2021年 裏私的映画大賞 | Mの国より愛を込めて

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前回は昨年見た映画の中で個人的に素晴らしい作品を発表しましたが。

 

 

今回は裏やりますよ、裏。

 

基準は私的映画賞と同じとなります。

なお、こちらは複数大賞作を載せていますのであしからず。

 

〇合わなかったで賞

 

太陽の子

 

太平洋戦争時に日本が行っていた核実験を題材にした作品。

前半はドラマ性があるものの、広島に原爆が投下された後は淡々と話が進んでしまい、最後は意味不明。

まとまりの悪さが残念です。

 

ジェントルメン

 

 

悪い奴らが好き勝手にドンパチする内容。

ガイ・リッチー監督の原点回帰と言われていますが、社会的に問題がある連中が楽しそうにしているのはどうかと。

罪の意識がまったく無いゴッドファーザーだしなぁ。

ヤンキー漫画じゃないんだから。

 

砕け散るところをみせてあげる

 

いじめられている少女を助ける話、と思いきやスリラーとなりSFにまでぶっ飛んでいく展開。

予想外と言えば予想外だけど、規格外過ぎました。

 

ヤクザと家族

 

 

一人のヤクザを三つの時代に分けて展開する話。

しかし、中盤は他の任侠作品の影響を受け過ぎ、後半は設定がポンコツすぎとボロボロになっています。

作品の落とし前をつけるためのラストシーンだったかと。


 

〇期待外れで賞

 

そして、バトンは渡された

 

ベストセラーを映画化したもの。

二つの時代を中心にそれぞれの親子の話が展開され、後半はそれがまとまる作品。

明らかに感動作品を売りにする宣伝文句に展開の予想がついていたのですが、その通りの展開でした。

まあ、泣かせたいのは分かりますが・・

 

孤狼の血LEVEL2

 

 

同名の小説を映画化したものの続編。

先輩からヤクザを仕切る役割を受け継いだ警官の話ですが、ヤクザあるまじきヤクザがフィクション過ぎてなんだこりゃ状態。

「ボクが考えたさいきょうヤクザ」にリアルティもクソもあるかい!

続編が決定したみたいなのでマキシマム99でオナシャス。

 

明日の食卓

 

 

 

ある幼児虐待を題材にした作品。

それぞれ追い込まれていく三組の親子が題材なんですけど・・そっちかい!と誰もがツッコまざるを得ない展開。

辛い親子の姿にイライラさせられること請け合いです。

 

由宇子の天秤

 

未解決事件を追うドキュメンタリー監督が父が営む塾の学生とひと悶着ある作品。

事実に悩む展開なのですが、なんだか腑に落ちなかったのが気になってました。

とある映画監督の批評でそのモヤモヤをズバリ指摘していたのは膝を打ちました。

 

スイングステート

 

 

小さな町の町長選挙に大物選挙秘書が付いてドンパチ繰り広げる話。

展開が全体的に上滑りしており、どんでん返しもなんだそりゃ?状態。

ちゃんと選挙モノとしてやった方が良かったんじゃね?

 

〇なめてる映画で賞

 

ゾッキ

 

 

同名の短編作品を三人の俳優がエピソード毎に映画化し、それを纏めた作品。

どの作品も中途半端&微妙なものばかりで色々困るのですが、光るモノも?

どちらかというと愛すべきク〇映画とも言えます。

 

レミニセンス

 

 

 

劣化インセプションとしか言いようがない作品。

場面ごとの展開もぶつ切り感があり、イマイチ話の趣旨が見てこない代物となっています。

 

サマーゴースト

 

 

 

不思議な幽霊に会いに行く話。

短編作品と差し引いても内容の薄さ、適当な作画とTVアニメ作品の方がまだ絵が良いんじゃね?というレベル。

特に脚本の練り込み不足が致命的かと。

 

大コメ騒動

 

 

 

歴史の教科書でも出てくるコメ騒動を題材にした作品。

ただ、中途半端にジェンダーと資本主義の内容を盛り込んでしまったため全体がブレてしまっています。

やけっぱちなクライマックスにも頭を抱えたくなります。

 

新解釈三國志

 

 

 

年に一本は上映される俳優無駄遣い作品。

多くの人が知っている三國志を独自解釈を踏まえた作品なのですが、ギャグの上滑りっぷりが酷い事になっています。

福田雄一監督はほどほどの予算の方が良い作品を作れるというのが分かります。

 

以上を踏まえ、昨年の私的最低映画は・・

 

 

新解釈三國志です。

ワー パチパチ

 

内容の薄さ、展開の微妙さ、ギャグの苦笑いさ

何より豪快俳優陣を全く生かし切れていない演出のダメさ加減が凄まじいものとなっています。

結局ムロツヨシさん頼りじゃん。

 

大コメ騒動もためを張る酷さだったのですが、公開の規模や俳優陣を考えると新解釈三國志の方が酷いという事になります。

 

 

他にも「全員切腹」や「シュシュシュの娘」にも色々言いたいことがありますが、あちらはいろんな意味で頑張っているので今回は勘弁してやる!(何が)

 

昨年も極端に酷い作品は無かったと思う年だったかと。

いや、それでも新解釈三國志と大コメ騒動はダメか。

今年は素晴らしい作品が上映されることを願いたいところです。