仕事に追われて、まとまった休みなどとらなかった今年の夏、

 

それでも、毎日がどこか夏休み気分で、

 

普段よりスローダウンして進めている仕事の合間に

 

夏の季節感を十分楽しんでいたのだ。

 

そうして、いつの間にか夏も終わりに近づいている。

 

 

 

 

 

 

二階の仕事部屋の水平にした木製のブラインドの間から

 

向こうの栗林全体が風に大きく揺れているのが見える。

 

猛暑のエネルギーをたっぷり吸収したたわわな実も

 

風に翻弄されている。

 

薄い雲が張った淡い水色の空は、盛夏の頃の力強さを失ってしまったようで、

 

夏が過ぎゆくというだけで、

 

なぜだか少しせつない気分になる晩夏。

 

 

 

 

 

 

山下達郎の「さよなら夏の日」をBGMにかけてみようか、

 

学生の頃大好きだった作家、レイ・ブラッドベリの

 

「さよなら僕の夏」を読み直してみようか。

 

いくつになっても大人になりきれない心のどこかの部分が

 

去りゆく夏の景色に感応している。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東京地方の梅雨は異例の早さで明け、

 

梅雨時の陰鬱でじめじめとした不快な天気から

 

突き抜けたような夏空。

 

 

 

 

 

 

空の青さに映えるまぶしいほどの白い雲、

 

吹き渡る風が草木を騒がせ、

 

光と影のコントラストがくっきりした鮮やかな夏の風景は

 

子供時代の夏休みのわくわく感を呼び起こす。

 

 

 

 

 

 

日本人なら誰の心の中にもある夏の原風景、

 

そんなノスタルジーに浸るなら、どこに車を飛ばそう。

 

緑の中で生きかえるような涼しさを享受するのに

 

東京を拠点にいくつかの避暑地はあるが、

 

普段はあまり行かない奥日光に向かった。

 

 

 

 

 

 

東京から2、3時間のドライブ。

 

青々とした美しい男体山が出迎えてくれるこの時期の奥日光は、

 

期待にたがわず、私を郷愁の夏へといざなってくれた。

 

 

 

 

 

 

最初に立ち寄ったのは竜頭の滝。

 

せせらぎを耳と目で楽しみながら歩けば

 

沢と森林を走る風が涼やかに通り抜けていく。

 

見上げれば、白い入道雲がもくもくと立ち上がっていた。

 

 

 

 

 

 

 

滝つぼが正面に眺められる茶屋で一息つき、

 

さらに奥にある湯ノ湖まで、車でほんのひと走り。

 

有名な中禅寺湖よりずっと小さな湯ノ湖だが

 

訪れる人が少なくいのが、かえって落ち着けるのだ。

 

ボートの上から釣り人がのんびりと釣り糸を垂れている。

 

そんなの湖の静けさを感じながら、水際の草の上に寝転んで

 

ただ、移りゆく雲を眺めているだけの時間。

 

 

 

 

 

 

大人になったらなおのこと、

 

こんな時間が一番贅沢なのかもしれない。照れ

 

 

 

 

 

 

ドライブ中のBGMは、例えば、井上陽水の「少年時代」

 

「♪私の心は、夏模様♫」ドキドキ

 

(6月29日)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

青葉がさわさわと音を立てて

 

風が流れ続ける。

 

5月から6月にかけて梅雨入り前までの乾燥した日々は、

 

1年でもっとも清々しい季節。

 

今年は天候不順で、いつもよりそんな日が少なかったように思うが、

 

たとえば空気の澄んだ昨日はそんな気持ちのよい1日だった。

 

 

 

 

 

 

それにしても、屋内から外に出て、

 

予期せずふいにそんな風につかまるときの、

 

あの心地よさときたら……。

 

 

 

 

 

 

夜もまた、水銀灯の下で濡れたように光る葉っぱが

 

風にあおられるさまを目にしながらの散歩も

 

なんとも気分がよいものである。

 

 

 

 

 

 

夜風をスケッチした、去年のブログ。

 

「夜風の音に耳を傾けて」

 

 

自然や季節の変化をとても愛おしく思うが、

 

さりとて、

 

美しい自然あふれる土地でも、永住しろと言われたら、

 

あまり気はすすまない。

 

そういった場所に旅行で訪れるのは大いにうれしく思うが、

 

