアコンサルタントキャリアコンサルタント技能士の資格を取得しました。学校に行きたくない日もありますよね。仕事をやりたくない日もありますよね。イライラすること、腹が立つこと、毎日いろいろありますよね。でも、それでいいんじゃないかなと思います。もちろん、投げやりな意味ではありません。過去を振り返りながら『これでいいのだ』と自分自身を受け入れてみてください。『それでいいのだ』と相手を肯定してください。これでいいのだ。偉大な言葉です。もしいま何かつらさを感じていたら声に出していってみてください。これでいいのだ。それでいいのだ。こうして書きながら私も穏やかな気持ちになってきました。私にとっての魔法のことばです。
30Nov
- 日常を丁寧に
  はじめまして。今日からブログを始めます。背中を押してくださる方がいて、日記のように書いていったら自然と考えがまとまったり気づいたりするんじゃない？って言ってくださったので勇気を出して始めてみました。ブログのタイトルでもある「日常を丁寧に」は先輩の先生のことばです。私のクラスの副担だったその先生が卒業記念に作ったコーヒーカップに書いてくださいました。２５年くらい前のことです。そのときにもいい言葉だなと思いましたが、年を重ねるにつれ、この言葉の持つ大きさと深さがじわじわと染みてきます。日常を丁寧に。そう思いながら生きるようになってから見える景色も違ってきたように思います。それでもまだまだいい加減になってしまい反省することも多いのですが、ゆったり丁寧に、を心がけて暮らしています。日々の何気ないことや考えていることをつづったり、これまで教員として、娘の母としてやってきたことを丁寧に振り返る機会にできればなぁと思っています。よろしくお願いいたします。