Soulmate -47ページ目

Soulmate

汝、愛されたければこそ、愛せよ。

$ソウルメイト



私は、沖縄にシンパシーを感じています。

生まれは大阪ですが、

両親は鹿児島の最南端出身ということもあり、

南方気質がそうさせているのかもしれません。


沖縄ソングを気分にあわせて聴き、

愛しています。


はじまて、沖縄ソングに出会ったのは、

沖縄が本土復帰が決まり、それを記念したイベントでした。

大阪万博の跡地であるエキスポランドで、

沖縄の方々が沖縄民謡や民族衣装を披露されていました。

子供ながらに、独特の雰囲気やメロディーに酔いしれたのを覚えています。


それから、成人したのち、

私の音楽ジャンルのひとつとして沖縄ソングが入るようになりました。


梅雨空で重々しい季節ですが、

梅雨が明けると夏。

花々が活き活きと咲きほころぶ季節となります。

そこで、「花」をテーマに2つほど好きな曲をご紹介します。


まずは、「花ーすべての人の心に花をー」。

1980年に喜納昌吉&チャンプルーズが発表した

沖縄ソングの代表的な名曲。

花を人生にたとえ、緩やかなメロディが心をなごませます。

様々なシンガーがカヴァーしていますが、

私は、おおたか静流バージョンがお気に入り。


1990年にCMで流れたのをきっかけで、

彼女のフアンとなり、私の歌姫のひとりとなっています。

もともと、坂本 九さんのバックコーラスをつとめた人で、

NHK教育「にほんごであそぼ」で、曲を提供したり出演をされています。

おおたかさんの代表アルバムであるリピートパフォーマンスシリーズは

彼女に影響をあたえた昭和の名曲をカヴァーしています。

曲のアレンジもさることながら、おおたかさんの七色の声がすばらしい。

しっかりと歌いあげる大人の歌もあれば、

コミカルに歌う歌もある。

「花ーすべての人の心に花をー」もその中に収録されています。

アジアンちっくなアレンジが、自然の中のような気持ちにさせてもらえます。







次の曲は、ネーネーズの「黄金の花」。

あまりメジャーではありませんが、

本土へ出稼ぎに出た人への愛情あふれるメッセージソング。

黄金の花とは、お金のこと。

出稼ぎに出た人への言葉ですが、

現代のお金重視の世界への、風刺とも感じられる曲です。

「黄金の花は、いつか散る」

お金だけじゃない、されど金。

幸せのあり方を考えさせられます。


歌うはネーネーズ。

ネーネーというのは「姉さん」という沖縄言葉です。

各島々の歌姫が集まったガールズグループ。

独特のふしまわしが心地よく、

沖縄の匂いを感じます。


第1~3期とメンバーチェンジを繰り返していますが、

この曲は、代表曲として歌い次がれています。







ひさしぶりのおもひではららいかがでしたか?

大きな花、ちいな花いろいろありますが、

みなとても美しい。


人もそうであるように、輝いてほしい。

そう願います。


花は描くのは難しい。

がんばらねば。


次回をお楽しみに。

$ソウルメイト



はじめてご購読いただく方へ。

この作品は、特異な世界観で構成されています。
性描写も含まれますので、20歳以下の未成年やこういった話が不快に感じられる方は
ご遠慮いただきますようよろしくお願いします。
オリジナル小説「縛らず師」に登場したカップル、
青山さんと月子さんを主役としたスピンオフ作品です。
表題画及び小説は、私のオリジナルです。

再開が、ずいぶんと遅れてしまい申し訳ありません。
忘れたことも多いとおもいますので
読み返していただければ幸いです

前編はコチラから
中編はコチラから


<中編のあらすじ>

魅せるSMを演じるカップル「ブルームーン」青山と月子。
「蜘蛛の宴」という演舞を予定している。

裏道にまで堕ちた、月子こと桂 江都子は、
秘め事によって堕ち、
抜け出せなくなって者が、最後の砦として助けを求める男、
人呼んで「縛らず師」辰巳 源の元に運び込まれる。
源の荒療治によって、自分を取り戻せた江都子だったが・・



