息子は小学校高学年から、よく頭をかゆがって、うっとうしそうだった。
フケ対策に効果があるとされるシャンプーを次から次へと試したが、あまり効果がなかった。
サクセス
オクト
コラージュフルフル
全部だめ。
(オクトがわずかに効果があったような気もする)
しかし、最後に絶大なる効果を発揮したのがこれ。
ニゾラル・アンチダンドラフシャンプー
ちょっと値は張るが、これのおかげで完全にかゆみもフケも止まった。医薬用成分のケトコナゾールの効果である。英米では,ベストセラー商品である。日本では同成分をシャンプーに使用できないが,個人輸入は合法である。情報は力である。
日本では,いくらフケ対策に効きそうなふれこみの薬用シャンプーでも(コラージュフルフルなどのミコナゾール系使用が多い),ケトコナゾールは不使用だから,しょせんたいした効果はない。日本の皮膚科では,フケの原因である脂漏性皮膚炎に対しステロイド入りシャンプーが処方されるのが標準的だが,長期に使用できないうえに,たいして効かない。ケトコナゾール入りローションなら処方してもらえ,効果もあるが,頭皮に塗るとベタ付くので不便である。日本ではシャンプーとしてケトコナゾールが認可されていないこの状況,とても不合理である(最近,AGA治療用にDr.BALUMOというケトコナゾール入り医療用シャンプーが100ml 3200円で販売されているが,新たに認可されたのか? 事情は不明だが,少なくとも,価格が高すぎる。それはそうとAGA治療にも有効なのは,うれしい人もいるかもしれない)。
もし同様のお悩みの方がいたらダメもとで,ケトコナゾール入りシャンプーを試してほしい。
以上、純粋に体験談である。
我が家では上の商品リンクの海外サイト456ショッピングでいつも買っているが、ここで紹介したのは知るかぎりでいちばん安いからにすぎず、アフィリエイトなど一切していない。
(記事初出 2010年9月27日)
【2014年1月追記】
その後,この記事に紹介したニゾラル・アンチダンドラフシャンプーは上記サイトで販売中止で入手不可能となったが,主成分であるケトコナゾールを含むシャンプーは個人輸入代行業者からいろいろと出ている。もっとも,我が家では,現在,同じ用途として,コールタールシャンプー MG217を使用してそれなりの効果を上げている。
【2016年1月追記】
うれしいことに,いつのまにかニゾラル・アンチダンドラフシャンプーが販売再開していた。今後はやはりニゾラル・アンチダンドラフシャンプーに戻す。MG217はオイルくさいし,効果もニゾラル・アンチダンドラフシャンプーのほうが上回っていたので。
【2018年6月追記】
2018年3月頃に,456ショッピングが閉鎖された。倒産したようである。現在は,代替品として,製造元と主成分の濃度は異なる(むしろ1%→2%と高まる)がニゾラルシャンプー(2%)(タイ製)が良い。個人輸入代行業者オオサカ堂で購入している。
【2024年1月追記】
上のニゾラルシャンプー(2%)が一時的に欠品したために (現在は解消),同様の主成分(ケトコナゾール2%)のダンドリルシャンプー(ニゾラールシャンプージェネリック)(タイ製)をやはりオオサカ堂で購入した。同様の効果がありそうであり,しかも若干安い。
(子供のフケに長く悩んでいたアメンバーさんから,この商品を使用して3日ほどで劇的に改善したとの報告があった。やはり医薬品成分のケトコナゾールの効果は素晴らしい。)
【2024年2月追記】
本記事初出時の冒頭の本家のニゾラル・アンチダンドラフシャンプー(ケトコナゾール1%)(カナダ製)に戻した。
オオサカ堂で購入してきたニゾラルシャンプー(2%)(タイ製)やダンドリルシャンプー(ニゾラールシャンプージェネリック)(タイ製)にとくに不満はないが,シャンプーの泡立ち,匂い,使用後のさっぱり感が,本家ニゾラル(カナダ製)が一番良いからである。ケトコナゾールの成分こそ1%だが,当時,劇的に効いた感動の影響もある。
日本でも楽天などで「アメリカでベストセラー」という触れ込みで個人輸入代行している業者があるが,知るかぎり最も安くても1本(200ml)8,650円とメチャ高い。参考までにこちらである。(まずはお試しだし,多少高くても日本語で慣れた楽天の手続きで完結できるのがよい,めんどくさいのは無理という人はこちらからの購入がよいだろう)
しかし,そんなバカ高い個人輸入代行は不要である。そこで私の出番である。製造メーカーのNizoral StoreがアメリカのAmazonから日本に直送してくれるのである。2024年8月現在は1本400mlタイプが日本発送対象である。こちらである。上記の個人輸入代行(1本200mlタイプ)の実質3分の1以下の価格である。
アメリカAmazonでの価格は以下の通りである(2024年8月現在)。
本体価格 | 送料 | 定期便割引 | 輸入手数料 | 合計価格 | 200mlあたり価格 | |
