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M3Variant : 高齢者の仲間入りしました

APL(急性前骨髄球性白血病)再発後、造血幹細胞自家移植を受け、社会復帰しました。
APLのほとんどはM3型(多顆粒型)ですが、APL全体の2%ほどしかない M3Variant(M3V型:微小顆粒型)のため、この名にしてます。
主なテーマは、白血病,旅行,日々の出来事 の3つです。

25.9.20(土)
ヘルシンキ駅近くのホテルをチェックアウトし、駅前で運行系統 7T の路面電車に乗車。

ヘルシンキ西港 ターミナル2

 

西ターミナル2にて

 

7T 系統の終点、フェリーターミナル西港で下車。ヘルシンキのフェリーターミナルは2つあるそうだ。

 

ボーディングパス

 

日本からネットで予約していた定刻 13:30 発の TALLINK に乗船手続き。

 

SHIP MONEY 35€ 何じゃこりゃ?


ボーディングパスといっしょに、SHIP MONEY という券が 35€分出てきた。なんじゃこりゃ? 職員に聞いたら、船内での買い物に使えるとのこと。でも何でこんな物が? 当初の予約往復分をクレカで支払った後、片道に変えたのだが、どうやらキャンセルした復路の分をこの SHIP MONEY で返すらしい。

 

フェリーの行き先はエストニアの首都タリン(Tallinn)。船での国境越えは、今年2月08日のウルグアイ→アルゼンチン以来。今年2回目となる。国際航路ということになるが、フィンランドとエストニアはどちらもシェンゲン条約加盟国なので、通関審査はなし。

 

乗船した MEGASTAR 号

 

定刻 13:30 のはずだが、10分ほど早めの13:20 には出港した。風が強く、若干揺れたが、船酔いはしなかった。

 

↑GPSアプリで記録したフェリーのルート
   →地図が表示されない場合はこちら

 

出航後すぐに、スマホのGPSアプリ(ルートヒストリ)を起動していなかったことに気付き、起動。GPS記録をグーグルマイマップに移植したのが↑の地図。

 

今年2月の南米旅行では、ワイモバイルスマホの「海外あんしん定額」がトラブルで利用できず、モバイル回線でネットに繋がらなかったため、ナビ等を利用できなかった。これに懲りて、今回は海外用のモバイル WiFi ルーターをレンタルしてきた。

 

海外用のモバイル WiFi ルーターを初めてレンタル

 

航路の途中にはエストニア領の島がいくつかあるせいか、中間地点より手前で、エストニアのモバイルデータ回線に繋がったことを確認。

 

船内では35€分の SHIP MONEY で飲み食いしたが、それでも12€ほど余り、ミネラルウォーターを4本購入。

 


すれ違った TALLINK の僚船

 

タリン港着は定刻 15:30 だが、やや遅れて着いた。出港は定刻前だったのにね。何はともあれ、エストニアに入国。これで行ったことのある国は、53ヵ国となった。
前々日、ロシアの無人機がエストニアの空軍基地に侵入したというニュースがあった。迎撃されたドローンの破片が落下して日本人旅行者が負傷⋯。なんて目に遭いませんように~~。


フェリーターミナルから徒歩10分あまりの所にある、予約していたホテルにチェックイン。

25.9.19(金)
体内時計は日本時間のままなのか、夜中3時頃、目が覚めてしまった。寝られそうがなく、起き上がってブログに記事投稿。じきに明るくなった。朝食後、ベッドで寝ていたら雨が降ってきたが、昼過ぎには雨は止み、青空が見えてきたので、12年ぶりにヘルシンキ市内をぶらぶら。

 

聖ヨハネス教会

 

EV 連接バス 充電中

 

EV バスの充電用パンタ

 

公園脇で、乗客の乗っていない連接バスが停車スペースに停まり、パンタグラフを上昇させたのが見えた。何だろうと思ったら、電気式のEVバスが充電場所に停車して充電用のパンタを上げたようだった。当然、2極のパンタで、集電舟も2本あった。トロリーバスでなく、こういう方式もあるんだな。

 

港のマーケット広場

 

ウスペンスキー寺院


見覚えのある建物だと思ったら、12年前にも来て中を見た寺院だった。


ヘルシンキ市内を十数km ほど歩いたかな。16:30 頃、駅前のホテルに戻った。

25.9.18(木)
前日、盛岡の自宅を出た後、京急羽田空港線天空橋駅近くのホテルに一泊。今回も成田ではなく羽田からの出国。海外旅行は4回続けて羽田発着となる。この日は、朝早い便に搭乗予定のため、ホテルの朝食は取らずに羽田空港へ。

定刻 7:50 の日本航空 JAL047便に搭乗。機内は満員に近かった。13時間ほどのフライトで、定刻 15:10 フィンランドの首都ヘルシンキ(Helsinki)着。

今回のフライトでは、シートベルト着用指示が離陸後に解除された後、着陸の前まで一度も出なかった。欧州便や北米便など10時間を超えるフライトで、揺れによるシートベルト着用サインが一度も出ないなんて、今までにあったかな? 記憶にない。初めてのような気がする。そんな訳で若干の揺れはあったが、ほとんど平穏。帰国時のフライトもこうだといいのだが、そうはいくまい。

フィンランドは12年ぶり。その時はシベリア鉄道をウラジオストクからモスクワまで全線乗った後、サンクトペテルブルクを経てヘルシンキまで乗り継いだ。ロシアがウクライナのクリミア半島を併合する前の年で、その頃はまだ、乗ったことはないがウラジオからシベリア鉄道経由でウクライナ・キーウまで行く国際列車も運行されていた。12年前に乗ったサンクトペテルブルク⇔ヘルシンキの国際列車も、3年前にロシアがウクライナに侵攻した後、運行されなくなってしまった。


ヘルシンキ到着時の気温は17℃。さすがは北緯60°超だな。羽田出国時は35℃ほどだったのにね。空港駅から電車でヘルシンキ中央駅へ。

 

空港駅→ヘルシンキ中央駅 の乗車券

 

フィンランド語(スオミ語)は印欧語族ではないので、乗車券を見ても英語に似た単語はないようだ。検索したら日本語と同じ膠着語だが、名詞の格が15格もあるそうだ。文法性(男性名詞、女性名詞・・)はないが、単数複数はあるという。
中央駅到着後、予約していた駅前のホテルにチェックイン。

 

アルジャジーラ英語版

 

部屋のテレビで英語のチャンネルを探したら2つあり、そのうちニュースは1チャンネルだったが、何とアルジャジーラ英語版だった。英語圏以外のホテルで CNN や BBC はよくあるが、CNN も BBC もないのにアルジャジーラとはねえ。これには驚いた。
他に解る言語のチャンネルはないのでずっとこのチャンネルにしていたが、中東のメディアだけあって、イスラエル・ガザ関連のニュースが半数以上だった。

夜は長袖シャツ1枚では寒く、トレーナを着て駅構内に夕食に行った。パーカーを持ってくればよかったかも。どっかでパーカーを買おうかな。