第五章 -青山という男-


バー「セレンゲティ」。


「マスター、オイルサーディンちょうだい」

「はい、月子さん」


あいかわらず、青山はサックスを磨いている。

だが、月子が来るまでの表情とは違い、

どことなく、柔和な表情になっている。


「はい、オイルサーディンです

レモンを絞って召し上がってください」


小皿にオイルサーディンとスライスされたたまねぎが盛られている。


「ありがとう、マスター」


「マスター、ワシも何か飲ませてや

きついのがええな」


青山が、サックスをケースに収めながら言った。


「ほな、ズブロッカあたりどないです?」


「おーっ、ひさびさにいいね」


冷凍庫から、パイソンの図柄の瓶を取り出す。

表面は凍りついている。

ゆっくと揺れる黄金色の液体には、一本のわらが沈び

小ぶりのグラスにトロリと注がれた。


「青山さん、どうぞ」


「ありがとさん」


クィっと一口。


「クハーッ、効くねー」


青山が半分むせながら、言った。

隣の月子の手が、いつのまにかふとももに置かれている。



「ところで、お二人さんどこで知り合われたんです?」


「意外なところよ」


「?」


「クスッ、小学校の参観日」


「参観日?」




初夏。大阪府内の小学校。



教室の中は、緊張と興奮でざわめいている。

授業参観の日。

生徒たちはときどき、後ろに立つ父兄たちをチラチラ見ながら

こそこそと耳打ちをしている。


ガラガラガラ。

先生が入ってきた。

生徒たちは、めいめい背筋を正した。



「今日は、父兄の皆様が来られていますが、

普段のありのままを見ていただけるように、がんばってお勉強しましょう」


「ハーイ」


子供たちの成長を楽しみに、父兄たちが着飾って教室の後ろに立っている。

その中で、場にふさわしくないほどのオーラをまとった女性がいる。


「ねぇ、あの白いスーツの綺麗な人、透くんのママでしょ?」

「う・うん」


少し、はにかみながら少年が応えた。


辰巳 源の元ですっかり自分を取り戻した江都子だった。

母となった江都子は、ごく普通の主婦となり我子の成長が生きがいとなっている。

もともとの美貌に加え、バレエも再開しるので

平凡の主婦の域をこえている。

他の父兄からも、奇異の目で見られていた。



「ハイ、ハイ」


先生の問いに、子供たちが元気に答えている。

江都子は、微笑を浮かべている。


スーッと教室の戸が開き、遅れてきた父兄が入ってきた。

背が高く、きっちりと7:3に分けた髪に太い黒ぶち眼鏡の男だった。

この男も父兄というよりも、自由人の男という空気を感じさせていた。

江都子は、チラッと見ただけで、

授業の様子を見直した。



授業が終わり、それぞれの親に生徒たちが集まる。


「ママ、ママが一番綺麗やったね」

「アホ。そんなん見ててどうするの。ちゃんと先生の教えてくれたこと

わかったの?」

「もちろんや。ママが来てくれてがんばったで」

「透、ママはこのあと父兄のみなさんと集まりがあるから

家に帰ったら、おやつあるから食べたあと、宿題してなさい」

「うん。わかった」


息子の透は、皆から母親の美しさを褒められご機嫌の様子。


さきほどの男も、娘と話している。

仲が良いらしく、冷たそうな顔に似つかわしくない笑顔をしていた。



教室の机がすべて、後ろへ詰められている。

パイプ椅子が規則正しく並べられて、

生徒の父兄たちが座っている。

担任教師が進行役となり、生徒たちの環境や人間関係を

親の立場でどのようにしていくのか、話し合われている。



「私ども教師も、全力でお子様たちを見ています。

それでも限界がございます。

生活の些細な変化や行動はご父兄の皆様が、

日頃の言動や行動をしっかり見ていただくことで

協力しあいながら、お子様の成長を・・」



面白みのない担任の会話に、

集中力をなくしかけている。

息子のため、母親としてがんばらなければと

思いつつ、他の父兄に目を泳がせはじめる。


あの父親がいた。

なんとなく気になってしまう存在感。

こういう場には、参加しないようなタイプになんとなく思ったが

足を組んで、担任の話を聞いているようだ。


周りの音が、遠くに感じてしまう。

なにげに男のほうに顔をむけた瞬間。

目があってしまった。

何秒にも満たない時間なのに

男にすべてを見透かされてしまった感覚をもった。

身体の芯が、響きあい自分の心臓の音が聞こえてくるようだった。


我に返り、担任の話に耳を戻した。


「ご父兄の出し物の件ですが・・」


いつのまにか、話題が変わってしまっているようだ。


「ご父兄の皆様で、出し物のアイディアがございましたら、

ご意見を伺いたいのですが・・」


となり同士で、顔を見合すだけで皆、口をつぐんでいる。


「父兄も忙しい中、込み入ったもんは、難しいでしょ。

罰ゲームのある、クイズっていうのはどうでしょう」


少し年齢のいった男の父兄が言った。


皆、面倒がなさそうなアイディアに、賛成の色を示した。



「子供らには、本物を見せんとアカンのと違いますか?」



と黒ぶちの眼鏡の男が言った。



「本物? 青山さん、何かアイディアでもあるのでしょうか」



驚いたように、担任が聞き返した。



「子供ちゅうもんは、大人の背中を見て育つもんです。

親が、めんどくさがって見せたもんが、おもろいと思いますか?

