海外赴任から戻る際にとある女性を連れてきた優作
程なく女性が死亡し、優作にスパイの容疑がかけられる
夫を信じる妻の聡子は優作から驚くべきことを聞かされるが?
鑑賞日 2020年11月15日
映画館 キネマ館
人間誰しも秘密があるもの、それは夫婦であっても同じこと。
しかし、その秘密を共有し二人で乗り越えていければ?
本作はそんな夫の秘密に共についていこうとした妻の話。
昨年のヴェネチア国際映画祭にて監督賞をとった事で話題になりました。
いや、見た時にちゃんと感想書いとけばよかったんですけどね、はい。
内容は太平洋戦争直前、商社を運営する優作が日本軍の悪逆非道を海外に露見させようとするのを妻の聡子が手助けするという代物。
当初は何も知らないお金持ちの妻が、夫の覚悟を知り協力するけど、仲が良かった公安に付け狙われる事に。
冒頭の優雅なお遊び映画撮影が微笑ましいのですが、クライマックスへの引っ掛けとなっていたのは中々強烈でした。
終盤の展開がやや難がありますが、後半まではスリリングな展開でグイグイ見せられる作品となっています。
世界的に評価された作品ですので、是非とも見ておきたいところです。
本作の監督である黒沢清監督をパロった黒沢ピヨシ監督が登場する作品。
一見女子向けの作品ですが、三池崇史監督がワルノリしており、小ネタがどえらい事になっています。