夏の終わりに砂の城を作った型で、ホーンテッドハウス(幽霊屋敷)を作りました。
ノルディックウェアからはほかに同じサイズ・同じスクエア形でホーンテッドハウス型として販売されているものもあるのですが、外国ではこのお城の型でホーンテッドハウスを焼いている写真も結構見かけるので作ってみたかったんですよね。
ココア生地で焼き、蜘蛛の糸に見立てたマシュマロを飾り、扉の前にドクロチョコや骨メレンゲを転がして、おばけメレンゲやピックで飾りつけました。
マシュマロはレンジにかけて柔らかくしたものをフォークなどで混ぜて伸ばすのですが、冷めるのが早くてうまくかけられず…
でもかけないよりは、ちょっと雰囲気が出たかもしれません。
砂の城ケーキの時はマグリットの人魚フィギュアと並べて撮影しましたが、今回は同じマグリットの「赤いモデル」のフィギュアと共に1枚。
ハロウィンとは関係ない絵ですが、ちょっと不気味なところは雰囲気が合うのでこの時期キッチンに飾ってます。
配合や生地の量、生地の作り方はこちらと全く同じですが、今回は写真を追加し、このお城の型でうまく焼くためのポイントも載せています。
骨とおばけはこちらと同じものです。
ところでケーキの周りに砂利に見立てて敷き詰めたのは、コーヒー豆。(これは余談なのでこのあとどうしたのかは一番最後に載せています)
外国ではココアのクッキーやケーキを崩して飾られたりしています。
ケーキはしっとりと軽い口溶けで、生クリームと甘酸っぱいベリーソースを添えて食べましたが、ベリーソース以外にスパイスをふるのもおすすめです。
【材料】
ノルディックウェアの10カップのバントパン 1台分
卵 M〜Lサイズ5個(270~330g)
グラニュー糖 275g
薄力粉 200g
ココアパウダー 50g
ベーキングパウダー 5g
無塩バター 120g
米油 120g
【準備】
○オーブンは170度に予熱し始める
○型にまんべんなく離型油のスプレーをふきつけるか、または柔らかく練ったバターを塗って冷やしたあと、強力粉を叩いておく(今回の型は後者がおすすめです)
○無塩バターと米油を合わせ、湯煎であたためバターを溶かしておく
○薄力粉・ココアパウダー・ベーキングパウダーを合わせてふるい、再度ふるう準備をしておく
【作り方】
①卵と砂糖をボウルに入れ、湯煎で温め35度くらいの温度を保ちながらハンドミキサーでもったりとするまで泡立てる
★今回はスタンドミキサーを使いました。
スタンドミキサーを使う場合は別のボウルの中で混ぜながら湯煎し、40度くらいまで温まったら付属のボウルに移して混ぜます。
②持ち上げるとリボン状に生地が表面に落ちるようになれば低速で数十秒~1分ほど混ぜ合わせて大きな気泡を抜く
③粉類をふるいながら加え、ゴムベラでボウルの底面をこすりながらすくいあげて返すように混ぜ合わせる
④粉気が見えなくなってきたら、溶かした油脂類をゴムベラの面で受けるように加え、更に底からすくって返すようにむらなく混ぜ合わせる
★油脂類は温かい状態で加えると混ざりやすくなります。
⑤型に生地を流し、型底を軽く台に打ち付けて大きな気泡抜き、35〜40分ほど焼く
★この型で焼く場合、10〜15分経ったあたりで一度様子を見て、玄関の石畳部分
また途中型の縁よりも“多すぎたかな…”と感じるくらいに膨らみますが、終盤には落ち着き、冷ます間に更に落ち着きます。
⑥型ごと取り出して10分程おき、ケーキクーラーの上にそっと返して中身を取り出し、冷ます
★生地の毛羽立ちのようなものが気になる場合は、焼き立ての熱いうちに気になる部分にスポンジやパウンド用のシロップを適量塗ると落ち着きます。
(水2〜3:グラニュー糖1にキルシュ少量の割合)
よく冷めてから切り分け、粉糖をふったり、クリームやフルーツソース、ココアと相性の良いスパイスを添えてどうぞ。
【飾ったコーヒー豆について】
私はコーヒー屋さんをしているのですが、もともと単に商品にならなかった理由がある豆で、飲めますが味はいまいちなうえ、 真空保存こそしていましたが時間もちょっと経過していたものを飾りました。
普段そういう豆が出たら持ち帰って料理やクラフトに使っていて、写真のものはこの後煮出して手浴やスクラブなどにしました。
冬は煮出したコーヒーを湯船に入れたら発汗作用がすごいんです。(最近はお菓子ばかりですが、私の一番長く続いている趣味は化粧品作り)