真剣に創ったものを子供らに見せるのは親の義務やとおもうんです」


「な・なるほど・・ごもっともです。

青山さんに良いアイディアがあれば、お聞かせいただけますか?」


「そうやな。創作演舞ちゅうのはどないです?」


「創作演舞?」


「そうです。私らが考えた演舞を子供らに見せる。

もちろん、私が仕切らせていただきます

演舞・・ええもんですよ」


「ね? 本橋のお母さん?」


自分の名とは気がつかず、

父兄の視線で、ようやく江都子にわかった。


「本橋さんは、バレエをやってらっしゃる。

良いものができると思うのですが」


半ば、強引に出し物に参加させられる羽目になってしまった。



後日。


土曜の閑散とした、会議室で出し物の打ち合わせがはじまる。

背の高い、黒ぶち眼鏡の男は青山あやかちゃんの父親だとわかった。

音楽家で舞台演出家らしい。


大学ノートにびっしりと書かれた脚本が、会議テーブルに置かれた。

ところどころに付箋が貼られ、赤字で演出のポイントが入ってる。

出し物のスタッフは5名。


舞台に精通しているのが、

青山と江都子であることから、自然にふたりが中心となっている。


脚本を開き、並んで椅子に座りながら話し合う。

江都子は、不思議な感覚にとらわれていた。

実家に帰ったような、居心地のよさと

心臓の鼓動が、いつもより多く打たれる高揚感。


「なんだろう? この感覚・・」


戸惑いながらも、この感覚を楽しんでいる自分がいた。


出し物のタイトルは「蜜柑の木と蝶」。

蜜柑の木で育った蝶の幼虫が、

さなぎとなり、羽化して羽ばたいていくという

シンプルなストーリーだった。


「それじゃ、演舞の振り付けをはじめましょか」


蜜柑の木は青山が、蝶は江都子が演じる。


右手を天に、左手を横にのばす。

右足を軸に、左足を柔らかく広げる様は

蜜柑の木を演出させる。


江都子は、幼虫の時期にはコミカルに、

さなぎの時期は、動きを抑え静かに舞う。

やがて、羽化を始める。


蜜柑の木を演じる青山の手をにぎりながら

羽化の様子を身体で表現していく。


子供たちに見せるものとは思えないほどの

熱の入った稽古となっていた。


江都子は、不思議と充実感を感じている。

充実感とは別のものを感じるときがある。


羽化のシーンで、手を握る際

青山が、誰にも見えないように江都子の手のひらに

指を沿わせながら動かす時がある。


たったそれだけの動きが、江都子の身体の芯を熱くさせていた。


「その調子。いい感じです」


稽古の際のその一言が、なぜか江都子の芯に響いた。


帰宅し、シャワーで汗を流すため衣服を脱いだ時、

下着の一部が、湿っているのに気がついた。


「・・・・・・」


熱いシャワーが、母ではなく女の姿を彩っていた。



開演日。


小学校の体育館には似つかわしくない、

暗闇とスポットライトの舞台。


繰り広げられる生命の神秘の演舞。


子供たちだけではなく、父兄や先生達までも魅せられ息をのんでいる。


だが、舞台の上のふたりは違っていた。

まるで、恋人が愛し合うような感覚で演じていた。


身体を支え、江都子を支える手は

まるで、体位を代える男の手。


青山の呼吸の音は、女を愛撫するかのよう。

江都子は演じながら、青山と一体感を感じはじめていた。


羽化のシーン。


蜜柑の木の青山に支えられ、

身体をそらせていく。

さなぎの皮を脱ぎ、折りたたまれた羽根が大きく開いていく。

神秘的な生命の形。


江都子は、昇天していた。

愛を交わしてイッた時と似た感覚。


客席には感じとれないが、

江都子の身体は、小刻みに痙攣していた。


「おかえり・・・」


江都子にしか聞き取れない言葉を、青山が言った。

場にふさわしくない言葉。

だが、江都子には意味がわかっていた。


ブルーのライトが舞台全体に照らされ、

活き活きと飛び回る蝶になった江都子が

笑顔で輝いていた。


