でも、『自立』と一言で言っても、それはどんな姿なのか、具体的にイメージしたことはありますか?
そして、実際私たち大人であれ、どのくらい『自立』できているのでしょうか?
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まず、子どもに願う『自立』の第一歩が、
自分のことを自分でできるという力ではないでしょうか?
自分の行きたいところに自分で行く
出されたものを自分で食べる
トイレで排泄する
自分で寝る、起きる
という乳幼児期から、学童期には、
自分で宿題をする
かばんの準備をする
自分で学校に行く・帰る
などが挙げられます。
保育園や幼稚園、学校に行くと、さまざまなルールが設けられ、
友だちとの人間関係や自分の気持ちの折り合いの付け方を学びます。
その中で、
自分の感情をコントロールする力や
人を大切に思いやる心、
円満なコミュニケーションや
良好な人間関係の築き方を身に付けながら、
精神的な自立を目指して成長していきます。
また、好きなこと、得意なこと、やりたいことを見つけ、
能力を伸ばし、実力をつけていくために、
コツコツ取り組むこと、
自分で選択し、
自ら行動していくこと、
そして、
夢を実現すること、
欲しいものを自分でゲットすること、
自分の人生を自分で創り、楽しむこと、
また、
お金を稼ぎ、社会に貢献していくこと、
と、社会的にも経済的にも自立し、自己実現させていくことも『自立』した姿と言えます。
そして、老後は楽して遊んで暮らす中でも、
目標をもって、常に自分を更新することを楽しめる、
そんな姿が『真の大人』なのではないでしょうか?
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もちろん失敗したり間違えることだってあります。
そんな時に、素直に自分の非を認めること、
諦めずに挑戦し続けることも、
『自立』へと繋がるでしょう。
「めんどくさいなぁ」
「誰かやってくれないかな」
「少しくらいサボってもいいか」
「時間がなかったから」
「子どもが小さいから」
「お金がないから」
と言い訳したい気持ちも認めつつ、
そんな自分に喝を入れ、しつけていくことでしか成長はないのかもしれません。
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なんて言うと、『自立』するのってとっても苦しくて、大変なことって思われそうですね。
それに、成功しないと『自立』したと言えないような。。。
でもそれは、『自立』がゴールになっているからではないでしょうか。
自転車をイメージしてください。
走り続けることでバランスをとって立ってられる自転車と同じで、
何かに向けて進み続けることで『自立』できると思うと、
『自立』にゴールはありませんね。
それに、こぎ始めこそエネルギーはいるものの、スピードがつくとスイスイ進める自転車のように、
『自立』することも、慣れてコツさえつかめれば、難しいことでも大変なことでもなくなるはずです。
さぁ、いつまでも言い訳して止まってないで、
さっさと自立して、見たい景色を見に行きましょう!!
それこそが、『真の大人』の生き方なのではないでしょうか?