それはそういった非日常の喜びのためにとっておきたい気がする。

 

普段は都市の中で生活するからこそ、

 

たまにどっぷりと自然に浸る環境が心底の安らぎにつながり、

 

いっそうありがたく思えるのだ。

 

 

 

 

 

 

それに、東京という都市に自然がまったくないわけではない。

 

季節の変化が感じられないわけではない。

 

むしろ限られたものだからこそ、

 

ことさらに強く、身にしみて感じるということがある。

 

むしろ、私は都市で発見する自然や季節の変化に

 

格別の喜びを感じるタイプだ。

 

 

 

 

 

 

そしてまた、

 

モダンな人工建造物とグリーンの組み合わせというのも

 

実は美しいのである。

 

そういう意味では、東京は至るところに緑が配置され

 

あるいは昔からの緑の場所もよく保存され

 

本当にすばらしいデザインの都市と言えるだろう。

 

 

 

 

 

 

I LOVE TOKYOドキドキ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新緑の中を風が踊る5月

 

そんななかを私も走り抜けていると、

 

風に乗って沈丁花の甘い香りが漂ってくる。

 

たくさんの人が東京から脱出し、

 

いつもより静けさを感じる

 

そんな自宅周辺で過ごすゴールデンウィークも決して悪くない。

      ↓↓↓

 

ゴールデンウィーク 自宅で至福の時

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本ではなんといっても、

 

春の主役ともいうべき桜が一斉に開花して

 

春本番である。

 

咲いてみて、改めてここにも桜の木があったかと気づく所もあり、

 

どこもかしこも、桜色一色に染まる圧倒的なシーズンである。

 

もちろん桜自体の美しさは言うまでもないが、

 

この時期は、

 

夕暮れ時の空の色までがふんわり桜色に染まっているのを

 

目にすることがある。

 

さらには高層ビルのような人工建造物までも

 

桜色に輝いたりする。

 

たとえば青山一丁目の交差点から六本木方面に歩いているとき、

 

日中は涼やかな銀色に輝いているヒルズが、

 

夕刻、やわらかな桜色の光を放っていたのを目にした。

 

なぜちょうどこの季節にそんな色になるのかは謎だが、

 

おそらく、もやがかった春特有の大気と光線の加減がなせる

 

自然の粋なはからいとでも言おうか。ウインク

 

 

 

 

 

 

残念ながら桜はあっという間に散ってしまうが、

 

しかし、桜色が消えるのと入れ替わりに

 

新たな春の色が急速に世界に広がってゆく。

 

若葉である。

 

この萌えだしたばかりの葉の色のまぶしさときたら。ラブ

 

淡い桜の色とは違い、

 

この輝く黄緑色は力強い。

 

どこにでもある公園などの緑地の中で、

 

ベンチなどにすわって、ただ森林浴ならぬ新緑浴をしているだけで

 

心や体がどんどん元気になりそうだ。

 

 

 

 

 

 

冬枯れの季節や小さな春を噛みしめる早春も

 

愛おしいと思っていたけれど、

 

やはりこうして刺激的な春の色に包まれると

 

この陽春への喜びも止むところがない。照れラブラブ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

仕事から解放されて、

 

心がほどける土曜日、

 

陽気にさそわれて、

 

ふと潮風に吹かれてみたくなる。

 

できれば週末の混雑を避けて、

 

のどかな小さな漁港近くの、

 

潮の香りのする気持ちのよいテラスで

 

海を眺めながら、新鮮な魚料理を楽しみたい。

 

 

 

 

 

 

横須賀市にある佐島は、

 

そんな身勝手な願いを叶えてくれる穴場スポット。

 

漁港近くに、魚介料理を食べさせてくれるお店がある。

 

その名もずばり「海辺」。

 

開放的なテラス席で、海を眺めながら鮮魚料理がいただける。

 

(海辺は閉店しました)

 

 

 

 

たっぷりの陽射しのもと、

 

海風に吹かれて新鮮なお料理が食べられるのだから、

 

気分のよいこと、この上ない。ラブ

 

2月後半のこの日、外の席では少し寒いのではないかと思っていたが、

 

風もなく穏やかな日和、春先の三浦半島は

 

コートを脱いでいても十分に暖かかった。

 

 

 

 

 

 

空気が澄み渡っている冬などは、

 