終演。


体育館は、割れんばかりの拍手の渦。


「これ、お金とれまっせ」

「ホンマ、こんなとこでもったいないわ」


と父兄が話す。


「ちょうちょ、キレイやったなー」

「うん、めっちゃキレイ」


子供たちが感動の笑顔で輝いている。


楽屋がわりにしている、更衣室に青山と江都子がいた。


「本橋さん、お疲れ様でした」

「青山さんも。こんな充実感はひさしぶりです」


青山が、手をさし出した。

握手だと感じた江都子が手をさし返す。


だが、青山はその手をつかみ、

こよりを小指にゆわえた。


少し、きつくゆわえられた赤いこより。


「私は、縛られたんだ」


と思った瞬間だった。


第六章 -月子誕生-につづく



<予告>


意外な場所で、出会った青山と月子。

苦しんでやっと、抜け出せたとおもったSMの世界が

また、江都子に火をつけはじめた。


次回は江都子から月子へうまれかわります。


連載時の公開済みのものはコチラ↓

<前夜> はじめての方はこちらからどうぞ 

<一夜目 あらすじ>
<二夜目 あらすじ>

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大阪のおばちゃんの

チャリンコ運転は危険だ。

前に人がいようと、車が走っていようと

おかまいなしに直進する。

ブレーキをかけない。


うちのオカンもそのひとり。


オカンは狭い商店街をチャリンコに乗って滑走する。

しかも、最速で走るのだ。


「どいてや。怪我してもしらんでー」


オカン何様だ。

何をそんなに急いで走っているのか。


今日は、雨。

チャリンコに設置しているストッパーに、傘を固定させて出かけた。

あいかわらず、猛スピード。


しばらくして、帰ってきた。

ひざや顔がすりむいている。血も流れている。

どこかで、ひっくりこけたらしい。


「オカン!どないしてん?」


「ああ、これか? 戦士の負傷ちゅうやつや」


大事そうにかかえているのが

23円のもやし、二袋。


大阪のオカンは、もやしのためなら血を流す。

チャリンコ戦士なのだ。



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飼い犬というのは、

自分の主人に従順だ。

犬の中で順列をつけるそうだ。

ウチの飼い犬のジョンは、優秀だ。

そして、主人には忠実。


なぜか、うちのオトンには従わない。

順列を自分より下だと思っているのだろうか。


家族の絆のために、オトンが子犬の頃にあずかってきたジョン。

悲惨すぎる。

犬といえども、オカンのパワーが理解できるのかもしれない。

オカンの尻に敷かれているオトンを見て育ったからだ。


そんなオトンも、

努力を忘れない。

ジョンの餌やりや、散歩をかかせない。


だけど従わないジョン・・。


餌をあげる時間が遅くなったオトン。

申し訳ない気持ちでジョンにハグしようとしたとたん・・・


「ワンワン グルルル」


ガブッ。


「いたたた。ちゃうって」


尻をこっぴどく噛まれていた。


がんばれ!オトン。明日があるさ。




<あとがき>

うっとおしい、梅雨。

気分も同じような気分になります。


こういう時こそ、笑顔でいたいものです。


少しでも笑っていただけたら、

本望です。


世の中のオトンも、がんばりましょう。


次回をお楽しみに。

ここに出てくる家族はもちろん、フィクションです。w




$ソウルメイト


「かさ」


雨の中。


傘はいらぬと歩き出す者。


いそいそとあわてて傘をさす者。


そっと傘をさしだす者。


みな同じ道、雨が降る。



$ソウルメイト


「雨宿り」


かごの鳥。


野に出てえさのありがたみを知る。


しんしんと降る雨。


雨宿り無き野。




$ソウルメイト


「梅雨空」


いつも笑顔のキミ。

心の中は、梅雨空ですか?



