映画の日。

10年ぶりくらいに夫I氏と映画館で映画を観ました。

 

喫煙者で人込み嫌いのI氏は

これまで約束していたけれど気が乗らなくてドタキャン、

ということを少なくともこの10年で3回はやってくれました。

 

今日は奇跡的に一緒に観ることができました。

 

出発前に帽子がないとか

なんで新宿じゃなくて渋谷なんだとか

アップリンクへはこっちの道のほうが近いとか

腹が減ったとか

ワーワーギャーギャー言いながら劇場へ。

 

ややネタバレを含みますので、

未見の方はぜひ観てからこの先をお読みください。

 

アリゾナに住む90歳の主人公「ラッキー」の日常を描いた映画。

ラッキーが淡々と彼なりの秩序に貫かれた日課をこなすさまは、

映画「パターソン」を想起させる。
(私の過去記事→「きみはきみの表現をしていいんだよ」
 

孤高の人にも見えてラッキーの日常は

田舎町のあたたかいつながりの中に含まれている。

ダイナーや雑貨屋やバーや、

全員が家の場所を知っているような、

知らなくてもランドマークですぐに伝わる小さな町。

 

妻も子も恋人もなく(過去は明らかではないが、におわせるシーンはある)

愛想悪く悪態をつきながら、

つまり愛される努力や愛と引き換えに自分を曲げる必要もなく

町に含まれて生き、そして死んでいけるという希望を

ラッキーは見せてくれている。

 

行きつけのダイナーのウエイトレスが、様子を見に来るシーンで

彼女は「何もしない」。

ただ、話を聴き、ともに居る。帰りにハグをする。

 

誰かが誰かにできることとは、これに尽きるのではないか。

 

そして、ラッキーが同じ退役軍人と出会ったときの、

息を吹き返したような様子にも心を打たれる。

強烈な体験をともに過ごしたはずの、ピアな共感の力。

 

異年齢異国の人とはともに居ることで

知らない経験を聴くことで

その国の言葉を少し話すことで

その国の食べ物を少し食べることで

つながれる。

 

見事に食べるシーンがなく

飲み物が繰り返しでてくる映画で

 

パーティーで振る舞われるケーキや「フラン」は

命の食べ物だ。

 

そして行方不明の陸ガメは

「用事があって出ていった。」

 

誰かがこの世を去るときにも

(あるいは人間関係を終えて去るときにも)

「用事があって出ていった」

ととらえてみると、見事な納得感がある。

 

現実は、物質だけれど

人によって現実は違う。

 

そしてご機嫌も調子も、人生も最終的には

ナッシング、あるいは、アンガッツ。

なんて自由なんだろう。

 

映画館を出ると真っ先にコンビニ前で喫煙する夫ラッキーI氏。w

 


スペイン坂を歩く夫I氏のキャラクターは、ラッキーにまったく負けていないのでした。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

以下、高橋ライチ 募集中の講座です

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

 

台風この春スタート!思春期母サポート半年コース

 

クローバー5/21思春期母のお茶会@こぶたカフェ

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ココロの声を聴く、聴き方

ブライト・リスニング入門講座 5/26(土)10時~12時@中野  

 

ブライト・リスニング本講座 次回は5/19(土)10時~17時@渋谷スタート 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

こうしたい!あれやりたい!夢をどんどん叶えるトレーニング

満月新月と満月のココロカフェ3か月実践コースは、こちらから!

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
各種講座に日程が合わない方は、個人セッションへ♪

個人セッション「ブライト・マインド・カウンセリング」突然でも捕まえてくださ
 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ブーケ2話せる場・聴く力をすべてのママへ
リスニング・ママ プロジェク

Skypeで20分、無料で話せます。妊婦さん~小学生母のみなさんへ

リスナー養成講座5/15スタート! 申込み締め切りは5/10です!

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

お申込み・お問合せは こちら から