海の向こうに富士山が望めるようだが、

 

うっすらとしたもやでその姿が隠れてしまっていたようだ。

 

しかしその春らしいやわらかい空の色にもかえって癒される。

 

 

 

 

 

 

ランチは定食メニューのみ。

 

10種類以上ある中からメニューを選ぶのに迷う時間も楽しい。

 

私は、ウニ、イクラののった特選海鮮丼、

 

夫は、5種類のお刺身と天ぷら、煮魚までついた海辺定食。

 

ボリュームもたっぷりで大満足のランチでした。

 

 

 

(下の写真はサイトより)

 

 

 

 

 

ランチのあとも、潮風の中の散策は気持ちがいい。

 

驚いたのは佐島の海の水の美しさ。

 

海の端に自然公園があり、

 

静かに打ち寄せる透明な波を見ていると

 

心が洗われていくよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

外観がまるで豪華客船のような佐島マリーナもすぐ近く。

 

 

 

 

 

 

新鮮な魚介が並ぶ鮮魚店を覗いてみるのも楽しい。

 

 

 

 

 

 

そして、最後にコーヒーブレークに立ち寄った

 

MARINE&FARMも

 

佐島ではとびきり素敵なカフェ&レストラン。

 

今回はカフェタイムのみの利用だったが、

 

朝食からランチ、ディナーまで

 

魚介、お肉、お野菜すべて地元の食材にこだわった

 

お料理を提供しているよう。

 

次回はぜひローカル食材で作られた料理を堪能してみたい。

 

ここのテラス席の気分も最高ビックリマーク

 

 

 

(こちらも閉店しました)

 

 

 

 

 

早春の佐島の海にやさしく包み込まれたような、

 

週末の小さな旅でした。照れ

 

(2月24日)

 

 

(咲き始めた河津桜。2月18日撮影)

 

 

 

 

以前は、冬から早春にかけての色味の少ない季節を

 

すこしつまらないと思っていた。

 

けれども、今は、冬から春への変わり目、

 

微かな春のきざしを少しずつ発見しながら過ごす季節も

 

愛おしいと思うようになった。

 

 

 

 

 

そんな早春に先立つ季節も春のうちに含めてしまうと、

 

私の中では純然たる冬は意外と短い。

 

紅葉した葉があらかた落ちて、

 

本当に空気が透明に保たれている

 

12月と1月ぐらいである。

 

 

 

 

 

 

この時期は、視界が澄み渡っているので

 

晴れて、遮るものがなければ、

 

東京からでも富士山が望め、

 

夜は、冷えた大気の中で、光がひときわ輝いて見える。

 

だから様々なイルミネーションが楽しめるというわけだ。

 

 

 

 

 

 

そのキリッとした硬い空気に変化が見えてくるのは、

 

まさに立春を過ぎたぐらいからだ。

 

わかりやすいのは、空の色である。

 

晴れた日であっても、冬の透き通った青空と比べ

 

白っぽいやわらかい色に変わる。

 

そしてふんわりとした空に溶け込みそうな雲も多くなる。

 

 

 

 

 

お天気自体も雲が多くなってきて、

 

分厚い雲の隙間から陽がさしたり、青空が覗いたり、

 

不安定な春先特有の空模様となる。

 

地上に目を移しても、

 

埃っぽいような、もやってるような感じがしたり。

 

気温も少しずつ緩んできて、

 

そんな季節の変化を敏感に感じとっていつの間にか、

 

木の花の蕾はふくらみ、

 

いちはやく感応のよい、ロウバイや白梅が開化する。

 

 

 

 

そしてそれにつられるように、

 

河津桜や紅梅なども次々と開化して、早春に彩りを添えていく。

 

ここまでくれば春本番を待つばかり。おねがい

 

 

 

 

 

 

こういった昼間の目に見える変化はわかりやすいが、

 

夜、暗い室内にそこはかとなく立ち込める

 

春の気配を感じるときが、またたまらないのである。

 

闇の色がいっそう濃く感じられ、少し重たくも思える。

 

そんな春の気に満ちた暗闇の中で沈み込むように眠りに落ちるのが

 

またなんとも心地がよいのである。照れ

 

 

 

 

 

 

 

人はなぜそんなにも塔に惹かれるのか。

 

おそらくそこに非日常を感じとっているからだろう。

 