$ソウルメイト


「泣くのです」


今日の夜の楽しみは、


晩酌やパソコンではありません。


自分のために泣くことです。


本気で泣いてくれるのは、自分でしかないのだから。


痛みや苦しみ、悲しみは、自分でしかわかりません。


涙枯れるまで泣き濡れて


笑顔の自分に戻るのです。



$ソウルメイト


「雨」


「雨」って漢字は、


ホンマに雨っぽいな。


よー見てみ。


泣いてるような顔しとる。





<あとがき>

梅雨の季節です。

今回は、雨をテーマに考えてみました。

雨空は、気持ちを重くさせたり、すっきりしないものです。

今回の詩集は、あえてネガティブなものとしてみました。

前向きで強気でポジティブで、

結果を恐れず進んで行くことは良いことです。


大地に雨が必要なように、

人の心は落ち込んだり、ネガティブにもなります。


心の雨。


それも悪いことではない気がします。

周りの人に偽った姿をみせていても

自分には、ウソをつけない。

とても、シビアです。

現実や自分の足りないこと、満たされないこと、

直視して問いかける時間だとおもいます。


光が強ければ、陰も濃くなる。

そうやってバランスをとっていく、

そんな気がします。



次回をお楽しみに。


過去作品
変な詩 いち
変な詩 に
変な詩 さん
変な詩 よん
変な詩 ご
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美しく舞う蝶。

その姿は、生まれてすぐになったものではない。

卵からかえり、

幼虫で自然のめぐみを蓄え、

さなぎとなり熟成させる。


長い長い時を経て、美しい姿に脱皮する。


人生では、幼虫やさなぎのまま終えることもある。

しかし、心も身体も十分に熟成させ脱皮してこそ

生きている意味がある。


あきらめずに、勇気をもって脱皮して舞え。



<コメント>

久しぶりに絵筆をとってみました。

いかがでしたか?


モルフォ蝶という宝石に劣らない大変美しい蝶がいます。

数百、数千のモルフォ蝶がいっせいに舞うと

煌びやかな布が空に延びて見えるそうです。


地味で小さな蝶や、あたりまえに飛んでいる身近な蝶も

しっかり見つめていれば、とても美しい。


様々な蝶であっても、自信をもって舞う。

そんな人生でありたいものです。

次回作をおたのしみに。

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うちのオカンがスマホデビューした。

携帯の電話登録や、メールも打てなかったのに、どうしたことだ。


しかし、今日のオカンには驚いた。

派手なファッションで、髪型も今風。


「オカン、その格好どないしたん? 韓流スターのおっかけか?」

「アホいえ、うちがそんなミーハーなことするかいな」

「えっ? 違うんかいな」

「そや、ウチはポン流や」

「ポン流?」


興味深いので、こっそりあとをつけてみた。

いつもの商店街を歩いている。


最近できたヘアサロンに入っていくではないか。


中を覗いてみると、

若い美容師に、メモをせまってる様子。


しぶしぶメモに何かを書かされているようだ。


店の名前は、「ヘアサロン ポンテ」。


「あぁ、ポンテのポンでポン流か・・」


家に帰ってきて、スマホに美容師から聞き出したメモの、

メルアドを登録させられた。


オカン、メルアドはいいけど、メール打てるのか?



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うちのオトンのささやかな楽しみは、

家に帰ってきてからの晩酌。


世の中、景気の良い頃はウイスキーやブランデーだった。


やがて、ビールに変わり、

現在では発泡酒。


いつものように、冷蔵庫から発泡酒を取り出す。

銘柄は、聞いたこともない国の怪しげなパッケージの発泡酒。


「はぁ~また発泡酒かいな。まあええ、呑めるだけ幸せや」


よいしょと椅子に座って、コップに注ごうととしたら、

オカンが、やかんをもって歩みよった。


「あんた、ストレートは贅沢や。お湯割りにしなさい」

「・・・・・」


言い返すこともできないオトン。

お湯で薄めた発泡酒をちびちび呑んでいた。


がんばれ!オトン。明日があるさ。



<あとがき>

おまたせしました。三話目をアップしてみました。

いかがでしたか?