1本(400ml) | $27.57 | $10.82 | $0.00 | $0.00 | $38.39 | $19.20 |
1本(400ml)定期便 | $27.57 | $10.82 | 初回(-5%):-$1.38 |
$0.00 | 初回(-5%):$37.01 |
初回(-5%):$18.51 |
2本(800ml) | $55.14 | $13.74 | $0.00 | $0.00 | $68.88 | $18.72 |
2本(800ml)定期便 | $55.14 | $13.74 | 初回(-5%):-$2.76 |
$0.00 | 初回(-5%):$66.12 |
初回(-5%):$16.53 |
日本への発送の場合,定期便で注文しても,有効なのは初回分だけで次回分以降の注文は住所エラーが発生して無効となる。また,定期便は初回分のみ購入で次回分以降をキャンセルしても何らペナルティは発生しない。したがって,ともかく定期便で購入して初回分割引だけ得るのが合理的である(次回分以降の注文がエラーになれば放置でいいし,有効ならば必要に応じて間隔調整なりキャンセルなりすればよい)。効果を感じてまた購入するときは,また定期便を申し込み初回割引を得よう。
効果の有無は、通常、長期の観察の必要はない。自身の経験や周囲の報告からは,1〜2週間もしないうちにフケが改善する場合がほとんどである(「効きませんでした」とは私にいちいち報告してこないのが自然だが,オオサカ堂のケトコナゾール入りタイ製代替品のカスタマーレビュー[悪い評価も公平に掲載されている様子]の観察でも効いた報告が圧倒的である)。
英国での標準的な用法では,初期に毎日使用して効果が現れた後は,徐々に使用間隔を広げ,週に2回程度の使用とするのが推奨されている(オオサカ堂の英国での用法解説(日本語),ニゾラル公式のFAQ(英語)参照)。それに従う場合は,消費量が減るので頻繁に購入する必要はなくなる。私自身は(途中少しの休みはあるものの)10年以上毎日ケトコナゾール系シャンプーを使用しているがとくに不都合は生じていない。
▼2本定期便購入時のCheckout確認画面
※「Save 5%〜」のチェックが定期便を意味する。
200mlあたりの価格で比較すると,オオサカ堂のダンドリルシャンプー(ニゾラールシャンプージェネリック)(タイ製)の4本(400ml[1本100ml]は34.11ドル,200mlあたり17.06ドルである。本家ニゾラル(カナダ製)のアメリカAmazon2本800ml定期便(初回割引)は200mlあたり16.53ドルであり,本家ニゾラルが0.53ドル(日本円で約77円)安い。
私自身は,ついでに同じニゾラルブランドのシャンプーブラシ($10.99。送料別)を購入した。シャンプーと同時に注文すれば送料は$1.58しか増えない(実際には別口発送だったが,Amazonの都合なので送料がそれ以上に増えたりはしない)。注文後9日で到着した。
突起部はシリコン製で,なかなかに使い心地がよい。手で洗うより頭皮をよく刺激する。ブランド(というのもおおげさだが)がそろっている安心感がある。
日本のAmazonでも似たような商品は「シャンプーブラシ」という名称でいろいろ売られている。
ちなみに,今回,もし上記のケトコナゾール系のシャンプーで効果を感じられなかった場合に次に試すとすれば,こちらの商品がよさそうである(日本発送可能)。毛嚢炎対策もうたわれていて何やら強力そうである。私自身は購入していないが,レビューで絶賛されている。
■アメリカAmazonで購入するためのポイント
ネット記事を検索すれば,アメリカAmazonの基本的な使い方はわかるだろう(たとえば,こちらの外部記事)。私が強調したいポイントは次のとおりである。
- アメリカのAmazonは,日本とはアカウントが別である。新規に会員登録が必要がある。日本のとは別のメールアドレスを使うべきである(さもないと,Amazonデバイス使用時に色々と不具合が生じる)。
- 住所は英語表記で登録する。日本語で登録できてしまう登録フォームもあるが,その状態で商品を購入すると,注文は成立しても,郵送途中で荷物が行方不明になる危険が濃厚である(経験済み)。
- 支払い方法(Payment method)は,日本のクレジットカードでよい(デジタルコンテンツ購入時は制限がかかり裏技が必要となるが,実物購入では制限がかからない)。
- 支払い方法(Payment method)をどこの通貨建てとするかが選択できる(「Change card currency」の項目)。円建てとするとAmazonが為替手数料をとり,ドル建て(U.S. Dollar (USD))とするとクレジットカード会社が為替手数料をとる。ほとんどの場合,ドル建てとして発生するクレジットカード会社の為替手数料のほうが低い。
アメリカAmazonへの注文について質問があれば,アドバイスする。