太古より、あたりを俯瞰して見られる鳥のような視野は

 

ずっと人間の憧れだったに違いないのだ。

 

 

 

 

 

 

都市にいてうれしいのは、

 

いろいろなタワーが見られること。

 

昼間だけでなく夜のタワーも

 

また別の表情を見せてくれるから飽きることがない。

 

東京の塔の代表格といえば、言わずと知れた

 

東京タワー、スカイツリー。

 

私は特に夜の顔では、特別バージョンの東京タワーのライトアップが

 

とってもポップで好きだが、

 

どちらも、遠く離れた場所でさえ思いがけなく目にすると、

 

ちょっとした感激があるものだ。

 

 

 

 

 

 

青山一丁目からの、あえて地下鉄の駅を使わない

 

歩きたいがための帰宅のウォーキングコース、

 

イチョウ並木を通りその端まできて、

 

絵画館の前を左に折れる千駄ヶ谷駅までの道を

 

いつも通っているわけだが、

 

国立競技場建設地に至る場所で、

 

ふと右横を見て、遠くにスカイツリーの姿を認めたときは

 

平地でこんな場所から、墨田の地に立つあの塔が見られるとは

 

本当にびっくりした。爆  笑

 

そのちっちゃな、ミニチュアのような姿がかえって愛しいくらいである。

 

 

 

 

 

 

さて、その同じウォーキングコースで、

 

1年ほど前から突如夜に存在感を表し、

 

圧倒的に私を惹きつけている塔がある。

 

それは、NTTのドコモタワーである。

 

 

 

 

 

 

点々とした光の集まりのようなライトアップと違い、

 

エンパイア・ステートのビルの形に似た

 

タワーの上の部分全体の広い面積が光るのだから、華やかである。

 

しかも、クリスマスなどのイベントごとや

 

季節によって色やデザインが変わるようで

 

今日はどんな様子だろうかと、見るたびにワクワク感を与えてくれる。

 

 

 

 

 

 

何度か遭遇したことがあるのだが、

 

ライトアップの試験をしているような時があって、

 

見ている間に、次々とライトが変わったりするのもおもしろかった。

 

それで一度目にしたのは、

 

クリスマスバージョンの練習なのか、

 

全体が鮮やかな緑色に、赤やピンクや紫などの線のライトが

 

あちこち移動して点灯したもの。

 

写真を撮ろうと思う間に消えてしまって、

 

私の心にはかえって鮮やかに焼き付いている。

 

 

 

 

 

 

このような存在感あるタワーも、

 

周辺の風景との組み合わせによって

 

その雰囲気が損なわれたりもする。

 

一度大久保駅近くの小滝橋通りで、

 

新宿のネオンの中に埋没して立っているようなドコモタワーを見た。

 

そこからだと、外苑からは見えない正面の時計盤は見えたものの、

 

同じタワーと思えないほど、

 

すっかり魅力が消されている感じがした。

 

 

 

 

 

 

私はやはり外苑の杜の背景に見える、ドコモタワーが好きドキドキ

 

 

 

 

 

 

夏の夜も

 

 

 

秋の夜も

 

 

 

 

 

 

 

クリスマス

 

 

 

数え切れないほど様々な色のバージョンがあるようだ。

 

 

 

新宿御苑付近で見ても美しい

 

 

 

 

 

 

I LOVE TOWERSドキドキ

 

1月31日の夜は東京でも、265年に一度らしい

 

激レアな天体ショーが堪能できた。ラブラブラブ

 

 

 

 

 

 

この日に限らず、

 

私はいつも晴れた夜には無意識に月を探している。

 

ビルのすぐ近くに出る月は、都市ならではの趣がある。

 

高いところにある部屋から眺めて、

 

ビルにくっつきそうな三日月や、

 

ビルとビルの間に見える半月や満月など、おもしろく思う。

 

一方、竹や松の木などの上に昇る月を眺めていると

 

古代の風流人の気持ちになれるような気がする。

 

 

 

 

 

 

さて、今回の珍しい月にかぎっては、

 

やはり写真で撮るのが一番ですね〜。おねがい

 

 

 

うさぎの耳がくっきり見えます。

 

漆黒の空に浮かぶ赤黒い満月、二度と見られないミステリアスな光景でした。照れ

 

 

 

 

 

(1月31日)