【嘆きの輪~ココロの解毒と浄化の時間~】というイベントを開催しました。
1人3分ずつ、交代で(パスもありで)話しっぱなし聞きっぱなしで何周かするだけ。
焚火を囲んでぽつりぽつりと語るみたいに、
安全に心のデトックス、しませんか。
という呼びかけで、私含む5人の輪ができました。
嘆きは大事な営みです。が、なかなか思う存分嘆くことができる場所はありません。
相手に悪いかな、暗い気持ちにさせちゃったかな、と心配したり
励まし、アドバイス、などで気持ちをかき消されそうになったり
その後もずっと「大変そうな人」として心配され続けたり
そんなことが起きない場にしたいなと思いました。
同様の企画を
今回は、絵は必須ではなく、「色鉛筆やカラーペンと紙などがあるといいですよ」
という自由参加の呼びかけにしました。

私は2012年にも使った、オイルパステルを傍らに。
今の気分は、紫色。
2012年にやった時の、しずくと花と爪を描いたらこんな感じになったよ。
この2枚をみんなに示して、チェックインしました。
自分も嘆きたいものを持っているとき、
他者の嘆きをどう聴くか?というところに安全装置を置いておきたかったのです。
全員が全員の話を大事に聴いていてほしい(自分が話すときだけ集中、ではなく)けど、苦しくならないように。
ほかにこんなアイディアを提示しました。
・ 受け取ったものや、話し切れなかった想いを、手元で絵に描くと、アウトプットできて、内側に溜まらないよ。
・ 描かなくても、話を言葉でなく色でとらえる。「群青色の中に、うすいひよこ色の光がみえるな」などと聴いていくのもいい。
・ 話を音楽として聴くこともできる。不穏な旋律、不安定なリズム、心から繰り出される表現は、切なくとももどかしくとも、苦しくとも、美しい。
・ ニーズリストをみながら、ニーズを感じながら聴く。
(ニーズとは、人間が普遍的に持っている本質的な望みのこと。
NVCの考え方に基づき、
ブライト・リスニングでも大事にしている)
友人や身内などの、長い嘆きを電話で聴くようなときにお試しください。
全員が、今の気分から1周話してチェックイン。
この場で出た話はこの場だけのもの。
人に話す、書く、もなし。
本人に後から話をふったり、元気づけるメッセージを送ったり、役立ちそうな情報を送ったり、もなし。
というルールを共有し、スタート。
1人3分の持ち時間。沈黙しても、パスしてもよし。
タイマーをかけて5人で代わる代わる3周、4周と話しました。
途中3分休憩がありながら、あっという間に終了が近づきました。
1分の沈黙の時間ののち、
ひとりずつ、今日の収獲、感想などをシェアしてチェックアウトにしました。
私は、羽根を描きました。
荷物が減らなくとも、羽根が生えて、軽やかな気持ち。
参加者のみなさんから、まだ参加してないみなさんへのメッセージをいただきました。
そう、焚火を囲んで、めいめいが持ちこんだテーマを火にくべながら、ぽつぽつ話す時間。
あたたかいし、全員の存在のありがたさ、価値、を感じました。
また、リクエストがあれば不定期開催していきます。
そして、
これを読んで「やってみたいな」という方がどんどん自主開催して
安全に嘆くことのできる場が、増えていったらいいな、と思いシェアします。
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