昨夜のドラマ「トップナイフ」第5話
の感想を少し...。
「聴神経腫瘍」のことは
かなり正確に説明されていたものの、
この回に出てくるいろいろな症例の一つ
という扱いで、
この病気を知るには短か過ぎるかなぁと。
ものすごく期待を持っていただけに
ちょっと残念...。
それでも、医局のカンファレンスでの
「この(腫瘍の)サイズだと命を救うのが優先される」
「聴神経は脆い、(温存の)確約など不可能だ」
というやり取りや、
天海祐希さん演じる深山医師と
椎名桔平さん演じる黒岩医師との廊下での会話
深山:「聴神経、温存できると思う?」
黒岩:「いや、誰がやっても厳しいね。温存なんて確約できるもんじゃない、全摘だけでも上出来だ」
という辺りなど、監修は完璧だったと思います。
ただ、終盤の患者のピアニストさん自身がセリフの中で
「聴神経はどうでもいい、顔面神経を温存してい欲しい」
というのは、ちょっと違うかなぁ。
何故なら、この手術を受ける前に、聴神経腫瘍の患者は
「顔面神経の温存を第一に、聴神経腫瘍は取れるところまでギリギリ取ります」
ということを執刀医から必ず告げられるからです。
QoL(Quality of life:術後の生活の質)のことを考えると
「聴こえ」を失うよりも顔面神経がちゃんとしている方が良い
というように考えられているためです。
私が違和感を持ったのは、
聴神経腫瘍の手術の前には、
ホントのところ”顔面神経との関係”が
自分自身あんまりピンときていなかったからです(^^;
恐らく”顔面神経温存の重要性”を
ドラマの中で触れておきたかったのかと思いますが、
(監修者の意図か)
患者ではなく、医師のセリフで言わせた方が良かったかな
(こちらの方がリアリティがあった)
というのが素直な感想です。
いずれにしても「聴神経腫瘍」という病気
一般に認知されるにはまだまだかなぁ。
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