高校での進級•卒業には

一定の『単位』を取得する必要があります。


Yさんは一年生の夏休み明けから

欠席が多くなりました。


家庭訪問をしたり、

電話で話したり、

夕方学校に来てもらったり、


Yさん本人はもちろん

お母さんとも面談を重ねていきました。


1月。


とうとう明日の保健と

芸術の授業を休んだら

いわゆる『法定時数オーバー』となって


その二つの科目の単位が取れず、

進級ができなくなってしまう


そんな時期になりました。



そして、その当日。


Yさんはお休みでした。


欠時数オーバーです。


電話でお母さんと話しましたが、

力を落としていらっしゃいました。


今後についてはYさんを交えて

ゆっくり話していきましょう。


そう言って電話を切りました。



翌日


Yさんが登校してきたんです。

とてもいい顔をして。


そして学年末。


その当時のきまりで彼女は『留年』が

決まりました。


そうなると退学してしまう生徒が多い中、

彼女は

もう一度一年生をやることに決めました。


また休んでしまうのではないか…

誰もがそれを心配していました。


しかし、

Yさんはその後ほとんど休むことなく


高校を卒業したんです!


卒業式の日、

彼女が可愛らしい花束を持って

会いにきてくれました。


Yさんがどんな思いで高校を続けたのか

どれほどの喜びと

どれほどの苦労があったのか


本当のところは私にはわかりません。


しかし、Yさんが自分で決断し

高校を続け

そして卒業したことは紛れもない事実であり、


この経験は

とっても意味のある、

大きな経験であることに

間違いはなく


今後の彼女を

いろいろな場面で支えてくれるだろうと

確信し


彼女と別れました。



数年後

同僚と出かけたレストランで

彼女のお姉さんから声をかけていただきました。


元気でいると聞き、

とてもうれしくなったことを

いまでも覚えています。




今日もブログを読んでくださり

ありがとうございます。