

私の職業は、商業デザイナー。
雑誌、ポスター、パンフレット、編集などの紙媒体から、
ホームページをはじめとするweb媒体まで幅広くデザインしています。
ほとんどの広告デザインは、
分業制で企画立案はデレクター、デザインはグラフィックデザイナー、
写真はフォトグラファー、イラストはイラストレーター、
文章はコピーライターと分かれています。
私の場合は、コピーと写真以外はすべてやっています。
依頼をうけたら、内容の打ち合わせをしたのち、
コピーをメールでいただいたら、デザインのレイアウトを組み、企画によってはイラストも描きます。
このシリーズでは、過去に描いたイラストを紹介しつつ、
うら話や業界の話を書いていこうかなとおもっています。
本当は、デザイン込みで紹介できたら良いのですが、
スポンサーの関係上、イラストのみとさせていただきます。
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今回のイラストを使用したのは、競艇ポスターの年間企画。
6~8社の広告代理店が、
年間で行われる競艇の記念レースのポスターやちらしをめぐってコンペ形式で行われます。
代理店各社が、製作会社に依頼してポスターイメージを作成し、
持ち寄って一番良いと選ばれた作品が権利を得られます。
この作品は、「季節感を出す」をテーマに
若い世代にアピールしたいという意向にそってアイデアを出しました。
宇宙人が、日本の競艇を楽しむというコンセプトで、
立体ソフトを使ったコミカルな展開を提案したものです。
残念ながら落選。
私は結構気にいっていたので、残念でした。
10年以上前の作品ながら、今見ても他の仕事でも使えるんじゃないかと思ったりします。
イラストと絵画やアートの違いは、
広告にあわせた演出にあわせて描いた絵がイラスト、
作者の意思で描いたのが絵画やアート作品です。
同じ絵でも、自分が描きたいものではない場合もありますので
いかに広告物を魅力的にみせれるかがポイント。
今後、様々なタッチのイラストをご紹介していきますが
器用にタッチを描き分けていくうちに、
私が本来描きたい絵がわからなくなっていました。
そんな中、ソウルメイトで描いた作品は
模索しながらも、描きたい作品。
読者の方からみれば、どんな絵も絵であるから
たいした意識ももたないとは思いますが、
作る側からすれば、大きく違うといえるでしょう。
次回もお楽しみに。