大阪のオカンは最強かもしれません。

強引にグイグイ思うがまま。

誰も止めることはできません。^^;


一方、オトンは忍耐の中にいます。

家の中の居場所を探して、うろうろ。

男はつらいよ。立ち上がれ男達!


次回をお楽しみに。

ここに出てくる家族はもちろん、フィクションです。w



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帰りの電車のとなりの車両で、

うちのオカンを偶然みかけた。

なぜか髪をアップにして、大きめのサングラスをかけている。

その格好のわりには、スーパーの袋をぶら下げて

いったい、何をしたいのだろう?

声をかけずに、観察してみた。


駅で電車が停まる。

数人の体格のいい外人さんが乗り込んできた。

タトゥの入れてる者やスキンヘッドで目つきの鋭い者もいる。


オカンのまわりを囲みだして、

何やら話しかけている。


オカン大丈夫だろうか? とだんだん心配になってきた。

しかし、当の本人は


「いえーす、いえーす」


とうなづきながら、合図ちを打っている。

肝のすわった態度で平然としているのだ。


外人さんたちは、ますますエキサイトしてオカンにしゃべりかけだす。

あぁ、オカンもうアカン、と思った瞬間。


巾着から飴を取り出して、外人さんにくばりながら言った。


「にーちゃんたち、顔色悪いで。真っ黒や。飴ちゃん食べや」


オカン、それって・・。


不思議と場がなごんでいた。



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うちのオカンは、人使いが荒い。

オトンの日課は、会社に出かけるときにゴミを捨てる当番。

いつものように、玄関にカバンを置いて

両手にゴミ袋をぶらさげて、ゴミ収集所へむかう。


収集所の前に立つと、今日はゴミの日ではないのがわかった。


「しもた。今日はゴミの日とちゃうわ」


ため息をひとつついて、おずおずと家に戻った。

しかし、間の悪いことにオカンはパートの早出で出かけて鍵が閉まっている。

鍵や財布、携帯は玄関のカバンの中。

完全に閉め出されてしまった。


「ど・どないしよ・・・」


ゴミ袋を両手にぶらさげ、うろうろ。

会社は完全に遅刻。

連絡さえもできない。


結局、近所の公園でオカンが帰宅するまで過ごしたという。


がんばれ!オトン。 明日があるさ。



<あとがき>

好評につき、二話目をアップしてみました。

いかがでしたか?

豪傑なオカンと貧弱なオトンの組み合わせ、関西ではよくみかけます。

次回をお楽しみに。

ここに出てくる家族はもちろん、フィクションです。w



    $ソウルメイト<うちのオカンとオトン 一話>
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私の職業は、商業デザイナー。

