ドイツのFrankenフランケン地方のQ.B.A、Q.m.P.のワインにはBocksbeutelといわれる扁平の瓶が使われています。
この名前の由来として、多くの解説書に、その瓶の形からBocksbeutel [Bocks=雄山羊、Beutel=袋、陰のう]と言われていて、実際に山羊の陰のうがワインの入れ物に使われていたと説明がありますが、どうも信じられないでいました。
Jancis Robinsonジャンシス・ロビンソンのOxford Companion to WINE(ワインの百科事典)やその他を参考にすると、、 『Bocksbeutel は、ドイツ北部で祈祷書などを持ち運ぶ袋の名前Bücherbeutel(本を入れる袋)[Bücher=本の複数形]から出たもので、その形からFrankenのワイン瓶にこの名前が付けられている。』という説があります。
さて、どちらが真実なのでしょうね。セミナーなどでは後者の方が説明しやすいです。
なお、このBocksbeutelという瓶の名前は、規定でFrankenでしか使用できないが、同じ扁平型の瓶は、Badenバーデン地方の
Bereich Ortenauベライヒ・オルテナウの4つの村;Neuweierノイヴァイヤー、Umwegウムヴェーク、Varnhaltファルンハルト、Steinbachシュタインバッハ、と
Bereich Tauberfrankenベライヒ・タウバーフランケンでも使用されているそうです。
ワイン売場では、この扁平瓶でFrankenのワインを見つけやすかったのですが、最近FrankenのQ.B.A.でも扁平ではなくて丸型の瓶も見るようになりました。ワインセラーでワインを保存する時には、確かに扁平型瓶が混ざると揃えにくいことはありますが、印象的な形なので愛着があります。






