思いつきでママチャリで遠くに行くことにした藤村
紆余曲折があるもとある漁村にたどり着く
一方、藤村に関係ない所でも奇妙な出会いが繰り広げられる
鑑賞日 2021年4月11日
映画館 セントラル
人間、大なり小なり秘密があるもの。
それは実にしょうもない秘密だったり、世界を揺るがすものも?
本作はそんな秘密を題材にした作品。
原作は同名の漫画で、短編をまとめたオムニバス形式の作品なのですが、少しそれぞれの作品に接点があります。
そして何といっても、作品ごとで監督が異なり、それぞれ俳優の竹中直人さん、山田孝之さん、齋藤工さんが監督となっています。
なお、三人は作品には出演せず純粋に監督業を行っています。
本作のポイントは秘密を抱えて。
オムニバス形式なので、それぞれメインとなる三つの話を説明すると。
思いつきでママチャリで旅に出た男。
存在しない姉に執着する友人に振り回される少年。
父と忍び込んだ学校で奇妙なモノを見た少年。
どの作品にも他のエピソードが含まれているのですが、どれもしょうもn・・ゲフンゲフン。
まあ、どれもキテレツな代物です。
というか、殺人空手って何だったんだ?
見どころは前半、コンビニでの一コマ。
藤村が立ち寄ったコンビニ、色々白い目で見られているけど?
中盤の伏線になっており、ニヤリと出来るシーンとなっています。
気になった点はママチャリの旅が中途半端な事。
オチもなんだかうやむやになっており、藤村のその後も不明なままです。
笑えるシーンは笑えるのですが、かすりともしないシーンも多いのが非常に惜しい本作。
実のところ、冒頭のネタが一番面白いというのも・・
可能性は感じますので監督業をした三人の次回作に期待です。
原作者繋がりでチョイス。
同じ人とは思いませんでした。