雑誌、ポスター、パンフレット、編集などの紙媒体から、

ホームページをはじめとするweb媒体まで幅広くデザインしています。

ほとんどの広告デザインは、

分業制で企画立案はデレクター、デザインはグラフィックデザイナー、

写真はフォトグラファー、イラストはイラストレーター、

文章はコピーライターと分かれています。


私の場合は、コピーと写真以外はすべてやっています。

依頼をうけたら、内容の打ち合わせをしたのち、

コピーをメールでいただいたら、デザインのレイアウトを組み、企画によってはイラストも描きます。


このシリーズでは、過去に描いたイラストを紹介しつつ、

うら話や業界の話を書いていこうかなとおもっています。

本当は、デザイン込みで紹介できたら良いのですが、

スポンサーの関係上、イラストのみとさせていただきます。


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今回のイラストを使用したのは、競艇ポスターの年間企画。

6~8社の広告代理店が、

年間で行われる競艇の記念レースのポスターやちらしをめぐってコンペ形式で行われます。

代理店各社が、製作会社に依頼してポスターイメージを作成し、

持ち寄って一番良いと選ばれた作品が権利を得られます。


この作品は、「季節感を出す」をテーマに

若い世代にアピールしたいという意向にそってアイデアを出しました。


宇宙人が、日本の競艇を楽しむというコンセプトで、

立体ソフトを使ったコミカルな展開を提案したものです。


残念ながら落選。

私は結構気にいっていたので、残念でした。

10年以上前の作品ながら、今見ても他の仕事でも使えるんじゃないかと思ったりします。


イラストと絵画やアートの違いは、

広告にあわせた演出にあわせて描いた絵がイラスト、

作者の意思で描いたのが絵画やアート作品です。


同じ絵でも、自分が描きたいものではない場合もありますので

いかに広告物を魅力的にみせれるかがポイント。


今後、様々なタッチのイラストをご紹介していきますが

器用にタッチを描き分けていくうちに、

私が本来描きたい絵がわからなくなっていました。


そんな中、ソウルメイトで描いた作品は

模索しながらも、描きたい作品。


読者の方からみれば、どんな絵も絵であるから

たいした意識ももたないとは思いますが、

作る側からすれば、大きく違うといえるでしょう。


次回もお楽しみに。
$ソウルメイト

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うちのオカンは

ご近所の「マダム ふぉんてーぬ」の

店じまい特価セールで買ったヒョウ柄ワンピースで

今日も買い物に出かけます。


ちなみに「マダム ふぉんてーぬ」は

年中店じまい特価セールをやっている。


店を閉めるつもりはないらしい。


激安スーパー「玉出」の名物1円セールで

1グラム1円の高級ロースハムを138円と

ワンパック98円のカフェオーレと

大阪菜っていう聞いたこともない野菜を買ってご満悦。


しかし、夕食でだされたのは

1個37円の冷えたコロッケ2個と

もやしとうす揚げのみそ汁だけだった。


「なぁ、オカン。カフェオーレとかハムは?」

「あーあれな。明日の昼になウチ、フランス人マダムになるねん」


わけがわからない・・・。




$ソウルメイト

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ウチのオトンは、影が薄い。

いつも存在感を出そうと必死だ。

そんなオトンは夕食時にポツリとダジャレをいう。

今日もなにげに言っていた。


父「アイス食う? あーいーすねー」

「あついと、ホットする」

「プッ、クス」


一同「・・・・・」


ボク「オカン、しょうゆとって」

母「そんなん、自分でとりなはれ」


父「今日は4点ってとこやな・・」


何点満点の4点なんだろう。

がんばれ!オトン。明日があるさ。




<あとがき>

なんとなく、始めてみました。

適当にお楽しみください。

ここに出てくる家族はもちろん、フィクションです。w

$ソウルメイト



「さすらいの太陽」

1971年に、あしたのジョーなどを手がけた虫プロが

初の歌謡界・少女アニメーション。


主人公が、生まれた病院でもうひとりの子とすりかえられ

下町の貧乏な家庭と、不自由のない金持ちの家庭にそれぞれ育っていく。

それぞれ運命を知らぬまま、

歌手をめざして、ライバルとして生きていく。

この作品は作品として、荒削りですが魅力的な作品です。


今回のおもひではららは、「さすらいの太陽」という作品ではなく

エンディングや劇中に使われている「心のうた」という曲が主題。


この名曲は、私にとってソウルソング。


何百回聴いたことだろう。


壁にぶちあたり、行き詰った時、

孤独でやりきれなくなった時、

いつも傍で励まし続けてくれた。


そして、

歌詞にこめられた想いが、

私にとって生き方や作品作りの軸となっている。


歌詞にある、うたの部分を私の想いや作品に置き換えて聴いている。


歌詞に負けていない、やさしくロマンチックなメロディーは、

私の好きな曲である「みあげてごらん夜の星を」のいずみたく先生。

曲調が似ていることから、意識して作られたのかもしれない。


あなたの好きな曲をひとつあげろと言われたら

迷わず応えるでしょう。「心のうた」と。




久しぶりに絵筆をとって

描いてみたものの、いまひとつの出来です。


絵はつけたしなので、歌詞を読んでみてください。


歌われている堀江美都子さんは、


私の歌姫のひとり。


大フアンです。


この人を語る時、アニメーションとセットとなりがちですが


私は、いち歌手として思っております。


歌のおねえさんっと言ったところでしょうか。


いろんな所でアニメ、アニメといわれますが


私はこの言い方は、当時の作品にはあてはまらない、


テレビまんががしっくりときます。


著作権うんぬんで、問題あるといけないので


全面公開は期間限定とさせていただきます。


アメンバー限定に変更いたします。



「心のうた」 堀江美都子